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   2006年8月15日号
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夏の人事異動 2、3、8、9、10、11面
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空自イラク復興支援部隊、隊旗を返還
《朝霞》
2年半、5500隊員が任務果たす
小泉首相が登壇、額賀長官とともにイラク派遣隊員から栄誉礼を受ける(7月29日)
 陸自第10次イラク復興支援群(群長・山中敏弘1佐以下約500名=12旅団主力)と陸自イラク復興業務支援隊(隊長・小瀬幹雄1佐以下約100名)が7月25日までに全員無事に帰国した。これに伴い、同29日、陸自朝霞駐屯地で隊旗返還式を実施し、約2年半にわたり延べ5500名が派遣された陸自イラク人道復興支援活動が終了した。(写真左=額賀長官に山中第10次群長が隊旗を返還した)
 隊旗返還式は29日午前、自衛隊最高指揮官の小泉純一郎首相を迎え、防衛庁側から額賀福志郎長官、愛知治郎政務官、守屋武昌事務次官、先崎一統幕長、森勉陸幕長、澤山正一東方総監、長谷部洋一12旅団長、榊枝宗男警務隊長、また、麻生太郎外務大臣、アルジュマイリ・イラク大使や国会議員、協力団体、隊員家族、自衛隊関係者ら約950人が出席して陸自朝霞駐屯地で行われた。(写真下=留守家族席の横を派遣隊員が次々に入場行進)
 午前10時半すぎ、歴代イラク復興支援群・警務派遣隊・業務支援隊長との懇談を終えたばかりの小泉首相が式典会場の体育学校体育館に臨場、整列したイラク派遣約600隊員から額賀長官とともに栄誉礼を受けた。
 国旗に敬礼、国歌斉唱に続いて山中群長が壇上の額賀長官に「全ての任務を終了し帰国しました」と力強く帰国報告したあと、小泉首相がイラク派遣隊員の現地での活動実績を称えながら代表者の山中群長に内閣総理大臣特別賞状を授与した。
 引き続き行われたメインの隊旗返還式では、壇上の額賀長官に対して山中群長、小瀬業務支援隊長、鵜飼辰夫警務派遣隊長が順次色鮮やかな隊旗を返還するたびに、任務完了の安堵感を伴った大きな拍手が会場に響き渡った。
 真っ黒に日焼けし、イラクから帰国したばかりの精悍さ漂う派遣隊員を前に小泉首相が訓示に立ち「厳しい環境下で、困難な仕事を立派に果たし、無事帰国されたことに心から敬意を表します」と称えた。次いで、額賀長官は現地での労をねぎらいながら「イラクでの体験を今後とも国際協力活動に活かすよう」要望した。また、アルジュマイリ大使が「皆様方の任務は成功し、日本とイラクの間の友情と協力の基盤が構築されました」「皆様方の業績は全ての日本国民にとっての誇りです」とイラク国民と政府を代表して祝辞を述べたあと、小泉首相、額賀長官に感謝の意を表明しながら固く握手を交わした。

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