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   2006年4月15日号
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春の定期異動 2、3、8、9面
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1・2種新規入庁者に辞令交付
 防衛庁は4月3日、平成18年度「1・2種新規採用者入庁式」をA棟2階講堂で行った。この1・2種合同(施設庁への配属者も含む)の入庁式は昨年度初めて実施したもので、今回で2度目。午前10時すぎ、鎌田昭良秘書課長の司会で入庁式が始まり、高木毅政務官、守屋武昌事務次官、西川徹矢官房長が陪席する中、整列した新規採用者約110名を前に木村太郎副長官が額賀福志郎長官訓示を代読、「国の防衛は、国家存立の礎。今後、業務に積極的に取り組み、大いに活躍するよう」要望した。次いで、守屋事務次官が入庁者一人ひとりに辞令を手渡したあと、入庁者全員で力強く宣誓書を読み上げた(写真)。守屋次官は説示の中で「国益を守り、国民の信頼に応えるよう」要望した。なお、今年度から現役隊員も、昇任や異動のたびに上司に対して改めて宣誓書を読み上げることになっている。

426名、決意新たに
防大54期入校式
「真の紳士・淑女にして真の武人」目指す
難関を突破し、栄えある入校式に臨む54期生
 防衛大学校(神奈川県横須賀市)の本科第54期学生、理工学研究科前期課程第45期学生、理工学研究科後期課程第6期及び総合安全保障研究科第10期学生の入校式が4月5日、同校記念講堂で行われた。今期入校者数は、本科426名(理工学専攻342、人社専攻84、留学生15、うち女子34)、理工学研究科前期課程57名(自衛官47、事務官等4、留学生6、うち女子5)、理工学研究科後期課程9名(自衛官6、事務官等1、留学生2)、総合安全保障研究科18名(自衛官12、事務官1、他省庁等3、留学生2、うち女子3)の計510名。
 午前10時、防衛庁・自衛隊の高級幹部、各国駐在武官、来賓ら多数が陪席する中、高木毅政務官が臨場、同校儀仗隊の栄誉礼を受けた。全員で国歌を斉唱したあと、防衛大学校長代理の馬場順昭副校長が登壇、各科・課程の学生をそれぞれ任命した。これに対して、各代表学生がそれぞれ力強く宣誓、申告した。
 馬場副校長は式辞の中で、防大建学の理念である「真の紳士・淑女にして、真の武人」と、「ノブレス・オブリージュ(高貴なる者には義務が伴う)」の言葉を引用しながら「幹部自衛官としての職責を理解して、これに適応する資質と技能を習得し、かつ、強健な体力と旺盛な気力を養い、実際的活動のできる人となるよう」要望した。また、陸海空自衛隊の統合運用体制について触れ「統合教育は、防大建学の精神の一つ。自衛隊が新しい時代を迎えたこの時期に入校した諸君への国民の期待は大きなものがある。国民の信頼と負託に応えられるよう、日々精進を」と述べた。
 次いで、高木政務官が「同期の友情を育み、将来の幹部自衛官として自衛隊の第一線に立つ姿に思いを馳せて頑張るよう」訓示した。最後に、来賓を代表して加藤保統幕副長が祝辞を述べ、式を終えた。

自衛隊医官の道へ
防医大33期入校式
満開の桜に迎えられ、防衛医大第33期生76名の入校式が盛大に行われた(4月7日、同校体育館で)
 満開の桜が咲きほこる中、防衛医科大学校医学科第33期学生の入校式が4月7日、埼玉県所沢市の同校体育館で行われた。式には、高木毅政務官をはじめ防衛庁・自衛隊の高級幹部、日本医師会などの関係者、地方自治体の長、父兄ら多数が出席した。
 午前10時すぎ、高木政務官が臨場、同校儀仗隊による栄誉礼を受けた。開式の辞に続いて、全員で国歌を斉唱したあと、鳥瀉親雄学校長が登壇、新入生76名を第33期学生に任命するとともに入校を命じた。これに対して、代表学生が力強く宣誓し、宣誓書を鳥 学校長に託した。
 鳥瀉学校長は式辞の中で、「防衛医大は、医師である幹部自衛官の育成を目的として設立されたこと」また、「学生は既に自衛隊員であり、集団生活の中で規律を保持し、秩序を重んじる学生生活を送ることが求められる」と強調、「自覚と誇りを持って学業に、訓練に、課外活動に励んで、将来、自衛隊衛生のためのみならず医療を通じて我が国の平和のため、国際平和のために貢献できる実力をつけ、国民の負託に応えることのできる立派な医師である幹部自衛官となるよう」要望した。
 また、高木政務官は日本を取り巻く世界情勢の変化や総合臨床医としての自衛隊医官の心構えについて触れ、「いかなる困難な状況においても対応できる柔軟性と幅広い国際感覚を養い、良識ある社会人として成長していくよう」訓示した。
 来賓を代表して、宝住与一・日本医師会副会長と荒川堯一海幕副長が祝辞を述べたあと、最後に、学生全員で声高らかに校歌を斉唱、入校式を終了した。

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