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   2005年1月1日号
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採用したい隊員がいた…「88%」
<福岡地連>
 福岡地連(部長・安部壽和1陸佐)は11月2日、(財)自衛隊援護協会福岡支部が福岡県内に就職を希望する任期満了等退職予定の隊員に対して主催した任期制隊員合同企業説明会を支援した。
 今回も隊員のニーズに沿った業種の優良企業を招へいし、隊員の再就職準備とマッチングを目的として行われた。
 説明会開催にあたり安部部長が、説明会に参加する企業に謝辞を述べ、イラクへの派遣、台風や中越地震等災害派遣での自衛隊の活動を紹介した。「任期制隊員は、自衛隊での活動・経験を活かし、新たな職業についても役立つ人材であり是非採用していただきたい」と依頼と協力を要望した。
 説明会には、西日本鉄道、九州福山通運、日本通運等福岡県内の優良企業86社、福岡県内の自衛官を中心に陸・海・空の任期満了等退職予定隊員・116名が参加した。今回は、遠く北海道から参加した隊員もいた。
 午前10時の面談開始と同時に隊員達は希望の企業ブースへ集中し、熱心に面談を受けた。一方、会場周辺では、同行してきた中隊長等が親身に隊員を指導する姿が見受けられた。当日は、地元テレビ局の取材もあり、隊員と企業の真剣な面談の様子を取材していた。
 午後からは、企業の採用担当者が面接した隊員のうちから再度話を聞きたいという隊員を中心に面接が再開された。
 参加した企業からは、「受け答えがはっきりしており、好感を持てた」「採用を前向きに考えたい隊員がいた」などの意見がある一方、「志望の動機をもっとアピールしてもらいたい」「公務員と民間では根本的に違いがあるので意識の切り替えをしっかりした方がよい」との辛口の意見もあった。援護担当者は、これらの意見をもとに今後の隊員指導に役立てていきたいと述べていた。
 16年度の任期制隊員合同企業説明会は第2回をもって終了したが、この間、企業延べ199社、隊員延べ259名が参加し成功裏に終了した。
 今年度の説明会のアンケートによると、採用したい隊員がいたと答えた企業は、全体の88.0%、希望する企業があったと回答した参加隊員は、83.4%にのぼった。
 これから3月まで、隊員個々に合わせた援護指導・企業研修・再面接・内定の取り付けなど援護担当者は業務の多忙期を迎える。

「早食い」だって任せろ!!
まつりで交流 気力体力PR
<愛媛地連>
 愛媛地連(部長・山口正彦1陸佐)は11月3日、第15回小田町ふるさとまつり(主催・上浮穴郡小田町)において、陸・海・空3自衛隊のイラク人道復興支援の活動状況パネル展示を主とする広報活動を実施した。
 おまつりの中で、小田町の名物である「たらいうどん」の早食い競争が実施され、地連からも2名の強者が参加、大いに奮闘した。さすがに地元の強豪にはかなわなかったものの、これもひとつの自衛隊PR。
 パネル展示では、新しく改修された学校施設や、浄水された水を冷水器でおいしそうに飲んでいるイラクの子供の写真を展示した。
 「何でも出来るんですね。自衛隊さんがいるから私たちも安心して生活できます」と年配の女性が語っていた。また、子供用の海上自衛隊制服の試着コーナーでも、お母さん方が手持ちのカメラに我が子の変身ぶりを収めていた。

F15・T4飛来
豪華な町民祭
<栃木地連>
 栃木地連(部長・北村昌也1陸佐)真岡募集案内所では、11月7日、町制施行50周年を記念して行われた芳賀町民祭において自衛隊広報展を実施した。
 当日は晴天にも恵まれ、約1万人の人出で賑わった。当日、同町上空は朝霞訓練場で開催された防衛庁・自衛隊観閲式参加航空機の空中待機位置となっていたことから、F15JやT4ブルーインパルスが会場上空を旋回、あたかも町民祭のために飛行しているようにも見え、飛来の度に大きな歓声が上がった。
 また、会場の自衛隊コーナーでは、陸海空イラク派遣隊員の活動写真パネルやジープの展示、募集相談コーナーなどが行われ、子供からお年寄りまで多くの町民が自衛隊と触れ合った。

経法大と交流実施
<秋田地連>
 秋田地連(部長・吉田則之1陸佐)は11月26日、秋田経済法科大学教授および学生と自衛官との交流を、航空自衛隊秋田救難隊(隊長・江崎1空佐)の支援を受けて実施した。
 参加したのは、法学部の学生23人と中川教授。午前中、江崎隊長から「航空自衛隊の現状」について講話と広報ビデオを鑑賞し、午後は隊員食堂で体験喫茶。隊内施設など見学、特別に披露されたU-125A救難捜索機のスクランブル発進訓練では隊長自らが機長となり、隊長以下のきびきびした動作と真剣な表情に学生から大きな歓声が上がっていた。
 最後は、救難隊員10人と2グループに分かれて質疑応答形式で意見交換会を行い、イラク人道復興支援活動、新潟の中越地震や中国の原子力潜水艦問題など最近の自衛隊活動について活発に意見が交わされ、盛り上がりを見せた。
 意見交換会には、同大学出身の佐藤士長も参加し、後輩に熱いエールを送っていた。終了後、学生から「やりがいのある仕事だと思った」「職業の選択肢の1つに自衛隊を入れたいと思う」という感想が多数聞かれた。地連では今後も関係強化を図っていきたいとしている。

消防団ラッパ隊を訓練
 長崎地連(部長・原田哲郎1海佐)では11月11日(北高来郡高来町いこいの村広場で高来町消防団ラッパ隊(15名)の練成訓練を実施した。この練成訓練に際し、第16普通科連隊音楽部からの教官・助教2名の支援を得てラッパ吹奏・行進隊形要領等を訓練し大きな成果をあげた。

名物「海・力士」土俵入り
千葉地連が文援
 千葉地連(部長・山本1海佐)は10月17日、香取神宮(佐原市)境内で行われた「自衛隊対抗相撲大会」で参加部隊との連絡調整と大会運営を支援した。
 大会には、海上自衛隊(第2術科学校・第3術科学校・航空補給処・第21航空群・下総教育航空群・横須賀教育隊・横須賀警備隊)の技自慢・力自慢の51名が出場。チーム対抗戦、個人戦、3人、5人抜き、そして三役相撲で日頃鍛えた力と技を大会関係者や地域住民に披露していた(写真)。
 本大会の参加は46年と歴史が古く、また、境内には、28年間世界各国を航海訓練し除籍となった海上自衛隊練習艦「かとり」の錨が奉献されており、海上自衛隊に対する地域の関心も高く選手を応援する地元相撲ファンや参拝客らの歓声が境内に響き渡っていた。
 【成績】
 団体戦
  優勝・横須賀Aチーム
  2位・横須賀Bチーム
  3位・下総Aチーム
 個人戦
  優勝・清水2曹(下総)
  2位・西郷3曹(横須賀)
  3位・根岸3曹(横須賀)

<地連 東西南北>
制服ファッションショー
高校文化祭に協力
 滋賀地連(部長・岡澤和美1陸佐)は9月30日、滋賀県立北大津高校の文化祭で行われた"自衛官の制服ファッションショー"を支援した。
 この支援は、同校が文化祭で、仕事着のファッションショーを計画していたところ、同校1年の梅野義貴君(父・梅野准尉2教団(大津)勤務)の提案で自衛官の制服も使うことになった。北大津高校はスポーツも盛んで、今年の夏の甲子園大会では滋賀県代表として出場、その際、地連部長が激励のため訪問した経緯もあり、早速、担任の先生から滋賀地連大津募集案内所に相談があった。地連としては絶好の広報の機会であり、陸海空男女の制服やパイロットスーツ等8着を揃え、着用指導等の支援を実施した。
 午前、午後と2回行われたファッションショーでは、生徒達の制服姿に、生徒、教師や保護者から、「よく似合っている!」、「カッコいい!」「本物の自衛官みたい!」と歓声が上がっていた。今回の、高校文化祭での広報は、地連として初めてであるが、地域に密着した学校広報として、有意義なものとなった。
社員の腕前に感心
雇用企業主が見学
 兵庫地連(部長・増子講一1陸佐)では11月22日、姫路駐屯地で予備自衛官、即応予備自衛官を雇用している企業主の各招集訓練見学を実施した(写真)。
 午前は姫路射場で第3特科連隊第2大隊担当の予備自衛官による射撃訓練を見学、体験喫食したのち、午後は駐屯地内で第10特科連隊第4大隊担当の即応予備自衛官によるFH70操砲訓練と資料館を見学した。
 射場では、全員が初めて被る鉄帽の重さを十分に感じ、射撃が始まると鉄帽の重さも忘れ、耳を塞いで遠方の射的を食い入るように見続けた。「年1回の射撃訓練にもかかわらず当たるものだなあ」と自衛官だった社員の腕前に思わず声が出ていた。
 FH70操砲訓練時では、訓練担当部隊の説明を熱心に聞く中、自分の社員を見つけるや、思わず声援を送る雇用企業主もおり、チームワークと各個の的確な行動に感心していた。
 また、会食では、訓練担当部隊関係者と地連担当者を交えて、双方の状況について会話し終始和やかに意思疎通が図られた。
 見学後、地連担当者が予備自衛官等制度の説明をし、最後の援護課長の挨拶では見学参加者全員から拍手がおこり、「どのような訓練をしているのだろうか」「どんな所で訓練しているのだろうか」との疑問を解き、社員の自衛官姿を胸に駐屯地を後にした。

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