社訓
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2026年
覚悟を胸に学び舎巣立つ 防衛大学校卒業式
「柔軟な発想力と対応力を」
写真=訓示に立つ高市首相
3月14日、神奈川県横須賀市にある防衛大学校(久保文明学校長)で、本科第70期学生385名(うち留学生19名)らの卒業式が盛大に執り行われた。来賓として高市早苗内閣総理大臣、小泉進次郎防衛大臣をはじめ防衛省自衛隊の高級幹部、国会議員ら約630名が参列、卒業生家族ら約930名と共に、この日小原台を巣立つ卒業生の晴れ姿を見守った。
本科以外には、理工学研究科前期課程第63期学生45名(うち留学生5名)、同科後期課程第22期学生1名、同科後期課程第23期学生9名(うち留学生1名)、総合安全保障研究科前期課程第28期学生10名(うち事務官1名、留学生1名、特別研究員1名)、同科後期課程第15期学生2名が卒業した。
3月末に退任を迎える久保学校長は、式辞で「日本に万が一のことがあった場合、その対応の中心となるのは皆さんです。国民の安全と生命を守るために奉仕する皆さんの生涯が、やりがいと誇りに満ちたものになることを願うと同時に、皆さん全員が無事に職業人生を全うされることを心よりお祈りいたしております」と餞の言葉を贈った。
高市首相は今年中の安全保障関連3文書の改訂を見据え、「我が国の領土、領海、領空、国民の皆様の生命と財産を断固として守り抜くために、防衛省・自衛隊の組織の在り方も含め、あらゆる選択肢を排除せずに検討し、防衛力の抜本的な強化に取り組んでいきます」と表明。「我が国の防衛の責任を全うするため、過去の常識にとらわれない柔軟な発想力・対応力を併せ持つこと。これを心掛けて、自己研鑽に励んでください」、「皆さん一人一人が、国民の皆様の命と平和な暮らしを担う砦であるという強い自覚を持ち続けてください」等と訓示した。
「ご家族も日本の宝」
小泉大臣は、「これまでに学んできた全てが問われるような現場に、卒業後すぐに直面するかもしれません。防衛力の中核は、人であり、自衛隊員です。リーダーとフォロワーという、それぞれの立場からお互いに支え合い、助け合うこと、そして、その信頼関係のもと一人ひとりが自らの能力を発揮することで、自衛隊を最も人を大切にする組織へ、共に変革していきましょう」と訓示。「今日まで試練を乗り越え、卒業を迎えた皆さんを誇りに思います。皆さんは日本の宝です。そして、その皆さんを育てられたご家族の皆さんも、日本の宝です」と労った。
答辞に立った後期学生隊学生長の大村龍学生は、支えてくれた周囲への感謝を述べ、「この崇高にして誇り高き使命の重さを自覚し、仲間と共にその責務を果たすべく、覚悟を持ってこれからの人生に邁進する所存であります」と力強く決意を述べた。「さらば同志たちよ、解散!」最後は伝統の帽子投げ。4年間それぞれの想いが詰まった無数の制帽が宙を舞うと同時に、喜びを爆発させた卒業生は一斉に外へ駆け出した。
それから間もなく、陸海空自の真新しい制服と制帽を身に着けた卒業生が講堂に戻ってきた。各幕僚長から自衛官としての任命を受けた陸自166名、海自83名、空自83名は「服務の宣誓」を全員で読み上げ、幹部候補生として、将来のリーダーとしての自覚を胸に新たな一歩を踏み出した。
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