最新の記事
日韓防衛協力さらなる強化を
韓国海軍合同巡航訓練戦団が来日
6年ぶり 横須賀へ
韓国海軍の合同巡航訓練戦団が11月7日、横須賀港に入港し同日、中谷元・防衛大臣も出席し歓迎行事が開かれた。大臣は「日韓防衛協力の重要性は増している」とあいさつし、さらなる交流・協力の強化に期待を寄せた。同戦団の来日は2018年11月に佐世保港に入港して以来、6年ぶり。
中谷大臣 歓迎行事で
海自音楽隊が歓迎の演奏で出迎える中、横須賀基地の逸見岸壁に接岸した韓国海軍強襲揚陸艦「マラド」の乗員たちが右舷に等間隔に直立し、敬意を示した。
来日したのは、韓国陸海空軍の士官候補生らが乗る「マラド」、揚陸艦「チョンジャボン」、補給艦「テチョン」の3隻。7月に行われた日韓防衛相会談で、自衛隊と韓国軍の部隊間交流の活性化などが合意されていた。
歓迎行事には中谷大臣、齋藤聡海幕長、パク・チョヒル韓国大使、海自隊員、巡航訓練戦団の士官候補生ら約150人が出席。
真殿知彦横須賀地方総監は、かつて大学院で学んだという流ちょうな韓国語を用い、「日韓両国が地域の安全保障とそれぞれの国益のために協力することは、地域の平和と安定に大きく寄与することになると確信しています」とあいさつ。
キム・ハクミン戦団長は「親善行事等を通して、日本の文化を理解する機会となることを期待します」と応えた。
中谷大臣は「韓国は我が国にとって大変大切なパートナー国です。北朝鮮による弾道ミサイル発射をはじめ、地域の厳しい安全保障環境、グローバルな課題に対し、日韓の安全保障、防衛協力はこれまで以上に重要性を増してきています。さらに日本に対する理解を深め、日韓防衛協力のためにご尽力していただくことを心から期待しています」と述べた。
沢田俊彦第1護衛隊群司令とキム戦団長との間で、記念品の交換も行われた。戦団は10日、横須賀を出港した。
記念号
おかげさまで防衛ホームは50周年を迎えました。
隊員とご家族の皆様に寄り添い歩んできたこれまでの一面をご紹介します。