防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   1061号 (2021年10月15日発行)
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防衛省・自衛隊 地方協力本部

FMラジオで広報大使を紹介
<沖縄>
 沖縄地方協力本部(本部長・坂田裕樹陸将補)は、8月26日、浦添市内のラジオ局(FM21)で放送中のSDFアワー「くくる君のゆんたくアワー」の収録を行った。同番組は、沖縄県に所在する陸・海・空自衛隊と沖縄地本が共同で自衛隊の情報などを発信する番組で、平成25年から毎週金曜日午後8時から50分間放送されている。
 今回の番組のテーマは「広報大使紹介」と題して、令和3年6月より沖縄地本広報大使として就任している沖縄国際大学2年の蒲山花礼さん(ミス・ユニバーシティ2021沖縄代表)がゲスト出演した。
 放送内容は、広報大使を引き受けてもらった理由、自衛隊に対する印象や感じていること、広報大使としての意気込みなどについて語ってもらった。蒲山さんはミス・ユニバーシティ2021沖縄代表に選出されたということもあり、番組初出演ながら堂々とした受け答えをしており、パーソナリティらも終始感心している様子であった。蒲山さんからは「改めて思っていることを口に出すことで自己分析にも繋がり、楽しみながらも学ぶことも多かったです」などの感想が聞かれた。リスナーからは「蒲山さんは美しさだけではなく、内面をしっかり磨くよう努力している姿勢が印象的でした」などの感想が寄せられた。
 沖縄地本では、「放送後、沖縄地本の公式YouTubeアカウントでも配信しているので是非たくさんの方に聞いていただき、自衛隊の魅力などの発信に努めていきたい」としている。

ブルーインパルス
福岡県出身パイロットが活躍
<福岡>
 福岡地本(本部長・深草貴信1陸佐)は、8月27日、福岡県内に所在するRKB毎日放送局の情報番組「まちプリ」(月〜金10時25分〜11時30分)における報道特集にて、映像資料・隊員メッセージの提供及び募集広報等の制作協力を実施した。
 本番組では、8月24日にパラリンピック関連行事において展示飛行を実施した航空自衛隊第11飛行隊通称「ブルーインパルス」が特集として取り上げられ、展示飛行の状況及び機内コックピット(広報用)の映像のほか、24日に展示飛行を実施した福岡出身パイロットからの県民に向けたメッセージが紹介され、最後に航空学生及び防衛大学校の試験案内が報道された。
 紹介されたパイロットからのメッセージでは、「我々の飛行で日本全国に笑顔と元気を届けたい」「来年の展示飛行も1〜6番機が福岡出身者となるので、是非福岡で実施したい」などが添えられ、視聴する県民へ向けコロナ禍であっても明るい前向きな印象を与える内容であった。
 福岡地本は、「今後も地元テレビ局等のメディアとも関係性を深め、機会を捉え効果的な募集広報を実施していく」としている。

募集相談員会同
志願者情報の獲得に向けて
<徳島>
 徳島地方協力本部(本部長・小林知典1海佐)は、9月8日、海上自衛隊徳島航空基地において、募集相談員会同を実施した。本会同は、募集相談員に対し、基地見学及び意見交換を通じて、自衛隊への理解の深化及び地本との連携強化を図ることを狙い開催した。
 前半は、徳島教育航空群の支援により、バスに乗って説明を受けながら基地内を巡るバスツアーと広報館見学を実施した。後半は、本部長から「皆様が所属されるコミュニティを活かし、地域と地本との連携強化に寄与頂けることを期待しています」と募集相談員の役割について説明したのち、意見交換を実施した。
 今回参加した25名の募集相談員からは、「SNS等を活用し情報交換ができる場を作っては?」「町内会に広報していきたい」といった意見が聞かれた。
 徳島地本では、募集相談員と緊密に情報交換することで連携強化を図り、志願者情報の獲得に繋げていきたい。

自衛隊を応援する手紙
感激!8歳の男の子から
<三重>
 三重地方協力本部(本部長・濱岡清隆1陸佐)は、9月16日、本部庁舎に訪れた津市在住の親子から、子供が作成した「自衛隊を応援する手紙」を受領した。
 本部に訪れた家族は、3人の男の子兄弟と父親。手紙を書いたのは3人来てくれた兄弟で1番年上の小学3年生の男の子(8歳)。男の子が手紙を書いたきっかけは、小学校で「感謝の気持ちを手紙にして渡す」という取り組みがあったためである。
 お父さんは「子供たちは、通常、父親や母親に向けた感謝の手紙を書くそうですが、息子は自衛隊への感謝の手紙を書きました」と苦笑いしながら話した。
 男の子は、隊員の前で恥ずかしさを見せつつも、姿勢を正して「いつもお仕事お疲れさまです。これからも頑張ってください」と、隊員へ手紙を渡した。
 男の子は「大人になったら自衛官になりたい」と、ご家族の方に話しているとのこと。子供達は、隊員からお礼のグッズをたくさんもらい、笑顔で帰っていった。
 三重地本は、この手紙は隊員の励みになるとし、県内の各部隊に周知した。
 三重地本では、「子供たちの突然の来訪と感謝の手紙がすごく嬉しかった。子供たちの応援にこたえられるよう県内の部隊と一丸となって任務に邁進したい。コロナが収束しイベントができるようになった際には、子供たちを是非とも招待したい」としている。

砕氷艦「しらせ」出港見送り
園児が元気に帽振れ
<広島>
 広島地方協力本部(本部長・鷹尾潤1海佐)は9月13日、海上自衛隊呉基地に焼山みどり幼稚園の園児48名を含む88名を招待し、砕氷艦「しらせ」の出港を見送った。
 13日出港の日、赤、黄、ピンクの体操帽をかぶった焼山みどり幼稚園の園児たちは園の職員たちに導かれてFバースに集まった。園児たちは長さ138メートルの船体に「大きい」「すごい」などと目を見開いて驚きの表情を見せていた。
 出港の作業を終えて甲板上に集まった乗組員が手を振ると、園児たちも大きな船体を見上げながら手製の国際信号旗(UW旗)を振ってそれに応えた。
 出港時刻となり「しらせ」が港を離れると「帽振れ」の合図で一斉にカラフルな帽子が振られ、グレー一色の呉基地がにぎやかに彩られた。
 見送り後は護衛艦「とね」と「うみぎり」で艦内見学を行った。
 艦上で装備品の見学や乗員と触れ合った後、呉地方総監部の公式キャラ「くれこ」と「やまと」が登場し、愛らしい仕草で園児たちをもてなした。
 将来園児たちの胸裏にこのオレンジの船体が思い起こされ、そのうちの何人かが自衛艦の乗組員となり、UW旗に見送られる未来が待ち遠しい。

静浜基地から臨勤士長 京都地本で大活躍
<京都>
 京都地方協力本部京都地区隊京都募集案内所(所長・萱野憲一陸曹長)は、7月30日から9月1日の間、空自静浜基地から臨時勤務として小野空士長を迎え、各イベントや説明会への参加、市街地広報、ポスティングなど、募集業務の支援を受けた。
 小野空士長は、平成30年に京都募集案内所から入隊した隊員であり、今回の臨時勤務は、本人の希望と所属する第11飛行教育団の地本募集業務に対する深い理解により実現したものである。
 8月9日、京都地方合同庁舎で実施された官公庁合同説明会では、航空自衛隊説明ブースで広報官新城一空曹の補佐として参加、空自を志望する学生等に対して自らの経験を交えて親身に説明した。
 また、8月初旬に実施された大津駐屯地サマーキャンプ、海自舞鶴職種博、第3師団仕事博2021の各イベントにおいては参加者の引率支援を実施するとともに自らも陸・海自衛隊について理解を深めた。
 臨時勤務を終えた小野空士長は、「臨時勤務を通じて、地本業務の内容と重要性が理解できた。この経験を今後の部隊での任務に活かしていきたい。空曹になったならばいずれ京都地本で勤務をしてみたい」と感想を語った。
 京都募集案内所は「京都募集案内所から入隊した隊員が元気に活躍し、臨時勤務での募集業務を通じ成長した姿を見せてくれてうれしく思う。今後も臨時勤務を要望し、部隊や京都出身自衛官等とのつながりを大切にして、募集任務に邁進していく」としている。

パイロットによるリモート航空学生説明会
<神奈川>

 神奈川地方協力本部市ヶ尾募集案内所(所長・内山2空尉)は、9月13日及び9月16日の2日間、同事務所において航空学生対象者に対しリモートによる説明会を行なった。コロナ禍の現状を鑑み、密を避けるため2日間に分けて開催した説明会には、パイロットを志す7名が参加した。
 今回の説明会の講師は、海上自衛隊C-130Rパイロットで厚木募集案内所の所長である石井3海佐にご協力を頂き、厚木募集案内所と市ヶ尾募集案内所をリモートでつないで開催した。画面に石井3海佐が現われると、参加者から歓声があがった。始めにお互いの自己紹介をしたり、航空部隊での長年の経験を踏まえ勤務内容や訓練経験を紹介したりとコミュニケーションを図りながら説明会がスタートした。また、海上自衛隊のパイロットを選択した動機についても話があり、参加者から積極的に質問が飛んでいた。
 次に航空機の仕組みについて解説が始まると、和んでいた空気が一変し、参加者たちは真剣な眼差しへと変わった。「航空機の操縦イメージが具体的に想像できました」や「説明が分かり易く、とても有意義な時間でした」と嬉しい感想があった。
 市ヶ尾募集案内所は「リモートでの開催であったが、現役パイロットと交流できる機会は、パイロットになりたいというモチベーションアップにもつながった。引き続き、参加者たちをフォローし、一人でも多く入隊へ導いていきたい」としている。


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