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自衛隊ニュース   1059号 (2021年9月15日発行)
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自衛官選手が成果報告
過去最多5個のメダル獲得
 8月24日、東京2020オリンピック競技大会に出場した自衛隊体育学校所属選手が、VTCで岸信夫防衛大臣に成果報告を行った。岸大臣からは労いの言葉が贈られると共に、金メダルを獲得した柔道女子の濱田尚里1陸尉、フェンシング団体の山田優2陸尉、レスリング男子の乙黒拓斗2陸曹に対し第1級賞詞が授与された。
 今大会ではボクシング女子の並木月海3陸曹も銅メダルを獲得、自衛隊選手のメダル総獲得数は5個(濱田1陸尉は団体でも金)で過去最多という成果を残した。

インド太平洋参謀総長等会議
山崎統幕長が参加
 8月14日から22日までの間、山崎幸二統合幕僚長は、ハワイに出張し、米インド太平洋軍主催のインド太平洋参謀総長等会議に参加した。
 今回の会議では、インド太平洋諸国等の参謀総長等が一堂に会し、同地域の安全保障に係るテーマについて自由に意見交換を行った。
 特に、「自由で開かれたインド太平洋」の基本コンセプトである法の支配などの基本的価値の普及・定着を図り、この地域をいずれの国にも分け隔てなく平和と安定、繁栄をもたらす国際公共財とすることの重要性を再認識するとともに、連携の強化の必要性について共有した。
 また、全体会議や個別会談等の機会を通じて、各国の参謀総長等との信頼関係を構築し、発展させた。(前列左が山崎統幕長)

新型コロナ患者3名を急患空輸
<第15ヘリコプター隊>
 8月27日20時15分、沖縄県知事から第15旅団長に対して、新型コロナウイルス感染症患者の急患空輸に係る災害派遣要請があり、これを受けて第15ヘリコプター隊(隊長・後村幸治1陸佐=那覇)が3名の患者を大型ヘリCH-47に乗せて、与那国空港から新石垣空港へ急患空輸を行った。
 新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、機長・操縦士・クルーは全員防護服を着用して、日をまたぐ任務を完遂した。また任務終了後は、保健所職員が機内及び使用器材の消毒を実施。関係機関とも連携しながらコロナ対策を実施した。
 なお、令和3年9月9日現在、第15旅団が実施した急患空輸は9909件、1万273名である。

フリン米太平洋陸軍司令官が初来省
日米同盟の抑止力・対処力を一層強化
 8月30日、米太平洋陸軍司令官のチャールズ・A・フリン陸軍大将が、防衛省を訪問し、岸信夫防衛大臣、吉田圭秀陸上幕僚長とそれぞれ会談した。フリン司令官の来日は着任後初めて。
 岸大臣とフリン司令官は、日米陸軍種間の関係はこれまでになく重要であり、連携を強化し、日米同盟の抑止力・対処力の一層の強化を図るため協力を進めていくことを確認した。
 吉田陸幕長とフリン司令官は共同会見を開き、陸軍種間日米共同訓練「オリエントシールド21」(6月〜7月)の成果をうけて、今後も陸上自衛隊の領域横断作戦と米陸軍のマルチドメインオペレーションの連携をより一層具体化・深化することで意見の一致を見たと発表。続けて吉田陸幕長は、「陸自と米陸軍の関係を基軸として、2国間及び多国間の防衛交流・共同訓練・能力構築支援等を多層的に積み上げ、日米同盟の抑止力・対処力を強化し、我が国の安全およびインド太平洋地域の平和と安定に積極的に寄与していく」と決意を述べた。

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