防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   1048号 (2021年4月1日発行)
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航空自衛隊 JASDF
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ユニリーバスタジアム開館記念試合に伴う展示飛行
<新田原>
 航空自衛隊第5航空団(司令・尾山正樹空将補)及び飛行教育航空隊(司令・高口拓二1空佐)は、3月14日、宮崎県児湯郡新富町で開催されたユニリーバスタジアム開館記念試合に伴う展示飛行を実施し、サッカーJ3開幕戦に花を添えた。
 宮崎県を本拠地とするテゲバジャーロ宮崎は、日本フットボールリーグ(JFL)に所属し、令和2年11月22日にJ3参入が決定、県初のJクラブとなり、このユニリーバスタジアムをホームスタジアムとしている。
 当日は、好天に恵まれ、絶好の展示飛行日和になった。展示飛行には、第5航空団第305飛行隊のF-15×2、飛行教育航空隊第23飛行隊のF-15×2の合計4機が参加し、美しいダイヤモンド隊形を形作った。キックオフ直前の13時00分30秒きっかりに、会場を4機のF-15が航過した際は、スタジアムに集まった観客から大きな歓声が沸き上がり、熱気に包まれた。
 また、新田原基地幹部会及び准曹会などが、試合運営に伴うボランティア活動を併せて行い、まさに周辺自治体や地域住民と共に歩む新田原基地の一日となった。
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「第2級賞状を受賞」
<防府南>
 航空教育隊(司令・伊東修1空佐=防府南)は、3月1日に航空幕僚長から第2級賞状を授与された。
 空曹士の一般教育を担う唯一無二の部隊として、航空教育隊の前身である第1航空教育隊が昭和29年に新編されて以降、およそ65年の長い歳月をかけて学生教育受入30万人(女性自衛官は1万人)を突破した功績、コロナ禍の令和2年度において全国から新入隊員約2千人の受入にあたり、衛生及び居住環境等の感染防止対策を徹底することにより感染を拡大させることなく適切な部隊配員を実施した功績が評価され今回の受賞に繋がった。
 当日は、テレビ会議システムを活用して航空幕僚長より、賞状の授与が行われ、引き続き、防府南基地では受賞の紹介行事が行われた。
 現在、4月から入隊する新人隊員の受入準備の真っ最中であり、隊員一同、諸先輩方へのこれまでの努力に敬意を表すとともに、引き続き任務を完遂できるよう気を引き締めた。
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「シンカポイント」始めました!
<防府南>
 航空教育隊(司令・伊東修1空佐=防府南)は、隊司令指導方針「シンカ」を受け、変化や改善を目指す「進化」を、これまでの伝統や技術の「深化」を、自分たちの存在価値を追求する「真価」をスローガンとし、その具現化を推進するために「シンカポイント」(以下「SP」という。)の付与を始めました。
 SPを貯めるには、職場等で創意工夫によりシンカした点を司令部の会同等の場で発表し、厳正に?評価を行い、0〜3ポイントを個人又は組織に付与します。
 SPの累積状況は、逐次会同で公表され、累積点がMAXになると…何が起こるか分かりません(っていうか教えてくれません)。
 さらにマスコットキャラクター「シンカPON太くん」がいつの間にか誕生し、また、空教隊隊員は自動的に「エントリー」されておりSP獲得に拍車をかけています。空教隊でのSPの争奪は必至です!空教隊のシンカは留まることを知りません!
 シンカポイントの利用エリアが全国区に拡大し、「シンカPON太くん」が空自の公式「マスコット」に化ける日も近い!
 なお、令和3年4月下旬まで「初回エントリー【SP】進呈キャンペーン」を実施中です。
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松愛護作業
<芦屋>
 芦屋基地(司令・岩城公隆空将補)は、2月8日から2月25日の間で松の植樹作業を行った。
 基地は、松樹の育成活動として、基地内に植生する約400年の歴史ある松樹の愛護運動を実施している。本運動は、基地所属隊員の帰属意識の振作、融和団結、地域住民の方々との松樹に対する共通認識の保持等を目的として平成23年度から続いている。
 この他、毎月1回(月末の木曜日‥松の木↓マツの木↓月末の木↓月末の木曜日)を基準とし、基地所属隊員で松葉かきや倒木等の除去、除草等を行い、毎年度末には隊員と地域の方々とともに松の植樹を行っている。
 今年度も、緊急事態宣言下での作業であるため、昨年度に引き続き隊員のみでの作業となったが、1500本の松を植えることができた。
 来年度は、新型コロナウィルスの拡大が治まり、地域の方々と一緒に植樹できることを願い、今後も本活動を継続していきたい。
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「夢は叶えるためにあるもの」
<小牧>
 小牧基地(司令・佐藤網夫空将補)で、第401飛行隊の女性クルーによる『空女フライト』が実現した。機長、副操縦士、航法士、機上整備員、空中輸送員、全て女性自衛官となるのは、小牧基地の歴史上初の飛行である。
 航空自衛隊では、今から26年前に女性パイロットの門戸を開放してから、現在は輸送機及び救難機の各乗組員のほか、戦闘機パイロットも誕生している。防衛省においても女性職員活躍とワークライフバランス推進のための取組計画が進められており、小牧基地は活躍推進のパイオニアといっても過言ではない。キャリアパス、育児、介護との両立の壁と日々向き合いながら、たくさんの方の協力を得つつ、私たちのミッションは進んでいる。このような時代の礎を築いてくださった先人と職場の上司、同僚に感謝し、私たちはそれぞれ次なる夢に挑んでいく。
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「基地内環境の整備」
<防府南>
 防府南基地(司令・伊東修1空佐)は、新年度、全国から多くの学生を迎え入れる前に基地環境整備の一環として経年劣化が著しい道路標識を自隊と役務にて更新するとともに区画線を引き直した。
 標識は「STOP」や「SLOW」と英語併記した新型に変更して周辺道路に先んじて国際化に対応した。
 この標識と消えかけた区画線(横断歩道、停止線、中央線、外側線)には反射材が使用されており夜間の視認性が向上して、基地内は更に安全な環境へと生まれ変わった。
 また、基地の安全環境の「進化」により基地内の雰囲気も明るくなった。
 この春入隊する学生も目映い白線により迷わず前を向いて新世界を進んでいけることだろう。
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常磐大学学生に給食経営管理臨地実習
<百里>
 百里基地(司令・石村尚久空将補)は、2月17日から19日まで、常磐大学学生(人間科学部健康栄養学科3年生)の栄養士免許取得に係る実習を業務隊給養小隊で行った。
 実習生たちは、ベテランの給養員や栄養士の適切な指導を受け、大量調理、配膳及び献立作成など、各種業務の知識と技能の向上を図ることができた。特に献立作成では、カロリー摂取量が一般成人よりも多いため、苦慮しつつ作成した。
 また、実習後は、基地見学において、パイロットからの説明を熱心に聴き、航空自衛隊への理解を深めた。
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令和2年度後期2等空曹集合訓練
<百里>
 百里基地(司令・石村尚久空将補)は1月25日から29日の間、新たに2等空曹に昇任した隊員を対象として、令和2年度後期2等空曹集合訓練を行った。
 訓練は、現場において直接指導にあたる中級空曹が果たすべき役割とその重要性を深く認識させることを目的として行っている。
 訓練は、精神教育、服務、防衛学、教練、野外行動(加波山)、集団討論、団司令及び准曹士先任による訓話で構成され、特に集団討論では慣れないながらも多くの意見をまとめて方策を導き出し、議論が行われた。
 すべての日程を終えた参加者たちは、中級空曹としての使命感やその自覚を新たにするとともに、各部隊において更なる活躍が期待される。
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能力開発設計集合訓練
<百里>

 1月19日から21日の間、百里基地援護室は令和2年度能力開発設計集合訓練を行った。
 この訓練は、定年退職をおおむね10年後に控えた准曹自衛官に対し、退職後の安定した生活設計に係る知識を習得させるとともに、再就職の準備を計画的かつ自発的に実施する等、個人の気づきや意欲を活性化することを目的として毎年行われている。
 今回は、(株)エイジェックから井上氏が講師として来基して行われ、人生100年時代となり、定年後や再就職後の高齢化社会における労働や生活の安定のための準備について講義を行った。参加した隊員達は、第2の人生を有意義なものとするためのノウハウを講義やグループ討論等で熱心に学び、それぞれの能力開発に大きな成果を得た3日間となった。


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