防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   1038号 (2020年11月1日発行)
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ノーサイド
北原巖男
煉獄さんに会って来ました

 まさに幼児からシニアまで!
 老若男女を問わず爆発的な人気を博している「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」。
 テレビニュースでは映画館の入り口に並ぶ皆さんの列を取り上げ、ワイドショーではゲストの皆さんのコメントや大ヒットの背景等を盛んに報じています。
 時勢に遅れてはならじとばかりに、僕は、おっとり刃(刀)で早朝の映画館に駆け付けました。この時間にも拘わらず会場はマスク姿で少し密。
 そこで初めて出会ったのが、煉獄さんでした。煉獄杏寿郎(れんごく きょうじゅろう)。炎柱。
 煉獄さんの「精神の核」が発した熱い言葉と行動。
 (以下の引用は、僕の記憶に基づくものであり、映画の中での正確な発言ではありません)
 「何でもできるわけではないが、今日の自分より確実に強い自分になれる」
 「俺の責任を全うする」
 「限界を超えよ。心を燃やせ」
 煉獄さんは、かつてお母さんから言われた生き方を立派に全うします。
 「杏寿郎、なぜ人より強く生まれたか分かりますか?弱き人を助ける為、力を世の為、人の為に使わなくてはなりません。強く生まれた者の責任です」
 再び煉獄さんの言葉。
 「いかなる理由があろうとも、俺は鬼にはならない」
 「戦い抜いた。守り抜いた」
 「自分の心のまま、正しいと思う道を進んでほしい」
 「弱くても不甲斐なさがあっても、心を燃やせ、歯を食いしばって前を向け」
 「後輩のタテになるのは当然だ。若い芽は摘ませない」
 「もっともっと成長せよ。君たちを信じる」
 そして煉獄さんみたいにはなれないと嘆く主人公竈門炭治郎(かまど たんじろう)に嘴平伊之助(はしびら いのすけ)が飛ばした檄。
 「信じると言われたら、それに応えるだけだ。生きて行かなければならない。苦戦しても」
 作者である吾峠呼世晴(ごとうげ こよはる)さんも、観客の皆さんに語り掛けています。「煉獄さんはつらい時も苦しい時も弱音を吐かず、家族や仲間を大切にする、前向きな人でした。皆さんも家族や、寄り添ってくれる人を、大切にしてくださいね」
 劇中の「全集中の呼吸」シーンを思い浮かべながらの帰り道、駅の壁に貼られた自衛官募集のポスター「自衛隊のソレ、できます!」が目に入りました。
 「人を助ける仕事?できます! 一生の仲間?できます! 広い世界?見られます!
 国際貢献?できます! 自衛官ならできます!」
 思わず今会って来たばかりの煉獄さん、そして炭治郎、伊之助たちが、自衛隊の部隊長や上司、先輩、同僚、後輩の皆さんたちに重なって参りました。
 そして煉獄さんの「後輩のタテになるのは当然だ。若い芽は摘ませない」との強い思いは、もう一つの最近のニュースに対するタレントの武井 壮さんの考えと通じるものを感じます。武井さんは、東海大学野球部の活動が、一部部員による薬物使用が明らかになったことを理由に無期限停止処分とされたことを取り上げ、ご自身の意見を表明されています。
 「まず、私の見解は活動停止に反対です。部員の中にはそんな不法行為とは縁遠くストイックに野球の技と体力を磨き続けている選手がいる。プロ野球の選手が不法行為をしてもチームは活動停止にならないのに、それよりも未熟で社会的影響も小さい、大学野球の学生の間違いで、チーム全員の努力が水泡と化すのには疑問を感じます。私はもし、大学時代に他の部員が不法行為を行って、部活動停止になっていたら今ここにいられた事は無いと断言できます。自分の人生のプランは跡形もなく崩れ、手にするはずだった幸福は零れ落ちていったと思います。そんな悲劇を生まないために安易な連帯責任に反対します」
 僕の家の近くには、駒澤大学野球部の合宿所・グランドがあります。沢山の部員の皆さんが、いつも一生懸命練習に励んでいます。
 そんな彼らの姿をネット越しに追いながら、若い一人ひとりの芽が安易に摘まれることなく、それぞれ逞しく育っていって欲しい、大切に育てていってほしいと心から祈るばかりです。

北原 巖男(きたはらいわお) 元防衛施設庁長官。元東ティモール大使。現(一社)日本東ティモール協会会長。(公社)隊友会理事


各地の部隊・初度視察を受察
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北部方面総監が北海道補給処・北部方面後方支援隊へ
 北海道補給処及び北部方面後方支援隊は、10月1日、北部方面総監・前田忠男陸将の初度視察を受察した。
 総監視察では、栄誉礼及び儀じょうを行い総監を出迎えた後、北海道補給処及び北部方面後方支援隊による方面兵站の概況について報告した。隊内巡視では、装軌車のエンジンの整備状況、フォークリフトを使った補給品の車両への積載要領、国際貢献活動に参加する隊員のネーム等のミシンでの縫製要領などの視察を受け、立会した隊員一人一人が激励を受けた。
 総監訓示では、「補給処及び後支隊が陸上自衛隊の活動の根源であるという誇りを持て」との総監の強い想いが全隊員に伝わり、隊員の士気はさらに高まった。
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第11旅団長が岩見沢駐屯地へ
 10月12日、岩見沢駐屯地(司令・末継智久1陸佐)は真駒内駐屯地に所在する第11旅団長・酒井秀典陸将補の初度視察を受けた。司令から状況報告を受けて駐屯地の概要を確認した旅団長は、隊内巡視で警備、災害等に対応する各施設を、また隊員の課外クラブ活動である陶芸場を視察した。
 特に災害等が発生した際の緊急出動時における非常用糧食の保管状況を確認し、当駐屯地が即応態勢に対して万全な態勢が確立されている事を確認した。
 また、陶芸場においては、昭和40年に岩見沢駐屯地陶芸部として発足、現在まで隊員の余暇の活動や家族陶芸・市民陶芸において、地域の皆様に愛されてきた陶芸場や歴代の作品を見学した。引き続き、旅団長は揮毫を体験し、陶芸部部長(第12施設群本管中隊・萩生田晶博)の説明のもと、用意したお皿と湯呑みに一筆入れた。旅団長は終始真剣な眼差しで陶芸の醍醐味ある揮毫を体験した。
 駐屯地は今後とも歴史と伝統を継承していくとともに、各関係機関と締結してきた、大規模災害時等における協定等、自治体等と連携し、信頼される駐屯地として「地域との共存」を目指していく。
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第3師団長が37普連と3後支へ
 10月7日、第37普通科連隊及び第3後方支援連隊第2整備大隊第3普通科直接支援中隊は、第3師団長・山根寿一陸将の初度視察を受察した。
 当日は、連隊本部隊舎前において、儀じょう隊長・第4中隊有水3尉以下混成中隊29名による栄誉礼を行い、連隊長以下各中隊長等が、出迎えた。続いて、幹部挨拶、状況報告等を計画通り執り行った。
 連隊の各施設・生活隊舎を巡視した後、駐屯地中央営庭において師団長は、統率方針「創造」とともに「鍛錬せよ・挑戦せよ・そして結集せよ」の要望事項について訓示を述べた。
 その後、信太山演習場の巡視、修史館視察を無事終了し、第3師団長・山根陸将による初度視察を無事終えた。

裏方の矜持を見せよ!
本部管理中隊野営訓練
<中央即応連隊>
 中央即応連隊(連隊長・岩上隆安1陸佐=宇都宮)は8月23日から28日の間、大日原演習場で令和2年度第1次本部管理中隊野営訓練を行った。本訓練は、隊員共通及び各小隊固有の特技における任務遂行能力の向上を目的としており、本部管理中隊を構成する7個の直轄小隊がそれぞれ訓練計画を作成し訓練を行った。
 情報小隊は軽装甲機動車での狭所通過・不整地走行及び潜伏・潜入訓練を行い、対戦車小隊は87式対戦車誘導弾シミュレーション訓練、重迫撃砲小隊は三者連携・地図判読訓練、通信小隊は偽装網展張・有線構成・無線所開設訓練、整備小隊は夜間車両行進訓練、補給小隊は偵察斥候・警戒自衛戦闘及び炊事訓練、衛生小隊は陣地進入・救護所開設訓練を行った。
 訓練を通じ各小隊はそれぞれの教訓・成果を得て、連隊の任務遂行能力の向上へと繋げた。

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