防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   1033号 (2020年8月15日発行)
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航空自衛隊 JASDF

千歳基地予防対策キャッチフレーズ決定
「向き合おう コロナと闘う 新時代」
<千歳>
 6月5日、千歳基地(司令・徳重広為智空将補)は千歳基地予防対策キャッチフレーズを決定した。
 新型コロナウイルスとの闘いが長期化する中、北海道知事から「新北海道スタイル」が道民に提唱され、コロナに強いライフスタイルやビジネススタイルへの協力が求められた。
 千歳基地では継続して感染予防や拡大防止対策に取り組んでいるが、4月に行った手作りマスクコンテストに続く活動として、基地所在部隊から新北海道スタイルを取り入れたキャッチフレーズを募り、各部隊での選考を突破した秀作30作を、千歳基地全隊員による投票と審査で基地代表作を決定した。また、投票は事務共通システム(千歳基地内LAN)を活用し投票データを提出することで3密の回避を図った。
 栄えある基地代表作に選ばれたのは、「向き合おう コロナと闘う 新時代」で検査隊の隊員が考えたもの。作成者は、「4人で考えました。みんなで出し合った10作以上を組み合わせて一番良いものを提出しました」と振り返り、「選ばれたことに、正直驚いています。苦労した分、思い入れはあります」と感想を語り、フレーズについて聞くと「これからは自分たちで考え行動し、コロナに勝つため油断せず生活していくという思いを込めた」と語った。
 審査委員長を務めた2空団副司令は、「基地代表作は前向きに着実に推し進めていくイメージを強く示したもので、現状に必要な要素が詰まっている。とても素晴らしい」と講評した。なお、キャッチフレーズは基地内の各施設に掲示しているほか、各種活動でも活用され、感染予防対策などへの力添えとなっている。

安全主務者(飛行)講習
<航空安全管理隊>
 航空安全管理隊(司令・津田昌隆空将補=立川)は7月7日、航空自衛隊の安全管理体制の強化に資するため、本年度、飛行部隊等の安全主務者を対象とした「安全主務者(飛行)講習」を開講した。
 本講習は、主に航空団等の司令部安全班長や飛行隊安全幹部に配置されている隊員及び配置が予定されている隊員を対象として、飛行安全及び航空事故調査に関する知識技能を修得させ、各部隊等における事故防止等の態勢強化を図ることを目的としており、初回となった本講習には、全国の空自部隊から16名が7月7日から15日までの間受講した。
 本講習では、安全管理及び航空事故調査の活動に関わる教育を座学、グループ討議及び実習等を交えて実施したほか、特に、ヒューマン・ファクターズ(人的要因に関する学問分野)に関わる教育については、当隊所属の研究職防衛技官(心理)の専門的知識を活用するとともに、部外講師の講話を通じて理解促進を図った。
 隊司令講話において津田司令は、「先人たちの尊い教訓のもとに現在の安全管理体制が構築されていることに思いを致し、空自における航空事故の歴史と安全施策の足跡に学び、安全管理活動のあるべき姿を追求してもらいたい」、また、「常に指揮官の立場に立って、安全の観点から隊務運営に係る各種管理業務(訓練管理、品質管理、業務管理、勤務管理等)に積極的に関与し、指揮官を適正に補佐するとともに、熱意をもって部隊を教育指導してもらいたい」と要望した。
 受講者からは、「本講習を受講し、安全幹部としての立ち位置や役割、責任を再確認するとともに、安全幹部としての心構えを学ぶことができた」、「安全幹部という仕事にやりがいや興味が湧いてくるのを実感した」、「部隊に帰ったら、指揮官を積極的に補佐し、安全の最後の砦となれるように日々精進していきたい」等の所感を得た。この後受講者たちは、各部隊へと戻りその成果を発揮することとなる。

第15期一般空曹候補生課程及び第19期自衛官候補生課程卒業式
<防府南>
 7月13日に第19期自衛官候補生課程の、7月20日に第15期一般空曹候補生課程の卒業式が防府南基地及び熊谷基地においてそれぞれ挙行された。
 今回晴れて卒業を迎えたのは自衛官候補生課程1451名(内女性105名)、一般空曹候補生課程663名(内女性218名)である。学生は、立派な自衛官として成長するためおよそ3カ月間にわたる厳しい各種実技・座学等の教育訓練に励み、特に今期は新型コロナウイルスの影響によるさまざまな制限の中それぞれが履修目標の達成に取り組んできた。
 式は新型コロナウイルス感染症対策として隊員のみの形式で行われ、学生は代表学生を除きマスクを着用し、座席の間隔を2メートル開け、式典の収容人数の制限から一般空曹候補生課程は防府南基地では2回、自衛官候補生課程は2回(熊谷)又は3回(防府南)に分けて実施された。航空教育隊司令(小林努1空佐)は式辞において、「諸官は、数多い職業の中から航空自衛官を選択し、強い決意のもと服務の宣誓を行ったことに高いプライドを持ち、国民が不安に駆られている時にこそ与えられた任務を完遂し、国民の期待に応えてもらわなければなりません。そのためにはいざという時に勇敢であることが求められます。今後諸官はそれぞれの部隊、術科学校においても規則正しく真面目な生活態度を堅持し、いざという時に勇敢に振る舞うことのできる航空自衛官を目指し、更なる精進に努めてもらいたいと思います」と述べた。
 卒業生達は約3カ月にわたりお世話になった教官や苦楽を共にした同期との別れを惜しみつつ、これから始まる自衛官人生に大きな期待を抱き、新たな任地へと巣立っていった。

滑走路被害復旧訓練
<新田原>
 西部航空施設隊第2作業隊は、5月22日から6月25日までの間、新田原基地の被害復旧訓練場において、滑走路被害復旧訓練を実施した。
 今回の訓練は、器材の操作、作業手順及び他部隊との連携要領等を確認するとともに、爆弾により滑走路等へ被害が及んだことを想定し、破砕された滑走路を運用可能な状態へ復旧させるための能力を向上させることを目的としている。他基地から第1作業隊(芦屋)、第3作業隊(築城)及び南西航空施設隊(那覇)並びに陸上自衛隊第368施設中隊(湯布院)が参加し、土木器材等を使用してコンクリート(舗装材)の生成を行い、被害を受けた滑走路の復旧作業をそれぞれの部隊が交互に実施した。
 本訓練を通し、部隊間における連携の強化及び舗装作業の練度向上を図ることができた。

第58期救難員課程学生
<小牧>
 私たちは、救難員課程学生選抜試験を合格し、全国の部隊から「救難員になりたい」という強い信念を持って集まった9名です。今年の2月から救難員学生要員として導入教育が開始され、5月18日付をもって晴れて第58期救難員課程学生となりました。課程が開始されると、訓練は導入教育時より一層厳しさが増していきます。救難機からの捜索訓練に始まり、山岳地や洋上における救助訓練等を行いつつ、毎日自分たちの想像を超えた厳しい訓練を継続します。しかし、どんなに過酷な訓練であったとしても、私たち9名は志を高く持ち、教官の厳しくも愛のある指導の下、来年2月の卒業を目指して同期一丸となって努力していきます。
 基地内で不撓不屈の旗を掲げ、大声を出して走っている私たちを見かけましたら、心の中で応援していただけると幸いです。

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知って得するお金の話

辻 章嗣

「あなたの夢を叶えるライフプランニング」(その2)

前回に引き続きライフプランニング(LP)の4つのステップについて説明します。

3.LPの四つのステップ
(3)資産と負債を分析する

現在または将来のある時点における資産と負債の内訳を、バランスシートを用いて分析します。バランスシートは、左側が「資産」の欄、右側が「負債」と「純資産」の欄で構成されています。そして、「資産」の欄は、資産の種類ごとに預貯金などの金融資産、生命保険などの保険金の解約返戻金、土地と家屋の不動産の欄で構成されています。「負債」の欄は、住宅ローンやカードローンなどの借入金の欄で構成されています。
また、「純資産」の欄は、資産の合計から負債の合計を差し引いた額が入ります。そして、左側の資産合計と右側の負債合計と純資産を合わせた額が等しくなることからバランスシートと呼ばれています。
このバランスシートを用いて、資産に比べて負債が多過ぎないか、保有している資産に偏りがないかなどを分析して、必要に応じて改善を図ります。また、この表で、資産合計から負債合計を差し引いた額である純資産が、その家庭の豊かさを表しています。
例えば、退職金の全額を金融資産に預け入れた場合のバランスシートと、退職金で住宅ローンを全額繰上げ返済して残金を金融資産に預け入れた場合のバランスシートを比較すると、二つのバランスシートで純資産の額は変わりませんが、金融資産の額が大きく違っており、住宅ローンを繰り上げ返済した場合は手元資金が少なくなることが分かります。
(4)万が一の事態に備える
LPの最後のステップは、家族が病気やケガをした時や世帯主が亡くなった場合など、万が一の事態に備えることを考えます。
そのためには、まず健康保険(共済)制度や年金制度などの公的保障制度を理解することが必要です。そして、公的保障を受けてもなお不足することが見込まれる必要な資金を生命保険などで補うことを考えます。
例えば、世帯主が亡くなった場合に備える生命保険を考えてみましょう。
まず、キャッシュフロー表から、残された遺族が生涯に必要とする基本生活費、住居関連費、教育費などの支出見込の合計額を見積もります。通常、この計算では、配偶者の平均余命まで積算します。
一方でその時点で保有している金融資産と今後収入が見込まれる遺族年金、配偶者の給与収入、死亡退職金などから準備可能な資金の合計額を見積もります。
そして、支出見込の合計額から準備可能な資金の合計額を差し引いた額が必要保障額と言われるもので、生命保険で準備しなければならない合理的な死亡保険金額となります。

4.LPの勧め
LPは、あなたとあなたの家族の夢を叶え、漠然とした不安を軽減するために、主として経済的観点から、将来を予測し、不足する資金を計画的に準備したり、不安を軽減するために必要な資金を合理的に準備したりすることに役立ちます。
20〜30歳代の方には、結婚、出産、子育て、マイホームなどの夢の実現に、40〜50歳代の方には、充実したセカンドライフを送るために、LPを始めることをお勧めします。そして、LPを始めるのは、早いに越したことはありません。なぜならば、時間を味方につけることができるからです。
特に、任期満了や50歳代後半で退職する自衛官は、早い時期からLPを考えることをお勧めします。

辻 章嗣
ウィングFP相談室代表
元航空自衛隊パイロット、ファイナンシャル・プランナー、社会保険労務士


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