防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   1030号 (2020年7月1日発行)
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「頑張っています」新しい職場
活躍するOBシリーズ
学校法人松商学園北澤 秀夫
北澤氏は、平成29年7月に陸上自衛隊第13普通科連隊(松本駐屯地)を3陸尉で定年退官。55歳(記事作成時)
充実した毎日を過ごしています
 退官が近づいてきて再就職について考えた時、高校卒業と同時に自衛官となり一般企業を知らない私にとって、接客業や利益を追求する仕事が出来るのだろうか?製造業の工場などで毎日同じ仕事が出来るのだろうか?と不安に感じることばかりでした。
 実際に求職について援護センターの担当者との面接において、そのような思いを正直に話したところ、現在の松商学園高等学校での校用技師の仕事を紹介していただきました。
 この職場には同じ部隊の先輩方が就職されており、仕事内容について様々な話を聞くことができ、これならば自分にもできるかなと納得してこの職場を希望いたしました。
 再就職から現在まで半年ほどたちましたが、季節や学校の行事によって若干内容は変わりますが、校内の清掃、ごみ等の収集、校舎内外の様々な箇所の不具合や破損の補修・修理、庭木の手入れ、生徒や先生方からの依頼事項など実に様々なことを毎日実施し汗を流しています。
 毎日変化がある業務ですし、時間で決まっている業務以外は自分で予定を立てつつ工夫してできるため、自衛官時代の経験を役に立てることができるほか、就業時間や休日もキッチリと決まっていて、自分や家族との時間を持つことができており充実した毎日を過ごしています。
 自分は幸いにも良い就職先を紹介していただきましたが、「考えていたのと違った」と職場を変わっていく方の話も良く聞きます。定年退官後から10年以上再就職先で勤務することを考えれば何でもよいというわけにはいかないと思いますので、自分の希望や不安な事項、家庭の状況などをしっかりと伝え、就職先を紹介してもらうことが大切だと思います。

HOME's English Class
(防衛ホーム英語教室)
ウェル コンティニュー タ ワーク フロム ホウム
We'll continue to work from home(WFH)!
在宅勤務は、継続です!

 7月1日は、新コロナウイルスの規制から、正常化への試みが始まる状況です。気を緩めず、感染予防の処置はしっかりとして生活をしていきたいと思います。月初めには、いろいろな情報がメディアを通じて流れてきます。この時期おなじみとなっているのが、長期天気予報ですね。この夏は、どのくらい暑いのかといった情報です。今年は、5月の猛暑を経験しているので、およそ今夏は暑いだろうなと予想できるところですが、長期天気予報では、やはり猛暑だそうです。心構えだけはしっかりとしておきたいと思います。

 さて、今回の表現は、"We'll continue to work from home(WFH)!"「在宅勤務(WHF)は継続です!」です。在宅勤務をwork from homeといいます。略して、WFHで良く使われています。日本でも、新コロナウイルス感染の予防処置として、在宅勤務を実施する企業が多くありましたし、現在も継続する企業もあります。これは、臨時、あるいは緊急処置として行われましたが、北米のIT企業では、在宅勤務(WFH)にメリットがあると、臨時ではなく、これからずっと継続する企業が増えています。英語では、"permanent WFH"といいます。permanentは、「永久、恒久」という意味です。「恒久在宅勤務、恒久WFH」の形で使います。実際に会話で使うときは、「ワーク・フロム・ホウム」と発音するのが普通です。書く時には、WFHで大丈夫です。

 米ツイッターはじめ、フェイスブックなども恒久WFHへ移行する方向です。米陸軍は、在宅勤務にともなう秘密情報へのアクセスの研究も進めているようです。
 世界で、新コロナウイルスの対策を端緒にして、働き方改革が実行されて、本当に世界が変わっていくのが実感できます。世の中の動きは、決して後ろ向きではありません。前進しています。自分の生活をしっかりと見つめ、日々陽気に笑顔で、お過ごしください。それでは、皆さん。See ya!
<スワタケル>


防衛ホーム俳句コーナー
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苔伝へ音の幽く滴れる       岩崎 清子
床の間に「夢」の掛軸夏座敷    江口 景舟
一掬の水を炎暑の辻地蔵      大谷 弥栄
滝壺の修羅を抜け来て水迅し    亀田多珂子
昨夜より雨ふんだんに濃紫陽花   辰巳 蒼湖
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鬼灯の熟るる楽しさ秘めてをり   並木 桂子
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ラベンダーの匂袋を持て旅に    棚橋 弘子
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湯殿まで夕焼せまる明日も旅    深沢 矩子
緑さす出で湯は海の色に似て    丸岡 泥亀
紫陽花を見つめておりし雨宿り   早田 貴美
選 者 吟
鳴くことを忘れくたかけ暑に耐ふる 畠中 草史

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