防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   1021号 (2020年2月15日発行)
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新型コロナウイルス感染拡大防止
災害派遣
 1月31日、政府は自衛隊に対して新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のための災害派遣命令を発令した。これを受けて、防衛省がPFI契約を結んでいる民間船舶『はくおう』を活用することをまず決定した。2月6日から『はくおう』を自衛隊員の災害派遣活動の拠点・宿泊場所として使用を始めた。
 自衛隊は、2月1日から帰国邦人等の宿泊支援として60名を派遣。支援物資の配布・問診票の回収・食事の配膳・ごみの回収などを行なっている。5日からは、健康管理支援として9名を派遣し、帰国者の健康状態の確認や健康相談などを実施した。2月12日現在、前述の支援とは別にクルーズ船へ自衛隊医官5名と薬剤官3名による医療支援業務を実施。また、クルーズ船内の患者を船から搬送する作業の支援を行なっている。更に、自衛隊救急車4両による患者輸送・船内においての物資の搬入や仕分け、船内の乗客に提供する携帯電話のセッティングに係る支援を行う予定となっている。

CSFに対する災害派遣
第10師団災害派遣部隊、同支援部隊に第1級賞状
 岐阜県および愛知県等で発生したCSF(豚熱)に対する災害派遣活動の功績が認められた、第10師団災害派遣部隊および同支援部隊が第1級賞状を受賞した。
 2月6日、大臣室で表彰式が行われ、河野太郎防衛大臣から第10師団長の鈴木直栄陸将に賞状と副賞の楯が授与された。
 表彰理由は「迅速に現場に進出し、精神的ストレスの高い状況の中、昼夜を問わず家畜の追い込み作業および運搬等の支援任務を遂行し、民生の安定に寄与するとともに、自衛隊に対する国民の理解と信頼を深めた。これは第10師団長以下各指揮官の優れた指揮統率のもと、全隊員が一致団結し、平素の訓練成果を遺憾なく発揮した賜物であり、その功績は誠に顕著である」。
 第10師団は、平成30年の12月に自衛隊として初めてCSFに対する災害派遣活動を行い、昨年9月までの間、岐阜県、愛知県、三重県における活動は14回にも及んだ。

建設機械レンタル会社等と災害時における協定を締結
<空自補給本部>
円滑な部隊支援に期待

 11月から12月にかけて、航空自衛隊補給本部(十条)において補給本部長(三谷直人空将)と全国に営業所等を有する建設機械レンタル会社等5者との間で「災害時における資器材の提供に関する協定」の調印式が行われた。
 本協定は、災害派遣活動において、運用ニーズの柔軟かつ迅速な対応に資するため、レンタル会社等から建設機械、生活家電等を優先的に借り受けることができる協定として締結されたものである。その効果は、(1)必要な資器材を早期に現場へ提供(2)建設機械のほか、派遣部隊の生活環境改善物品にも幅広く対応(3)5者と締結することにより、日本全国において多様化する部隊ニーズへの対応等が見込まれる。また、資器材については、ブルドーザー、油圧ショベル、ダンプといった一般的に災害現場で活躍する建設機械のほかに、洗濯機や冷暖房器具など派遣隊員の生活環境の改善を図るとともに活動意識の高揚に?がる多種多様な物品をレンタルの対象としている。
 今後は、レンタル会社等と各種訓練や調整の実施により、さらに連携が緊密となる見通しであり、より円滑な部隊支援の実施に期待が持たれる。
 協定締結レンタル会社等下記の通り。
 一般社団法人日本建設機械レンタル協会、株式会社アクティオ、株式会社カナモト、西尾レントオール株式会社、株式会社レンタルのニッケン


派遣海賊対処行動支援隊等(第12次)
帰国行事
酷暑のジブチで任務を完遂

 中央即応連隊(連隊長・岩上隆安1陸佐=宇都宮)は1月21日、羽田空港及び宇都宮駐屯地で、第12次派遣海賊対処行動支援隊等(警衛隊長以下約70名)の帰国行事を行った。
 派遣隊員は昨年の7月に日本を出発し、日本から約1万km離れたアフリカ・ジブチ共和国において、活動拠点の警備や維持・管理等の任務にあたり、酷暑期には気温50度を越える過酷な環境のなか、約半年に渡る任務を終え1月21日午後、連隊長をはじめ家族や同僚隊員の待つ羽田空港に降り立った。
 派遣隊員が空港ロビーに姿を現すと、出迎えた家族からは歓声が上がり、隊員の元気な様子に安堵の表情を浮かべつつ約半年ぶりの再会に笑顔が溢れた。
 羽田空港に引き続き宇都宮駐屯地では、派遣隊員家族及び中央即応連隊全隊員、駐屯各部隊が出迎えのため集まり、派遣隊員が到着すると隊員達は真冬の刺すような寒さも忘れ、互いに肩を叩き合いながら仲間との再会を喜んだ。
 また、警衛隊長による帰国報告を受けた中央即応連隊長は、「半年の間、灼熱の地での任務大変ご苦労であった。まだ緊張の中にあると思うが、まずはしっかり休み少しずつ日本の環境に適応してもらいたい」と訓示し長期に渡る任務を無事終えた派遣隊員を労った。
 警衛隊長を務めた青柳秀和3陸佐は、出迎えた家族・隊員に対し「皆様のご主人やご子息、お父さんに助けられ任務を無事に果たすことができた。また、派遣隊員と留守を預かってくれた各中隊とが一丸となり大きな力を発揮できたと感じており、支えてくれた方々には本当に感謝している」と述べた。
 連隊は13回目となるジブチ共和国での派遣任務を終え、いかなる任務も完遂し得る部隊として引き続き練成を続ける。


国際社会の平和と安定に寄与
海外派遣出国・帰国報告
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UNMISS司令部要員2名の陸上自衛官帰国報告
 2月6日、国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)司令部要員として、昨年1月から現地に派遣されていた2名の陸上自衛官が、河野太郎防衛大臣や湯浅悟郎陸上幕僚長等に対して帰国報告を行った。
 帰国したのは兵站幕僚の宮本綾子3陸佐(陸上総隊司令部運用部付)と航空運用幕僚の中島大貴1陸尉(同)。宮本3陸佐は、首都ジュバのUNトンピン地区で派遣各国部隊及び司令部等との兵站に係る連絡調整等を行った。中島1陸尉も同地区で日々の飛行計画の作成や航空機運航状況の把握等を行った。2名は今回の派遣任務の功績等により第3級賞詞を受賞した。
 湯浅陸幕長は「司令部において他国の要員と調整しながら実務を遂行した。素晴らしいことだ。今回の経験を今後に活かしてほしい」と労った。その後の大臣への帰国報告では、大臣と生活環境や食生活について和やかに懇談が行われた。宮本3陸佐は「現地の治安は安定しており、不安も感じず安全に任務を完遂できました」と報告した。UNMISS司令部では、今回の2名の交代要員と、施設幕僚1名、情報幕僚1名、合わせて4名が現在勤務している。
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CFF151司令官 石巻海将補出国報告
 防衛省自衛隊は、ソマリア沖・アデン湾で海賊対処行動のため活動を行う第151連合任務部隊(CTF151)に、自衛官としては4人目となる司令官を派遣する。派遣されるのは第3護衛隊群司令の石巻義康海将補。2月下旬から6月下旬まで、司令部のあるバーレーンの米海軍基地で、海上自衛官16名、アメリカ・イギリス・オーストラリア・韓国等他国の軍人10名程度と共に勤務する。石巻海将補は、参加部隊との連絡調整等で指揮を執る。
 1月29日、石巻海将補は山崎幸二統合幕僚長に出国報告を実施。「開かれ安定した海洋の秩序強化、ならびに海賊対処に取り組む関係国との連携強化に万全を期して参ります」と力強く述べた。山崎統幕長は「第151連合任務部隊の司令官を自衛官が務めることは、我が国にとって極めて重大な意義を有している」、「関係各国と連携を図り世界の平和と安定のため任務を遂行してほしい」と激励した。
 また1月31日は河野太郎防衛大臣に対して出国報告を実施。河野大臣は「各国との連携が非常に重要ですので意思疎通を上手くやってほしい」と要望した。

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