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自衛隊ニュース   1020号 (2020年2月1日発行)
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生涯生活設計セミナーを盛大に開催
隊員約1100名、必須知識を獲得
名寄駐屯地
 名寄駐屯地(司令・武本康博1陸佐)は、12月16、17日の両日、レクリエーションセンターにおいて「生涯生活設計セミナー」を開催した。セミナーは駐屯地に所在する自衛官・事務官等に対し生涯生活設計についての知識を持たせ、今後の生活を有意義に送れるようにすることを目的に開催され、約1100名が参加した。
 保険会社や銀行、証券会社など計17社の講師らが、2日間にわたり講義した。
 隊員たちは、カフェテリア方式により「若年隊員の生活設計」「定年後の生活設計」「財産管理」など12項目のテーマから関心のあるテーマを選んで聴講し、今後の生活に必要な知識を獲得していた。
 聴講した隊員は「今後の人生設計を真剣に考えなければ」と話していた。
 名寄駐屯地は「今後も機会を捉えて積極的に開催し、服務指導の一環として捉え、隊員と家族の人生設計を支援していく」としている。

トウチとさくら
(トウチ君とさくらちゃんは東京都の鳥「ゆりかもめ」がモチーフの東京地本のマスコットです)
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東北復興イベントで自衛隊を紹介
 自衛隊東京地方協力本部高円寺募集案内所(所長・金子3陸尉)は10月26日・27日の2日間、中野区役所周辺で行われた「2019東北復興大祭典なかの」において、中野区・杉並区家族会及び杉並区自衛官募集相談員の支援を受け、広報ブースを出展した。このイベントは東日本大震災で被災された地域への継続的な復興支援をするとともに、地域振興を推進することを目的に毎年開催されており、自衛隊のほか、警視庁・東京消防庁等も協力している。
 広報ブースでは先般の台風に係る災害派遣活動の写真パネル展示や活動状況の映像を放映するとともに、軽装甲機動車や高機動車等、災害派遣においても活動した車両の展示には多くの来場者が興味を示し、ミニ制服等を試着した子供たちが偵察用オートバイに跨り記念撮影する傍ら、「今回の水害での自衛隊の活動に感謝します」との声も聞かれた。
 また、会場に隣接する中野サンプラザ前で行なわれた陸上自衛隊第一音楽隊の演奏会には多くの観衆が足を止め、その音色に魅了されていた。
 高円寺募集案内所は、今後も区民と自衛隊の懸け橋となる広報活動を積極的に実施していくとしている。
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防災教育で高校生が「生き残るポーズ」を体験
 自衛隊東京地方協力本部練馬地域事務所(所長・森田3陸尉)は11月6日、東京都立田柄高等学校3年生165名に対して、防災教育を実施した。
 これは、練馬区に所在する田柄高等学校からの依頼により、「震災時における命を守るための知識」をテーマに講演したものである。
 講演の冒頭、先般の台風19号に係る災害派遣において、被害情報の収集、人命救助活動及び行方不明者の捜索、給水・入浴等支援や道路整備等、自衛隊が行った活動の状況をスライド写真を用いて説明し、その後、内閣府ホームページに掲載されている「首都直下地震シュミレーション」の映像を通じ、震災に対する日頃からの備えの重要性を訴えた。
 震災への対処要領については、東京地本北地域事務所長であり、防災士でもある佐野3陸佐が「授業中に震度7の地震が起きたら、あなたはどうしますか」等実際に遭遇し得る状況での様々な質問を生徒に問いかけ、豆知識を交えながら大地震が発生した際の着意事項をわかりやすく解説し、講演の最後には生徒全員が片膝立ちでかがみ、頭を両手で保護する「生き残るポーズ」を体験した。担当教諭からは「生徒たちが『生き残るポーズ』をしっかり行っていた姿を見て真剣に取り組んでいると感じた」との感想が聞かれた。
 練馬地域事務所では、今後も積極的に地域のニーズに応え、防衛省・自衛隊の活動に対する理解と関心を高めるとともに、防衛基盤の充実拡大を図っていくとしている。

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