防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   1019号 (2020年1月15日発行)
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活躍する自衛官


令和へ届いた音楽の旋律
<陸自高射学校>
 高射学校(学校長・宮本久徳陸将補=下志津)は、令和元年12月14日及び15日に四街道市文化センター(千葉県四街道市)で令和元年度陸上自衛隊高射学校音楽祭を開催した。高射学校音楽隊は千葉県唯一の音楽隊として毎年音楽祭を開催しており、今年で17回目の音楽祭となった。
 毎年満席の集客を誇る音楽祭。今年も音楽隊の演奏の他、和太鼓やエイサー演舞などが披露された。また、千葉県立四街道高校と四街道市立千代田中学校の吹奏楽部が招待され、自衛隊員と共に音楽祭を盛り上げた。演奏された曲は、東京オリンピックマーチやパプリカなど。今年度についても両日ともに900名を越える来場者が訪れて大盛況のうちに終了した。

職場体験学習を支援
<三軒屋駐屯地>
 三軒屋駐屯地(司令・田中修2陸佐)は今年度、県内の高校・中学校合計26校119名に対し職場体験学習を支援した。
 本支援は、県内中学・高校の要請を受け、岡山地方協力本部が窓口となり毎年実施しており、自衛隊に対する理解と認識を深化させるとともに、更なる募集基盤の拡充を図ることを目的としている。
 職場体験学習支援は、年齢や学生数に応じて、「基本教練」「大型トラック体験搭乗」「暗視眼鏡の装着体験」「戦車等の装備品見学」「土のう積み体験」「戦闘糧食の喫食体験」など、その都度工夫を凝らした内容で実施した。
 職場体験を終えた学生からは、「自衛官の実際の訓練など、普段できない貴重な体験ができてよかった」「私も自衛隊員のように誇りを持てる仕事につきたい」「食堂のご飯がおいしかった」「被災地における人命救助や復興支援の大変さを実感した」などの感想が聞かれた。
 また、同行していた先生から、「以前三軒屋駐屯地で職場体験をした学生が、その職場体験をきっかけにその後自衛隊に入隊した」という嬉しい話も聞くことができ、今後もこの職場体験学習支援が、入隊につながる有意義な広報活動となるよう実施していきたい。

家族も笑顔 年末行事
<姫路駐屯地>
 姫路駐屯地(司令・堀川佳紀1陸佐)は、令和元年12月7日にラッパコンクールや餅つき等の年末行事を実施した。
 本行事は、隊員及び隊員家族の交流を促進するとともに、駐屯地ラッパコンクールを実施して、吹奏技術の向上を促進し、あわせて部隊の団結強化・士気の高揚を図った。
 ラッパコンクールでは、駐屯地各部隊見守る中、各部隊で選抜された代表ラッパ手の演奏が、体育館で行われ、駐屯地司令や駐屯地ラッパ指導官等の審査委員により、それぞれ隊員の演奏を真剣な面持ちで視聴、採点した。各部隊それぞれの代表ラッパ手が登場する際、拍手喝采による応援がなされ、会場は大いに盛り上がった。
 餅つきでは、隊員家族277名の参加を得て、隊員及び家族で楽しく餅をつき、これを頬張っていた。隊員家族の表情には満面の笑みが広がり、大変微笑ましく感じられた。
 行事を通じて駐屯地各部隊、隊員、家族との相互信頼を強化し、一致協力のもと、明るく、爽やかな姫路駐屯地の気風を醸成出来た一日となった。

Wi-Fi付自動販売機 今年度の設置目標達成!
<板妻駐屯地>
 板妻駐屯地(司令・深田満男1陸佐)において、今年度設置目標としていた5台の自動販売機全てにWi-Fi機能を付加した。前回6月の2台に加え、今回新たに3台のWi-Fi化に成功した。
 10月には外来宿舎前の自動販売機、11月には警衛所そして12月には女性自衛官宿舎フロアにそれぞれ設置することができた。
 これにより、外来に宿泊する通過部隊や第3陸曹教育隊に入校する女性自衛官等の課外における携帯電話の利便性が更に向上することになる。
 駐屯地業務隊長の上野富一郎1陸佐は、「日頃からお世話になっています自動販売機業者のご理解とご協力の賜物です。これにより通過部隊含め駐屯地所在隊員の生活環境が少しずつでも向上していけば幸甚です」と述べた。

老人ホームを慰問
<美唄駐屯地>
 美唄駐屯地(司令・小橋史行1陸佐)は12月5日、美唄市内の養護老人ホーム恵風園・特別養護老人ホーム恵祥園の慰問を美唄駐屯地曹友会会員15名で行った。この慰問は昭和53年の駐屯地創立以来行っており今年で42回目となる。
 今年もこの行事を心待ちにしていた入所者の方々のために、美唄駐屯地曹友会は一足早い餅つきを披露した。入所者も隊員が杵を振りかぶり餅をつくタイミングに合せ「よいしょー」と楽しそうに音頭をとっていた。また、ついた餅は雑煮として振る舞われ、「おいしい」と入所者の方々は大満足の様子であった。
 餅つき終了後、毎年恒例の隊員と入所者の方々とのふれあいコーナーでは、曹友会員らがカラオケで得意の唄を披露したり一緒に合唱したりして楽しい時間を過ごした。
 隊員達は、「今年もありがとう、来年も楽しみに待ってるよ」と手を振る入所者の方の笑顔に見送られ慰問を終了した。

心に残る音楽祭を披露
<弘前駐屯地>
 弘前駐屯地(司令・木原邦洋1陸佐)は11月4日、弘前市民会館において「令和元年度自衛隊弘前音楽祭」を開催した。
 音楽祭は2部構成で行われ、オープニングは駐屯地ラッパ隊によるラッパ吹奏「君が代」により開演した。
 第1部は、弘前大学よさこいサークル「焔舞陣」の若さ溢れるアグレッシブな演舞や、弘前駐屯地ラッパ隊による「ラッパドリル」、そして津軽情っ張り大太鼓保存後援会による迫力ある力強い演奏が披露された。
 続く第2部前半では陸上自衛隊第9音楽隊による演奏が行われ、「ルパン三世」や「千と千尋の神隠しハイライト」など親しみのある曲が披露された。また第2部後半は弘前実業高校吹奏楽部とのコラボレーション演奏も行われ会場内に大きな拍手が鳴り響いた。
 フィナーレの「ソーランファンク」では、出演者全員と観客により「ヤーレンソーラン、ドッコイショードッコイショー」の掛け声と手拍子が沸き起こり、会場は一体感に包まれ、心に残る音楽祭となった。

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