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自衛隊ニュース   1019号 (2020年1月15日発行)
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開庁60周年記念・令和元年度
小牧基地オープンベース特集
(その2)
オープンベースを楽しんでもらうために

 ★飛行場勤務隊外来機支援班にとって最も忙しい行事で、15機種が飛来しました。とても裁ききれない数なので、401飛行隊、整備補給群検査隊及び航空救難団検査隊から各機体を整備出来るスペシャリストを召集して対応しました。臨時結成したチームでしたが、各人が持ち場を守り "One Team" で無事に航空機を帰投させる事ができました。

 ★401飛行隊ではKC-130Hの飛行展示および機内展示を行いました。
 飛行展示では404飛行隊のKC-767との模擬空中給油や編隊飛行を披露しました。当日は天候にも恵まれたおかげで、大型輸送機の雄大な姿をご覧いただけたのではないでしょうか。機内展示では最初から最後まで大大大盛況を博し、一緒に写真を撮ったりお話したりすることで距離が縮まり基地の理解や広報に寄与できました。

 ★飛行群本部の高橋3空曹は、飛行展示委員の一員として所要の消耗品等の取得を積極的に実施し、当日は祝賀会の接遇要員として招待者の対応にあたりました。また、短い休憩時間を利用して家族に職場を紹介するなど公私にわたり大活躍しました。

 ★5術校整備部は、航空管制シュミレーターの展示を多くの来場者に楽しんでいただけるために、持てる整備能力を最大限に発揮して、当日に故障を発生させないよう周到な準備にあたりました。その他、受付、案内及び接遇要員等として勤務した隊員は、職人気質ですが、普段以上の笑顔を心がけて勤務しました。特に、交通警備統制員として勤務した隊員は、勤務場所の横にある簡易トイレの詰まりという不測事態への対応に迫られながらも整備部一丸となり大成功のオープンベースでした。

 ★警備犬訓練展示は、準備に約2カ月の期間を要しました。長期にわたる訓練で非常に疲れたと思います。もちろん4頭のわんちゃん達ですが…笑。大勢の注目のなかで慣れない展示は困難だったと思います。高いパフォーマンスを発揮し成功させてくれありがとう。「あみ、マリオ、ベル、カイザー、お疲れ様」と感謝を伝えたい。

 ★正門付近で警備をしていた5術校学生隊期待の新人2空士は基地を後にする一組の家族から声をかけられた。「今日はとても楽しかったです。ありがとうございました。お仕事頑張ってください」と…。朝から警備で疲れていた2空士はその満面の笑みで一瞬のうちで疲れも吹き飛び…オープンベースを楽しんで頂けたことに感謝すると共に、今後もあの「笑顔」を守れるように日々精進を誓ったそうな。


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