防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   1017号 (2019年12月15日発行)
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トウチとさくら
(トウチ君とさくらちゃんは東京都の鳥「ゆりかもめ」がモチーフの東京地本のマスコットです)
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地域イベントで協力団体と自衛隊をPR
 東京地方協力本部八王子地域事務所(所長・坂本1陸尉)は11月16日・17日の2日間、協力団体(八王子市防衛協会・家族会・隊友会・募集相談員)の協力を受け、「第40回八王子市いちょう祭り」に参加して広報活動を実施した。
 これは、甲州街道のいちょう並木にあやかり市民手作りのイベントとして始められたもので、現在では八王子市3大祭りの一つとして知られており、2日間で合わせて約50万人が来場した。
 祭り会場中心部に位置する「陵南公園」に開設した広報ブースでは、災害派遣、国際貢献活動等の動画放映や写真を掲示し、広報官が自衛隊の活動内容について説明した。また、軽装甲機動車や高機動車等のコーナーは多くの来場者の注目を集め、高機動車の後部席に乗り込んだ男性からは「思ったより広いですね」との感想が聞かれた。迷彩服の試着やトウチ君との記念撮影では、家族会から支援を受け、その場で撮影した写真をプレゼントする等、多くの若者や子供たちの楽しむ姿が見られた。
 協力団体と共に自衛官募集チラシを配布した際には、先般の台風や豪雨による自衛隊の災害派遣に対し、「自衛隊に感謝です」「これからも頼りにしています」等、自衛隊の活動に対する感謝や励ましの言葉が聞かれた。
 八王子地域事務所は今後も自衛隊への関心や理解が深められるよう、地域に密着した募集広報活動を実施していくとしている。
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「すみだまつり・こどもまつり」で広報活動
 東京地方協力本部江東出張所(所長飯野3海佐)は10月5日・6日の2日間、墨田区錦糸公園で開催された「第44回すみだまつり・第49回こどもまつり」において、東京都隊友会墨田支部の支援を受け広報活動を実施した。
 このイベントは、区民の交流により「ふるさとすみだ」の意識を高め地域の振興を図ると共に、子供の安全と健康を願い、連携と友情を育むことを目的としており、今年は両日合わせて約30万人が来場した。
 江東出張所の広報ブースでは航空自衛隊の航空機ブルーインパルスのパイロット気分が味わえるVR(バーチャルリアリティー)コーナーを設置し、VRゴーグルを初めて体験した子供たちやその家族は、ブルーインパルスの操縦席に座った感覚で上下左右360度を見回したり、マッハ約0・9のスピードを疑似体験し「貴重な体験ができて良かった」「自衛隊パイロットの凄さがわかった」等の感想が聞かれた。また、自衛隊の制服や迷彩服の試着体験コーナーには子供サイズのミニ制服等を準備し、来場した多くの子供たちが制服を着て写真撮影を行っていた。当時は台風15号に係る災害派遣として部隊が活動中でもあり、来場者からは「自衛隊さん、これからも頑張ってください」との励ましの言葉も聞かれた。
 江東出張所は、今後も地域に密着した募集・広報活動を実施するとともに、部隊等と連携を密にして、防衛省・自衛隊の活動に対する東京都民の理解と関心を高め、自衛官募集業務に繋げていきたいとしている。
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ヘリ体験搭乗で能力を体感
 東京地方協力本部(本部長 岸良陸将補)は10月20日、陸上自衛隊立川駐屯地において、東部方面ヘリコプター隊第1飛行隊の支援を受け、航空機体験搭乗を実施した。
 これは募集対象者等に対し、陸上自衛隊ヘリコプターの体験搭乗を通じて保有能力の一端を体感してもらうことにより、自衛隊に対する親近感を醸成し、理解と認識を深めてもらうことを目的としている。
 当日は80名が参加し、UH-1の1番機、2番機及びフライト別の搭乗区分に分かれ、1フライト約20分の飛行経路を区分ごとに順番に体験搭乗した。搭乗を終えた参加者は「地上の様子がまるで地図を見るように、あっという間に小さくなったが、その速さが感じられないくらい機体が安定していた」「台風19号による河川の増水跡を確認することができた。上空からの情報の重要性を感じた」等、興奮した様子で話し、航空学生を目指しているという男性は、初めて自衛隊のヘリコプターに乗ったがパイロットへの憧れが更に増した」と目を輝かせていた。
 また、2番機の誘導は、この春に東京地本立川出張所を通じて入隊し、航空機整備員として9月に部隊配置されたばかりの阿部紗弓2等陸士が担当しており、その落ち着いた行動と、参加者に対して明るく丁寧に機材説明をする姿に接した女性参加者らは、「女性が活躍しているところを実際に見ることができて良かった」と感激した様子であった。
 東京地本は、今後も体験搭乗や体験航海、各種広報イベント等を通じ、一人でも多くの方に自衛隊の活動に対する理解と関心を深めていけるよう広報活動を実施していきたいとしている。
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葛飾区総合防災訓練における広報活動

 東京地方協力本部新小岩募集案内所(所長・山本2陸尉)は9月29日、葛飾区役所周辺で開催された「令和元年度葛飾区総合防災訓練」において、広報活動を実施した。
 この訓練は、大震災時における防災関係機関の災害対応活動と地域住民の自主防災活動を一体で実施することにより、機関相互の協力体制の確立及び区民の防災行動力強化等を目的としており、自衛隊のほか警察、消防等が協力して避難所開設訓練、医療救護訓練、物資搬送訓練、道路啓開訓練が行われた。
 新小岩募集案内所が設置した広報ブースには、防災訓練に参加した東京消防庁本田消防署員や大勢の区民等が訪れ、東日本大震災や先般の台風15号に係る災害派遣時の写真パネルを見た来場者からは「災害派遣等で活躍している姿を見ていると、本当に頼りになる」等、激励の言葉が多数聞かれ、東京地本のマスコットキャラクター「トウチ君」と一緒に記念撮影をする子供の姿も見られた。
 新小岩募集案内所では、今後も地域に密着した広報活動を実施するとともに、自治体等とも連携を密にして、防衛省・自衛隊の活動に対する理解と関心を高め、自衛官募集業務に繋げるとしている。

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都内大学生が防衛研究所を研修
 東京地方協力本部台東出張所(所長・武下3陸佐)は9月11日、都内所在の大学生で構成する関東戦史研究連絡会の会員37名に対し、防衛研究所研修を実施した。
 はじめに、室岡鉄夫理論研究部長らによる防衛研究所の概況及び防衛研究の特性や最近の研究テーマ、防衛研究者となるための勤務イメージ等について説明があり、次いで研究所員による「世界戦争史」及び「基盤的防衛力構想」と題した講話が行われた。
 講話後には、軍艦大和の戦闘詳報等、研究所が所蔵する多くの歴史的史料を見学した。
 研修後、学生からは「講話の内容も興味深くとても勉強になった。今後も研修機会があれば是非参加したい」等の感想があった。
 台東出張所は、今後も学生のニーズを踏まえ関係機関との連携を図りながら積極的に広報活動を行い、防衛省・自衛隊の活動に対する理解と関心を高め、募集業務に繋げていきたいとしている。

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