防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   1006号 (2019年7月1日発行)
-
1面 5面 7面 8面 8-9面(PDF) 10面 11面 12面

RDEC(アフリカ)
派遣隊員壮行行事
 第5施設団(団長・白川訓通陸将補=小郡)は、5月22日国連PKO支援部隊早期展開プロジェクト(アフリカ)隊員派遣の壮行行事を行った。
 本プロジェクトは、平成26年9月に行われた第1回PKOサミットにおいて安倍総理が表明した国際貢献策を具体化したものであり、国際社会から高い評価を得ている。今回で7回目の派遣、第5施設団を基幹とし、教官団長宮本2陸佐以下23名(女性隊員4名)で編成され、ケニアの首都ナイロビにおいて、6月3日〜8月23日までの約12週間、ウガンダ国軍の工兵要員に対し、ブルドーザー・油圧ショベル等の重機操作や整備訓練等を実施する。
 壮行行事は、派遣隊員の家族や小郡市自衛隊協力会会長の小郡市長をはじめとする多数の来賓の参加を得て、盛大に行われた。
 第5施設団長の白川陸将補は、「これからの約3ヶ月間、様々な困難が待ち受けていると思うが、日本を代表して重要な任務に従事する大きな誇りとこれまでに培ってきた自信を胸に、任務を完遂してもらいたい」と派遣隊員を激励した。派遣教官団長である宮本2陸佐は「日本隊らしさ、学生目線での教育、安全管理の徹底の3点を重視し、ウガンダ国軍工兵要員の練度を高めるべく、精一杯頑張ってきます」と意気込みを述べた。
 5月25日派遣隊員は、家族や同僚隊員等が見守る中、別れを惜しみつつ握手を交わしながら笑顔で福岡空港から出発していった。派遣隊員を乗せた飛行機の離陸を展望デッキで見送りながら、全員で派遣隊員の任務完遂と無事の帰国を祈念した。

第48回USO顕彰授賞式
 第15旅団(旅団長・中村裕亮陸将補=那覇)は、5月18日、米空軍嘉手納基地において行われた第48回USO顕彰式に参加しました。USO顕彰式とは、年に一度沖縄に所在する米陸・海・空・海兵隊それぞれの米軍兵士から優秀な2曹または3曹クラスの下士官1名が選出され、表彰される米軍の伝統行事です。更に、米軍に加えて陸上・海上・航空自衛隊からそれぞれ表彰され、陸上自衛隊からは、第15ヘリコプター隊の川口徳文3陸曹が航空機整備及び日米の絆向上への功績により表彰を受けました。
 表彰された川口徳文3陸曹は、「今回、表彰して頂くことができてうれしく思う。沖縄で勤務する中で様々な面で米軍と日米交流をすることができ良い経験になっている。今後も益々日米の絆を向上できるよう日々努力する」とコメントしました。
 今後も第15旅団は、「日米の絆、そして県民の皆様との絆を向上させながら日々の勤務に邁進していきたい」としている。

機略縦横(11)
航空集団先任伍長 海曹長 石田久行
 曹士隊員の皆さんが目指す最終階級はなんですか?自衛官としての目標は何ですか?幹部自衛官として活躍したい隊員は幹部自衛官を目指してください。それ以外の曹士隊員の皆さんは陸上自衛隊最先任上級曹長、航空自衛隊准曹士先任、そして海上自衛隊先任伍長を目指してください。教育隊の扉を叩いた皆さんは、海上幕僚長になるのは難しいかもしれませんが、海上自衛隊先任伍長になれる可能性を誰もが持っているからです。海上自衛隊先任伍長を目指し、部隊等、護衛艦隊等及び自衛艦隊等先任伍長で終わる人もいるかもしれません。
 しかし、海上自衛隊先任伍長を目指すことに意味があり、そのような志を持った隊員が増えることが大切だと思います。また、そのような隊員を育てようとする職場の環境や雰囲気が重要であり、精強な部隊の育成及び団結の強化につながると確信しています。全国の曹士隊員の皆さん、海上自衛隊先任伍長を目指しましょう。

Home
(ヘルプ)
Copyright (C) 2001-2019 Boueihome Shinbun Inc