防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   995号 (2019年1月15日発行)
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よせがき
年男・年女の抱負
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ダイエットの年に
第49普通科連隊(豊川) 3陸曹 太原 英胤
 新年明けましておめでとうございます。
 私は平成29年8月に久居から転属して参りました。この1年数ヶ月間豊川に住んだ感想は、「住みやすい」でした。しかし、この「住みやすい」環境のおかげで私は、人間的に大きく…いえ、体重的に大きくなってしまい、猪突猛進するダッシュ力も無くなってきてしまいました。これに伴い今年はダイエットの年にしたいと思います。まずは脂肪を燃焼させる為の筋力をつけていきたいと思います。ところで今年は5月から新年号が始まる年でもあります。私も気持ちを新たに心機一転、いろんな事にチャレンジして見た目だけ大きくならず、内面や能力の方を大きくしていきたいと思います。
 最後に皆様のご健勝並びにご多幸、そして飛躍の年になりますよう祈念いたしまして新年のご挨拶とさせていただきます。本年も宜しくお願いいたします。
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良き夫、優しい父
第49普通科連隊(豊川) 3陸曹 古田 直紀
 新年明けましておめでとうございます。
 昨年は公私共に充実した一年を過ごすことが出来ました。仕事面においては、係陸曹に上番して一年が経ち業務にも慣れ、中隊の隊務運営に微力ながら貢献できたことです。また、プライベートでは長男が誕生したことです。長男が産まれたことに大きな喜びを感じるとともに、出産の痛みに耐えてくれた妻と頑張って自分の力で産まれてきてくれた息子に深く感謝しました。
 年男の抱負としまして、仕事面においては新たな特技を習得し、自己の能力を向上して中隊の戦力強化に努めていき、プライベートでは妻にはよき夫、息子には優しい父として、深い愛情をもって家族孝行をしていき今年も充実した1年にしていきたいと思います。
 最後になりましたが、今年1年が皆様にとってよりよい一年になりますよう祈念申し上げます。
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4回目の年女を迎えて
第49普通科連隊(豊川) 即応予備2陸曹 嵩野 聖子
 「年女」、この言葉を初めて意識したのは、24歳。
 その頃の私は、第10師団司令部の広報室「金鯱」の編集に携わっていた。商業高校時代に習ったワープロが役立ち、そして部外の方々との交流でビジナスマナーの大切さを目の当たりにした。
 36歳の私、離婚を経験し、全く新しい人生が始まった。職場では厳しく指導され、効率的な仕事のやり方、人に接することの難しさを知った。小規模ながらも事業を立ち上げたのもこの頃、人を使う側と人に使われる側の考え方の違いを痛い程学んだ。
 そして今年48歳の私は、やりがいのある仕事に恵まれ、多忙ではあるものの大変充実した生活を送っている。昨年から職場の好意により念願であった即応予備自衛官招集訓練にも参加出来る様になった。現在の私は、今までの多種多様な経験と私に関わってくれた全ての方々のおかげで出来ているといっても過言ではない。
 これらの経験や人との繋がりは何物にも代え難い私の宝物だ。これからの12年、更なる経験、出会いが私を待っていることだろう。60歳になった節目にまた人生を振り返るのが今から楽しみだ。
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4回目の年男として
第130地区警務隊久居派遣隊 1陸曹 丸石 隆雄

 皆様新年明けましておめでとうございます。今年で4回目の「年男」を迎えることとなりました。年を重ねるうちに様々な出来事が思い出されます。その中でも特に印象深い事は、自衛隊に入隊してから教育や転属等で、多くの人との素晴らしい出会いに恵まれた事です。上司、先輩、同僚、後輩に支えられながら、これまでの30年という自衛隊生活を頑張ってこられたと思っています。
 今後の自衛隊生活を考ええてみますと、現在の警務隊については定年が60歳であることから5回目の「年男」を迎えるまでの自衛隊生活において、まだまだ自分の知らない色々なことに「挑戦」という気持ちを忘れず、チャレンジしていこうと思います。また現在は単身赴任生活を送っていますが、私生活においても家族が仲良く暮らせるように家に帰ったときには目配り、気配り、思いやり等を持って、この1年を過ごしてみようと思います。

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3つの目標
第33普通科連隊(久居) 陸士長 春日井 卓弥
 私の新年の抱負は、陸曹候補生として陸曹教育隊に教育入隊し、初級陸曹として必要な知識・技能・体力を身につけることです。そのために、3つ目標を立て努力しようと考えています。
 1つ目は、「知識」についてです。初級陸曹として勤務するために必要な教範事項や小部隊の指揮要領の手順などの知識を修得するよう日々励みたいと思います。
 2つ目は、「技能」についてです。私の射撃などの技能は、中隊の陸曹の方々と比べると足元にも及びません。よって、陸曹教育隊での教育を通じ自己の技能を向上させ、中隊の諸先輩に認められる陸曹を目指し、日々訓練に励みたいと思います。
 3つ目は、「体力」についてです。初級陸曹に求められるのは、体力と気力で陸士を牽引することだと思いますので、教育を通じ困難に負けない体力と気力を身につけるよう体力練成に励み、苦しい時こそ自ら進んで行動できるようになりたいと思います。
 3つの目標を掲げましたが、陸曹教育隊で教育をともに受ける同期と切磋琢磨し、更に自己の識能を向上させ、自分を陸曹として認めてもらえるよう日々努力し、教育を修了し、駐屯地に戻ってきた際には、「陸曹らしくなったな」「初級陸曹として期待しているぞ」と言われるように、約6ヶ月の教育の一日一日を大切に日々訓練に励み、一歩前進できるよう努力していきたいと思います。
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干支の亥と猪
久居駐屯地業務隊 衛生科長 2陸佐 朝日 浩司
 十二支は、もともと一年を十二分割するという天文学からきたものです。古代中国から伝わったこの文化は、日本でも時間や月日を測るものとして、農業などで親しまれてきました。はじめは季節ごとの植物の状態を表す漢字が用いられていたこの干支ですが、一般の人達にも親しんでもらおうと、ひとつひとつの漢字に動物が当てはめられるようになりました。干支に亥がいるのは日本だけで、もともと亥は豚を指して使われていたそうです。
 いまでも日本以外の国では、変わらず亥を豚で指す干支だそうです。(干支の亥は猪を表す)猪は犬と同じくらい嗅覚が優れており、神経質な生き物で、ちょっとした変化にもすぐに気がつき、いつもと違うものを見かけると、できるだけ避けようとする習性があります。食用としての猪は、貴重なタンパク源で「薬食い」とも言われ、厳しい冬には滋養や保温のための薬として重宝されていました。奈良時代から明治時代にかけての仏教を厚く信仰していた日本では、動物を殺してしまうことを慎んだのです。猪肉は「山くじら」という隠語で、食されていた記録が残っています。
 そんな猪を象徴する性格は崩れない信念と頑固な意志を持ち、何事に対しても全力で臨んで、不正を許すことができない真面目な性格と表現します。私は、年男だからと考えず、猪突猛進せず、いろいろな角度で物事を考えるように努力をして行きたいです。

レンジャー教育を終えて
〜教官と学生長の想い〜
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レンジャー集合教育を経験して
第32普通科連隊(大宮) 2陸曹 吉田 正也
 平成30年度、秋に第32普通科連隊で行われた第38期レンジャー集合教育に私は、学生長として参加しました。
 教育当初、学生長として頼りない場面が多く同期に大変迷惑を掛けてしまいました。しかし、教官要望事項である「一丸」と、教育中に言われた言葉「仲間を絶対大切にしろ」を胸に刻み、同期の支えと協力もあり、厳しい訓練も乗り越えることができました。
 一番印象に残っていることは、ロープ橋で学生長として先陣をきって登り、レンジャー旗を運びきれたことです。また、終わったと思った訓練で、さらに、任務を追加された時は、気持ちが負けそうになったが、レンジャーになるため「犠牲・覚悟・目標」を持って本教育に臨んでいるので立ち直る事ができ、さらに仲間の大切さを実感することができました。
 今後は、レンジャー隊員として先陣をきって皆を引っ張っていき、胸のダイヤモンドが更に輝くように日々精進をし、任務に邁進していきます。
 指導をしていただいた教官・助教をはじめ支援や応援をしていただいた隊員及びご家族の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
 ありがとうございました。
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初めてのレンジャー教官を終えて
第32普通科連隊(大宮) 2陸尉 大山 将慶
 これが「本物」だ。
 平成30年9月10日から、同年12月3日の間実施された、第38期部隊集合教育「レンジャー」に教官として初めて参加した。準備訓練から数えること、5ヶ月間もの月日が過ぎたが、教育隊立ち上げの日、教官・助教が初めて事務室に揃い、独特のピリピリとした緊張感を感じたことが昨日のように感じる。
 レンジャー教官としての日々は、挑戦と反省の連続であった。入念な現地偵察、細部に亘る日々の会議、きめ細やかな学生指導、重箱の隅をつつくような安全管理、徹底した設想の排除とリアルな状況の追求。決して意図的ではないが、今まで携わった他の教育が手を抜いていたかもしれないと思えてしまう程、レンジャー教育はあらゆる場面・事柄において、妥協を許さない「本物」の教育であった。
 これは、学生、指導部、そして支援して下さる部隊全てが、高いプロ意識と熱い情熱をもって教育に挑むからであろう。
 レンジャー教官として学んだことを活かし、特に、「本物」の感覚を忘れず、これからも職務に邁進していきたい。
 最後に、連隊長、担任官をはじめ、指導部、支援部隊、各自治体及び住民の方々、学生のご家族に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

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