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自衛隊ニュース   981号 (2018年6月15日発行)
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岩手駐屯地に係る要望書を受領
<小野寺大臣>
 6月5日、小野寺五典防衛大臣は防衛省で、岩手山中演習場周辺市連絡協議会(会長・柳村典秀滝沢市長)から要請を受けた。
 柳村市長は、防衛大綱および中期防衛力整備計画に基づく基地の再編による現有勢力の減少を懸念し、勢力維持を要望した。
 小野寺大臣は、「岩手駐屯地は特科、戦車隊が所在しており、日頃から地域の住民の方に訓練環境を含めてご配慮を頂いています。岩手駐屯地は災害発生時の際の担任区です。東日本大震災の際もかなりの数の隊員が支援に出ました。岩手駐屯地に期待するのは、まずひとつが日本全体の防衛、そして岩手で唯一の陸上部隊ですので、広い岩手県を担任区としてどう守っていくのか、様々なバランスを考えて再編を検討していきたい」と答えた。

横田基地オスプレイ配備要望書を受領
<大野政務官>
 6月4日、大野敬太郎防衛大臣政務官は防衛省で、「横田基地に関する東京都と関係市町連絡協議会(会長‥東京都知事、副会長‥福生市長)」から、横田基地におけるCV-22オスプレイの配備についての要望書を受領した。
 4月3日、在日米軍はCV-22オスプレイの配備を、2020米会計年度予定から1年以上前倒しして、今年の夏頃に配備すると発表。
 加藤育夫福生市長は「基地を抱える自治体としては、防衛は国全体の事であり、地域住民だけが被害を受ける事は避けて頂きたい。安全面、騒音面での十分な配慮、情報提供をお願いしたい」と要望した。
 大野政務官は、オスプレイがアジア太平洋地域における安全保障、災害時での対応等あらゆる意味で抑止力・対処力が向上する装備品であるとした上で、「地元の方の懸念も承知しています。とにかく第一に情報提供が大事。今後の日米関係も含めて情報提供をしっかり行っていきたい」と答えた。

UNMISS司令部要員2名 山崎陸幕長に出国報告
 6月5日、国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)の司令部要員として派遣される陸上自衛官2名が、山崎幸二陸上幕僚長に対して出国報告を行った。
 今回派遣されるのは、第10次施設幕僚要員・安保直之1陸尉(陸上総隊司令部)と第10次情報幕僚要員・冨永麻美1陸尉(同)。冨永1陸尉は、第5次情報幕僚要員の荒木1陸尉(平成26年1月〜7月)以来4年ぶり3人目の女性自衛官となる。
 安保1陸尉が代表して力強い出国報告を実施。その後の懇談で山崎陸幕長に状況を聞かれた2名は「準備万端です」と答えた。
 陸上自衛官のUNMISS司令部要員への派遣は2011年から行われており、2017年5月に施設部隊が撤収した後も継続されている。現在は兵站、情報、施設、航空運用でそれぞれ1名、計4名が南スーダンの首都ジュバ市内にある国連施設で勤務しており、今回の2名は前任者の交代要員として現地に赴く。安保1陸尉は施設幕僚として施設業務に関する企画・調整を、冨永1陸尉は情報幕僚としてデータベースの分析・管理を、各国の司令部要員と共に行う。派遣期間は6月9日から約1年間を予定している。

全国初の機動師団へ改編
<8師団>
 第8師団(師団長・吉田圭秀陸将=司令部・北熊本)は、3月27日の編成完結日をもって全国初の機動師団へ改編し、同31日、北熊本駐屯地において多数の報道関係機関へ公開する中、福田大臣政務官が来隊して自衛隊旗授与及び第8師団編成完結報告行事を行った。
 平成29年度末における第8師団の機動師団化改編の概要は、第42普通科連隊の第42即応機動連隊への改編、第8特科連隊の廃止及び西部方面特科連隊の新編、第8戦車大隊の廃止、全国で最後となった師団隷下の即応予備自衛官を主体とした普通科連隊である第24普通科連隊の廃止及び同連隊の方面混成団隷下での新編、各普通科連隊内対戦車中隊の廃止等であり、師団にとっては大きな部隊改編であるとともに、全国に先駆けて行われた機動師団化改編という極めて意義深いものだった。
 このような中、31日に行われた師団編成完結報告行事では、当初、各隷下部隊長から師団長に対して編成完結報告が実施され、引き続き福田大臣政務官臨場後においては、第42即応機動連隊長及び西方特科連隊長への自衛隊旗授与、師団編成完結報告、政務官による巡閲・訓示が行われた。政務官からは、「陸自は歴史的な大変革に挑んでいる。第8師団の精鋭が先駆けとなり、強い使命感を持って任務に邁進することを期待する」と、本行事に参加した約2000名の隊員を前に訓示が行われた。
 また、本行事に先立ち、各部隊の廃止・新編行事、改編行事が各駐屯地において行われた。玖珠駐屯地においては定期異動前で多くの第8戦車大隊隊員が所在する17日、第8戦車大隊廃止に伴う大隊旗返還式が、また、22日、えびの駐屯地においては第24普通科連隊廃止に伴う自衛隊旗返還式が、さらに、26日、北熊本駐屯地においては第8特科連隊廃止に伴う自衛隊旗返還式が各々行われ、第8師団隷下部隊として各種任務や訓練において活躍した各部隊の長く、かつ、栄光ある歴史に終止符が打たれた。
 一方、27日午前、北熊本駐屯地においては、第42即応機動連隊改編に伴う編成完結式が行われ、第42即応機動連隊長末永政則1陸佐は、編成完結式に参加した連隊隊員に対し、「即応機動連隊の戦い方は誰も教えてくれない。各職種の知見を結集して当事者である我々がその答えを見つけなければならない。来年度以降に即応機動連隊に改編される部隊や基本教育に任ずる学校をリードすべく頑張っていこう」と述べた。
 機動師団化改編した新生第8師団は、引き続き、熊本・宮崎・鹿児島3県の防衛・警備はもとより各種事態対処等に即応し、鎮西機動師団としての使命を果していく。

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