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自衛隊ニュース   966号 (2017年11月1日発行)
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平成29年度総合戦闘射撃訓練
北鎮2師団
北鎮師団の火力を発揮!
 陸上自衛隊第2師団(師団長・野澤真陸将=旭川)は、9月26日〜28日まで、北海道大演習場において総合戦闘射撃訓練を実施した。現在、陸上自衛隊で戦闘団を編成できるのは、2師団だけである。
 訓練は、第3戦闘団(戦闘団長・岡本宗典1陸佐)、第25戦闘団(戦闘団長・瀬田晃一郎1陸佐)、第26戦闘団(戦闘団長・西田健1陸佐)が行い、今回の大きな特色の一つとして、通常戦闘団に配属されない衛生隊、偵察隊、飛行隊、化学防護隊も参加。第25戦闘団には第1対戦車ヘリコプター隊からAH-1Sも参加した。
 これは、諸職種部隊の火力を組織化し、総合戦闘力最大限発揮するための指揮幕僚活動、各級指揮官の射撃指揮、諸職種部隊間の火力の連携能力の向上を図ることを目的とし、演練項目には機動と火力の調整、戦闘支援部隊には時間の余裕のない状況での戦闘支援場面の作為等を指定した。
 3個戦闘団は、訓練想定をそれぞれに設定し、防御戦闘・逆襲戦闘の場面の練成成果を遺憾なく発揮し、組織化された戦闘力で敵を撃破した。
 戦闘団を編成できる陸上自衛隊唯一の北鎮師団、そして先進師団として、師団等指揮システム(FiCS)を最大限活用した成果ある訓練となった。

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