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自衛隊ニュース   961号 (2017年8月15日発行)
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WLB推進強化月間! 若宮防衛副大臣、省内巡回!
ゆう活、9月まで実施中
 7月28日、若宮健嗣防衛副大臣(当時)が防衛省A棟内の主要なフロアを巡回し、「ゆう活」の実施を促した。防衛省ワークライフバランス推進強化月間における取り組みの一つである「ゆう活」を利用して、より多くの職員が定時退庁及び早期退庁するようにとの趣旨から行われたもの。防衛政策局防衛政策課から巡回が始まった。若宮副大臣が「ゆう活」と印刷されたうちわを手ににこやかに入室すると部屋が「ぱっ」と明るくなった。職員が立ち上がり若宮副大臣を迎え入れると「偉い人からさっさと帰ってね、でも仕事を押し付けて帰ったらだめだよ」と開口一番に。室内からは笑いが起こり、部屋の雰囲気がさらに明るくなった。「残業多いと思う人は?」など問いかけ、職員の顔を見回しながら退室していった若宮副大臣。その後、空幕防衛部防衛課、統幕防衛計画部計画課、防衛装備庁装備政策部装備政策課、海幕防衛部防衛課、陸幕指揮通信システム部等を「ゆう活」利用を促して巡回した。
(参考)「ゆう活」実施期間↓6月〜9月(6月と9月は各機関の所定により実施可)。実施概要↓職員の希望や業務状況に応じて、一定日数(例‥ 10日以上【平均週1日以上】)実施出来るように努める。

戦史懇談会を開催
<防衛研究所戦史研究センター>
「日本統治下におけるテニアン島及びパガン島の史跡及び戦跡調査について」等を発表
 防衛研究所戦史研究センター(センター長・庄司潤一郎事務官)は、7月25日、「戦史懇談会」を開催した。同懇談会は、防衛省・自衛隊における戦史に関する教育及び研究に従事する主要な関係者が一堂に会し、情報・意見の交換を実施するとともに、相互の連携強化の在り方等を検討し、業務遂行に資することを目的とし、平成17年度より毎年開催している。
 今年度は、防衛研究所、防衛大学校、統幕学校、陸・海・空幹部学校、陸自研究本部(及び海幕歴史保存事務局)から総勢29名が参加、参加各所の現状、問題点等を共有するとともに、防衛研究所からは、28年度の各種業務の紹介とともに、特別研究として実施した「日本統治下におけるテニアン島及びパガン島の史跡及び戦跡調査について」及び29年度日独交流として参加した「第58回国際軍事史会議」について発表を行った。
 懇談会終了後は、希望者に対し、戦史研究センター新資料庫の見学会を実施、新資料庫は、延べ面積2200平米を有し、目黒基地所在時の約2倍となり、庫内環境も史料を保管するための最適な温度・湿度を常時維持するとともに、燻蒸専用スペースを有し、国内最先端の史料庫となっている。
 防衛研究所戦史研究センター史料室が保管する明治期以来の旧陸・海軍の公文書類等は約15万9千冊(陸軍史料約5万8千冊、海軍史料約3万8千冊、戦史関連図書等約6万3千冊)にのぼっており、見学者からは、最先端の保管状況と膨大な保管図書に対し感嘆の声が聞かれた。
 今回の懇談会を終了するにあたり、庄司センター長は、「参加各所と戦史に関する問題認識の共有と有意義な意見交換を実施することができた。引き続き、戦史研究・教育の活性化を目指したい」と意気込みを語っていた。
 防衛研究所では、この貴重な史料を広く内外に公開している。詳しくは、防衛研究所ホームページをご覧いただきたい。

国交省等、他機関で研修
<航空支援集団・飛行点検隊>
 航空自衛隊入間基地所在の航空支援集団飛行点検隊(司令・吉廣敏幸1空佐)は訓練の一環として他機関に隊員を派遣し、飛行点検に係る業務等の資としている。
 6月9日、東京都三鷹市にある海上技術安全研究所で行われた電子航法研究所主催の学会に、飛行点検操縦士1名とパネルオペレーター3名を各特技に係る資質を養うため派遣した。航空交通管理とそれらを支える航空交通システムに関する我が国唯一の研究機関の研究成果を聴講し、「飛行点検データを活用した誤差解析について」など非常に興味深い内容が多く、今後の飛行点検の実施要領及び評価要領などについての知見を得て来た。
 次いで6月19日には、中部国際空港所在の国交省航空局交通管制部運用課飛行検査センターに装備班長以下4名を派遣し、センターの安全管理活動などの説明受けや近年新しく導入されているセスナCJ4飛行検査機・飛行検査器材などの説明を受けて来た。前回5月23日には整備隊長以下2名を派遣し、整備業務関連についての研修を受講。個人訓練及び次期飛行点検機導入に向けての準備業務の一環以外にも飛行点検業務や安全管理活動の資となった。飛行点検隊は、引き続き継続的な研修を実施する予定である。

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