防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   952号 (2017年4月1日発行)
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「頑張っています」新しい職場
 活躍するOBシリーズ
鹿児島綜合警備保障株式会社 榊 なるみ
 「教わる気持ち」「挑戦する気持ち」を大切に
榊氏は平成25年3月、陸上自衛隊第12普通科直隊を3陸曹(特別昇任)で退官
 私は、平成25年3月、第12普通科連隊(陸自国分駐屯地)を最後に、自衛隊を任期満了退職しました。
 退職後は、霧島市の「士魂報恩」「社会の安全・安心の確保」を掲げる鹿児島綜合警備保障株式会社に再就職し、鹿児島空港での手荷物検査業務・ハイジャック防止検査業務など航空機を利用されるお客様の安心・安全を確保する保安警備業務を行っています。
 私は、任期満了退職を迎えるにあたり、自衛官として培った経験・識能が最大限に活かせる職業は、保安・警備職であると結論を導き出し、数ある保安・警備職の中から空の玄関口である空港の安心・安全を確保する空港保安警備を選択しました。
 そして、私の地元が鹿児島であることから、鹿児島最大の空の玄関口である鹿児島空港での勤務を希望し、筆記試験・面接試験を経て採用となり、「お客様の安心・安全そして笑顔」をモットーに保安検査業務と事務を兼務しております。
 こうして希望通りの再就職を果たした私でしたが、就職当初は、朝が早く夜が遅い勤務態勢や空港を利用される多くのお客様と接する仕事に、早く慣れようとする焦りと戸惑いを感じていました。温かい職場の上司・同僚、また自衛隊を退職された先輩方に悩み等相談を聞いてもらい、助言を頂いた結果、この仕事は自らが選択して決めた道であること、そして私一人ではなく、多くの仲間と一丸になってチームとなり空港の安心・安全を確保するという目標を達成するという仕事に自信を持てるようになってきました。
 -これから退職される皆様へ-
 再就職準備は、まず自分は「何ができるのか」「何がやりたいのか」を早期に定めることが重要です。
 そして、必要な資格等を取得するための勉強を計画的に実施することです。
 また、就職する上で心身共に「健康」であることは基より、自衛隊で養った「強い責任感」及び「体力・気力」はもちろんのこと、初心にかえり「教わる気持ち」「一生懸命に取り組む姿勢(挑戦する気持ち)」が大事ではないでしょうか。
 この投稿が皆さんの一助となり再就職の参考となれば幸いです。

HOME's English Class
(防衛ホーム英語教室)
Thankfulness will change your life!
感謝の気持ちで、人生が変わりますよ!

 3月の月末に全国的に寒波の襲来をうけ、積雪がありましたね。それでも桜は開花しています。よい季節になりました。大学は、卒業式で社会に学生を送り出し、今月は入学式で沢山の新入生を受け入れています。会社、職場では新入社員・職員が働き始めて、新たな息吹をもたらしてくれています。春の異動で少し緊張されている方も多いと思います。環境の変化は、自分の中にも大きな変化をもたらしてくれます。

 今回のフレーズは"Thankfulness will change your life!"「感謝の気持ちで、人生が変わりますよ!」です。Thankfulnessは、感謝すること、感謝の気持ちを意味します。change your lifeは、「人生を変化させる、変える」という表現です。実際、環境の変化や生活の変化に対して、不平や愚痴を言う場合もありますが、後になって考えてみると、そのような変化が非常にプラスになったことが良くあります。また、試験に合格したとか何かを達成したときには、自分の努力の結果だと考えますが、一人の努力だけではなく、合格に至る周りの協力や支援に対する感謝も忘れずにいたいですね。

 通勤時の散歩コースである外堀公園は、今年始めに歩道と桜並木が整備されました。今は、花見のために大きなゴミ箱とトイレが設置されています。早朝から数名の清掃係員がゴミやタバコの吸殻を拾っていてくれます。これも感謝ですね。「おはようございます!」に感謝の気持ちを添えて、陽気で楽しい一日は始まります。感謝の気持ちで、ストレスの少ない生活をお楽しみください。
〈スワタケル〉


スポーツよもやま話
〈根岸直樹〉
走って、走って、走り続ける
 川内優輝(男子マラソン=埼玉県庁)
 川内優輝選手(30)=埼玉県庁=は、今日も走っていた。気温が昼間15度を超した3月中旬の一日、仕事を終えた後、何キロ走ったろう。「今日は、いつもより暑かった。しかし、これくらいが一番いい気候かもしれないな」。走り終えるとシャワーを浴び、ひと息ついた後、テレビを見ながら「今日はお客さんがいたから…。これがいつもの日課。付き合ってもらってどうもありがとう。また明日お目にかかりましょう」と、川内は一日を終えた。
 とにかく走る。走って、走って、走り込む。これが川内の練習法なのだ。「兄には、どうやっても敵わない」と言うのは、3番目の弟で、本人も長距離ランナーの鴻輝選手。「去年12月の福岡国際マラソンの時だって、そうですよ。右ふくらはぎを痛めていて、家族全員で "無理に走って後々影響がでると大変。選考会はまだあるのだから" と止めたのに、招待を受けた以上走る義務がある、と走ったんです。しかも、レース直前に左足首を捻挫までしたのに…」と。
 ところが、その選考会で川内は2時間9分11秒と、強敵のアフリカ勢と最後まで競り合い総合3位、日本人1位。そのレースを振り返って「あれはいい経験になった。今後のレースで8分台、7分台も十分、狙える自信に繋がった。選考レースはまだあるので、選ばれるかどうか分らないけど、チャンスは生かしたい。選ばれるつもりで、準備だけはしていくつもりです」と話していた。
 弟・鴻輝選手も言うように、8月にロンドンで行われる世界陸上に向けて、川内は走り続ける。県内の定時制高校の職員だから、仕事の合間に走るしかないのだが、時間を作って日本国中のマラソン大会に出場する。フルマラソンは、もう60回以上は走っている。「去年の秋は、群馬県の渋川から、自宅のある埼玉の久喜市まで約100キロを、7時間30分で走った」と自慢した。
 2月12日の愛媛は、2時間9分54秒で、日本人最多の2時間10分切りも達成した。走る前「2時間13分前後で走れれば…」と言っていたのだから「上出来」。「オレにとってマラソンは趣味というか、人生そのもの。将来、こんな記録を出せなくなっても、市民ランナーに引退はない。生涯、ずっと付き合っていくものだと思っています」とも言っている。
 福岡国際、別府大分、びわ湖毎日、東京マラソン。中本健太郎(34)=安川電機、井上大仁(24)=MHPS、山本浩之(30)=コニカミノルタ、設楽悠太(24)=ホンダ…。ライバルは多いが、3人出場する夏のロンドン世界陸上で好記録を出し、20年の東京五輪まで「走り続ける」と強気の川内。「走り続けて強くなった」自負がある。瀬古利彦・長距離マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(60)は、川内の「どこまでも走り続ける勇気」に、絶大の信頼を寄せている。
※「スポーツよもやま話」は今号が最後になりました。根岸直樹さんには30年間にわたり執筆いただきました、ありがとうございました。また長い間ご愛読いただきました皆様にも心から感謝いたします。(編集部)

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(「栃の芽」誌提供)

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