防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   944号 (2016年12月1日発行)
-
1面 2面 3面 5面(PDF) 9面 10面

〜中央即応集団〜
魁の風
Central Readiness Force
-
南スーダン派遣施設隊(第10次)
日本文化を紹介
 南スーダン派遣施設隊等(第10次要員)(隊長・中力修1陸佐)は、10月29日、日本隊宿営地内において、UNMISS派遣各国から多数の関係者を招待し、文化交流会を実施した。本交流会は、日本隊の活動への連携・協力に対する感謝の意を表すとともに、更なる信頼醸成を図ることを目的に行った。
 本交流会では、来場者に日本文化を体験していただくとともに、パフォーマンスを楽しんでいただいた。日本の文化を体験していただくため、茶道、書道、太鼓のコーナーを設置し、日本の遊びを体験していただくため、けん玉、折り紙コーナーを設置した。
 また、日本文化を紹介するパフォーマンスでは、総合演出を手がけた法務官 笹3陸佐(第7師団司令部法務幹部)の軽快な司会と、杉澤3陸曹(第7通信大隊)の書道による演目紹介によりプログラムを進行し、武道(日本拳法、銃剣道、柔道)と新体操とのコラボレーション及び和太鼓の演奏を実施した。来場者から、気迫溢れる武道の演武や勇壮な和太鼓の響きに盛大な拍手をいただいた。
 また、日本料理を紹介するため、補給班炊事要員が料理した蕎麦や太巻き、煮物などの日本料理を提供し、来場者から好評をいただいた。

韓国退役将軍が訪日
陸海空元将官と交流
 大韓民国星友会(陸海空海兵退役将軍の会)は去る11月14日から17日の間、日本を訪問し、自衛隊の元将官等で構成される公益法人「安全保障懇話会」(会長:西原元防大校長)との日韓安保交流を行った。この交流は、現役相互の防衛交流を補い、更に現役ではできない分野の交流を果たすことを目的にしており、毎年一回この時期に両会が交互に訪問している。今年は4回目となり日本で開催された。
 今回の交流のため星友会会長の金振永(キム・ジニョン)元陸軍参謀長以下7名が訪日、東京での意見交換会及び防衛省訪問に次いで沖縄での研修を行った。元航空支援集団司令官の永岩俊道理事長以下で活発な意見交換を行い、その後は場所を変えて親交を深めた。激動する東アジア情勢を踏まえ「北東アジアにおける戦略環境」をテーマとして相互の情勢認識等について理解を深めた。沖縄研修では陸海空自衛隊の在沖縄部隊を訪ね、日本の防衛の現況や様々な問題について認識を深めた。また史跡研修等で沖縄の文化等にも親しんだ。
 折しも本交流期間中にタイミング良く日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)仮締結のニュースが流れ、一同からは歓声が沸いた。近年の難しい日韓関係の状況から一歩前進を象徴するニュースとなった。陸海空の元将官達はOBとして汗を流すことに何がしかのやりがいを感じつつ来年の韓国での第5回開催を楽しみに星友会一行を見送った。なお本事業は、笹川平和財団からの業務委託を受けて行なわれている。
(安全保障懇話会)

NEXT →
(ヘルプ)

Copyright (C) 2001-2016 Boueihome Shinbun Inc