防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   932号 (2016年6月1日発行)
-
1面 2面 3面 4面 5面 6-7面(PDF) 8面 10面 11面

「頑張っています」新しい職場
活躍するOBシリーズ
株式会社 新茨中 慶野 博実
慶野氏は平成25年6月に施設教導隊を1陸佐で定年退官。57歳
 私は、平成25年6月、茨城地本県北地区援護センターのお力により、茨城県笠間市に所在します株式会社新茨中に再就職いたしました。厳しい雇用情勢の中、再就職できましたことに、大変感謝しております。当社は、生コンクリート及びコンクリート2次製品の製造・販売を行う会社で、社員数が約80名の企業です。当社の販売エリアは県内が主ですが、昨年(平成26年)、全国展開している同業者と連携して、岩手県宮古市の震災復興事業に、大型のコンクリート製品を納入いたしました。難しい事業でしたが、成果を収めることができ、高い評価と信頼を得ました。
 実績により、その会社との共同出資で新会社を作り、さらに業績を伸ばそうという話に発展し、今年10月、合弁の販売会社を新設することになりました。
 当社に就職して、2年が経過しましたが、この間、非常に早いスピードで、会社が変化しております。時代の変化に応じて、変わらない会社は「つぶれる」という一般企業の厳しさを、あらためて感じております。
 さて、定年退職を前にした皆様方の心境は、将来に対する不安と心配、職業選択の迷いでいっぱいかと推察されます。
 そのような不安と心配を抱えている皆様に、自衛隊OBの一人として、3点伝えたいと思います。
 1点目は、資質は、有力かつ貴重な財産です。自衛隊勤務で身につけた、礼儀心、規律心、責任感、協調性、体力、ものの考え方、その他各種資質は、すべてが役に立ち、どのような職業に再就職しようとも、基盤となりうるものと強く感じております。その資質は、非常に有力かつ貴重な財産です。
 2点目は、職業選択の最終決心は自分自身です。
 定年後の職業を考えることは、これからの自分の人生を考えることであり、どのような生き方をするか、仕事に何を求めるか、その人の人生観そのものだと思います。ご家族とかOBの方など色々な人に相談し、客観的に、多面的に考えることが大切です。そして最終的に決心するのは自分自身です。決めたならば、できるだけ早く、援護担当者に伝えることが重要です。
 3点目は、一番大切なことは健康です。
 健康であることがまず基本であり、一番大切なことです。定年退職後は勤務環境や生活環境が変わって、生活のリズムが変化します。健康管理には、十分注意して下さい。
 以上、3点、特にお伝えしたい事を述べました。皆様の益々充実した人生をご祈念申し上げます。

Home
(ヘルプ)
Copyright (C) 2001-2016 Boueihome Shinbun Inc