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自衛隊ニュース   917号 (2015年10月15日発行)
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各地で新隊員特技課程、一般曹候補生課程修了式
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40名が施設科隊員としての第一歩を踏み出す
〈第12施設群〉
 9月24日、第12施設群(群長・山根茂樹1陸佐=岩見沢)は平成27年度新隊員特技課程及び一般陸曹候補生課程後期教育修了式を実施した。
 7月からの約3カ月間では、炎天下の中で真っ黒に日焼けしながら何度も繰り返し演練した木工、植工、連結、重材料運搬。また、手にまめを作りながらの漕舟、一挙手一投足に神経を集中させた爆破等、体力的にも精神的にも苦しいことがあった中でも、作戦の全局面において、特有の施設技術能力を駆使し、作戦部隊の任務達成に寄与しなければならないという施設科としての「使命の自覚」と、2等陸士として己を律し、仲間を信頼して必要なときには一致団結して訓練をやり抜く「規律」「団結」「信頼」を常に念頭に置き、施設科として必要不可欠な技能を概ね習得した。
 群長は式辞の中で、「厳しい前期・後期教育を乗り越えたという自信を持って、何事にもベストを尽くして挑戦し、一日も早く一人前の施設科隊員へと成長してもらいたい」と述べた。
 新隊員たちは24日付で各中隊に配置され、第12施設群の新たな伝統を継承する立派な施設科隊員としての第一歩を踏み出した。
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未来へはばたけ新隊員!
〈第1特科群〉
 第1特科群(群長・有村義治1陸佐=北千歳)教育隊は、9月2日、北海道大演習場において、修了検閲を実施した。
 教育隊長の近藤2陸佐以下基幹要員が手塩に育てた新隊員33名は、各部隊長が見守る中、203mm自走榴弾砲及び多連装ロケットシステムの基本操法について約2ヶ月間に渡って練成した技能を遺憾なく発揮し、降りしきる雨をものともせずその任務を完遂した。
 また、9月11日には、修了式を実施し、全国自衛隊父兄会道央自衛隊父兄会会長をはじめ多数のご来賓・ご家族の祝福を受けた。
 野戦特科隊員としての基本・基礎を学び、同期の絆を深め、山吹色に染まった新隊員たちは、群隷下部隊、第1特科団本部中隊及び第301観測中隊に配置された。
 頑張れ新隊員!
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同期の絆を深めよ
〈第43普通科連隊〉
 第43普通科連隊(連隊長安田百年1陸佐=都城)は9月27日、都城駐屯地体育館において、平成27年度新隊員特技課程及び一般陸曹候補生課程(後期)教育修了式を挙行した。
 修了式には、児玉宏紀都城副市長をはじめ、来賓28名、新隊員父兄等165名及び連隊隊員が参列し、連隊長は式辞で専門分野での基本基礎の修得、精神力・体力及び強い心の養成、更に同期の絆を深め、助け合いまた強く逞しい自衛官として更に修練されたい」と述べた。また新隊員を代表して横山浩平2陸士が力強く答辞し、新隊員父兄は逞しく成長した我が子の晴れ姿に喜びの表情を見せていた。
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一般海曹候補生、巣立つ
〈佐世保教育隊〉
 8月28日佐世保教育隊(司令・杉山治1海佐)では、第8期一般海曹候補生課程169名の修業式を佐世保市長をはじめ多数の部内外来賓、佐世保在籍各級指揮官及び家族を迎え、佐世保地方総監・山下万喜海将の臨席のもと厳粛に挙行された。
 修業申し渡し終了後、教育隊司令より「諸君は、今まさに海上自衛官としての船出を迎えたところである。ここで身に付けた強靭な体力及び不撓不屈の精神並びに同期の絆がある限り、今後出会うであろう困難を乗り越えることができると確信している」という激励の式辞に引き続き、佐世保地方総監から「どんなに小さな一歩でも構わない、どんなに小さな事でも構わない。それぞれの立場でしかできない何かを探し出し全力を尽くし、一人一人が輝いてもらいたい」と訓示が述べられた。
 本課程は18歳から26歳までの若者169名が本年4月から約5ヶ月間、海上自衛官としての基礎的な知識、技能を修得するため、様々な教育訓練を通じ体力練成、心身の鍛錬に努めるとともに、お互い切磋琢磨し、共に汗をかいた仲間と同期の絆を深めた。修業後は2ヶ月間、要員別の実習を経て部隊勤務となる。
 修業後に行われた修業生を激励する壮行会では、課程中の出来事、互いの将来の話に花を咲かせていた。
 その後、修業生は総監はじめ来賓、家族等に見送られ「軍艦マーチ」に合わせた堂々の行進を披露しながら、支援船に乗船し帽振れで教育隊を後にした。

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