防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   917号 (2015年10月15日発行)
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寄せ書き
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創隊初の女性「軽火器」に奮闘中
 普通教導連隊新隊員特技課程(滝ヶ原) 2陸士 森川 友紀子
 自衛官候補生課程、7月に朝霞駐屯地での女性自衛官教育を終え、滝ヶ原駐屯地に来た私は朝霞駐屯地とは全く違う田舎の風景にカルチャーショックを覚えました。しかし、自分が普通科教導連隊創隊60年の歴史の中で女性自衛官初の「軽火器特技」と知った時は不安もありましたがなぜか嬉しさで一杯になり「よし、やってやるぞ」と元気が出ました。
 普通科の軽火器は戦闘に最終の決を与える重要な特技と教えられました。その分、小銃の射撃検定や軽火器にしかない機関銃の射撃検定は、結果を求められてとても難しかったです。射撃や25km行進、戦闘訓練、どれも前期教育よりも高度でやることすべてが新鮮でどんどん実践的な訓練になっていき毎日が楽しいです。
 これから本格的に戦闘訓練も始まり、戦闘訓練では35kmの夜間行進に引き続く陣地攻撃があります。「軽火器」としてのプライドを持って、自分に与えられた任務を遂行していき、中隊配置時には、胸を張って中隊の戦力になれる様に最後まで教育を頑張ります。
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和歌山城清掃に参加して
 第37普通科連隊本部管理中隊(信太山) 3陸曹 濱地 哲弥
 9月2日から3日に実施された和歌山城保護対策事業に天守閣作業班として参加しました。
 和歌山城保護対策事業とは、一般の清掃員の方では手がつけられない高所の清掃(天守閣の瓦に落ちている鳥のフンの除去など)や、城壁の草刈等を自衛隊の機材・能力を活かし地域に貢献する事業です。
 連隊は、和歌山県全域を担任している為、年に一度のこの事業は、和歌山県と今後も永く続く連携・信頼をより確実なものにする為、大変重要な事業です。
 私の所属する情報小隊は、レンジャー資格保有者で天守閣作業班を編成し、ロープ等山岳機材を使用して、高所の清掃を実施しました。
 普段の訓練からすると、高さも危険度も大したことなく普通にロープワークをしていたのですが、市職員や一般の方々から『わぁ!すごいねぇ!』『ありがとう!お陰で綺麗になりました!』と声をかけて頂き、普段の一つ一つの訓練が、色々な形で地域に貢献しているのだと改めて感じることができました。
 これからもこの良き伝統を絶やすことなく後輩隊員を育成していき、地域との連携をより一層深めていこうと思いました。
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富士総合火力演習を見学して
 糸魚川市在住高校3年生 渡辺 翔也(新潟地本より)
 8月18日、東富士演習場での総合火力演習の予行練習に、自衛隊新潟地方協力本部のツアーで初めて見学することができました。初めから最後まで戦車の砲撃音や振動の迫力に興奮の連続でした。
 演習の前段は、陸上自衛隊の主要装備品が実弾等の射撃を伴い紹介されました。後段は、「島嶼部に対する攻撃への対応」という実戦を想定した演習が行われました。その中で一番感動したのは、74式戦車、90式戦車及び10式戦車の迫力ある砲撃です。この迫力は、どのようにして説明すれば良いかわからないくらい、今でもその音や振動が思い出させるくらい印象に残っています。
 最後に、初めて総合火力演習を見て、自分が何気なく平和に生活している中で、このように自衛隊の方々が私たちの平和な日常を守っているのだと強く実感しました。今回の感動をいろいろな方々に伝えたい。そして、自衛隊によって日本の平和が保たれていることを多くの人々に実感してもらいたいと思いました。
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栄養士実習を終えて〈久居駐屯地〉
 三重短期大学 木村 麻由
 300食以上という数の大量調理を経験したことが無かったため初めはスピードについていけず、また、きれいに盛り付けることもできなく大変に思いました。しかし、慣れてくると周りを見ることができるようになり、隊員さんと目を合わせて声かけもできるようになりました。実習は大変でしたが、やり遂げたときの達成感が気持ちよかったです。
 自衛隊ならではの応急救護の方法や戦闘糧食の試食をする機会があり、とても勉強になりました。今回の実習で学んだことをきちんとインプットし、周囲の人にアウトプットしていきたいと思います。5日間ありがとうございました。

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