防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   911号 (2015年7月15日発行)
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「航空自衛隊安全の日」
全所属隊員に安全教育等実施
空自幹部学校
「規律心が大切」
 7月1日「航空自衛隊安全の日」には、各地の空自部隊等で様々な勉強会等が行われた。目黒にある航空自衛隊幹部学校(学校長・小野賀三空将)でも、入校学生を含む全所属隊員に安全教育等を実施し、安全確保の重要性を再認識させた。
 午前9時から殉職者に対する黙とうが行われ、その後、齊<INLINE NAME="画像枠" COPY=OFF>治和航空幕僚長の訓示が伝達された。そして、「空自が航空5大事故に学んだ経験は、「基本に返れ」ということである。事故を防ぐためには、ルールや手順を守るという自衛官としての基本、「規律心」が大切である。」と小野学校長は訓示された。
 次いで、各種の安全教育がそれぞれの会場で行われ、幹部学校所属の航空機操縦者40名に対する「飛行安全に関する教育」では、過去の航空事故事例が紹介され、改めて飛行安全の重要性について再認識させた。その後、航空安全管理隊の仲村防衛技官による「ヒューマン・ファクターズ」の講話が行われ、幹部学校所属隊員205名が聴講し様々な分野の事故事例が紹介される中、ヒューマン・エラーの抑止方法として「チームワーク」の重要性について教育がなされた。午後からは、それぞれの職場等で「地上安全に関する教育」が行われ、最後に設備等の点検状況の確認を行い全ての行事は終了した。

〜中央即応集団〜魁の風 Central Readiness Force
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作戦開始式
南スーダン
 南スーダン派遣施設隊(第8次要員)(隊長・山下博二1陸佐)は、6月16日、南スーダン共和国の首都ジュバ市に所在するUNトンピン地区内の日本隊宿営地において、指揮転移後の初任務を遂行するにあたり、
作戦開始式を行った。
 山下隊長は、作戦開始式において「誇りを持って、そして和を大事にして現地で活動せよ」「今日の初心の気持ちをしっかりと心に刻み込み、一つ一つの動作、一つ一つの命令指示、一つ一つの行動を真剣に考えて行動せよ」と訓示を述べた。
 活動にあたる施設小隊は、翌日に出国を控えた第7次要員を含め、日本隊宿営地全隊員に見送られ第8次要員としての作戦を開始した。
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安全祈願式
南スーダン
 南スーダン派遣施設隊(第8次要員)は6月23日、南スーダン共和国の首都ジュバ市に所在するUNトンピン地区内の日本隊宿営地において、任務の完遂と派遣間における安全を祈願するため安全祈願式を行った。
 山下隊長は、安全祈願式において、「安全を祈願するとともに、自らの安全は自らで確保するという意識を持つことが大切である。また、これまで本邦で行ってきた、事故防止施策や、事故発生時の被害を局限する訓練を具現実行して、初心を忘れず任務を遂行してもらいたい」と話した。
 安全祈願式終了後には、隊長要望事項の「和」(西部方面隊の「WA」)を全隊員の人文字で表し撮影して、任務の完遂を誓った。

豪州でAASAM15
富士学校普通科部
国際射撃競技大会でチーム6位
金2、銀3、銅2のメダル獲得
 陸自富士学校(学校長・武内誠一陸将)は、AASAM15(平成27年度豪州における射撃訓練)の担任を命ぜられ、普通科部長を訓練部長として豪州陸軍主催の射撃競技会に参加した。参加までの訓練では全国の部隊から優秀な指導部及び候補者を得て指導部は昨年10月から、候補者は今年1月から練成を開始。 2度の選考会を実施し小銃手8名、機関銃手4名(拳銃手兼務)及び狙撃手2名の合計14名の日本チームを編成し参加した。練成訓練では候補者が切磋琢磨し練度向上を図り選考を目指して緊張感のある訓練を実施し、選ばれた14名の選手は惜しくも原隊復帰となった39名の思いを引き継ぎ競技会に臨んだ。
 今回で27回目(1987年開始)の同競技会は5月5〜23日までオーストラリア・ビクトリア州で実施され米国、英国等15ヶ国が参加した。陸自としては平成23年度の第1空挺団の初参加以来4回目の参加(富士学校は平成24年度から訓練を担任し3回目)。競技会は小銃、機関銃、拳銃及び狙撃銃の射撃練度を競うもので火器ごとにマッチ(Match)と呼ばれる種目があり、マッチごとに射距離、射撃姿勢及び的の状況等が定められ状況に適合した射撃が必要となる。各マッチはイラクやアフガンの教訓から考案され、より実戦的な射撃が必要とされる。総合は各マッチの総得点で競われる。
 当初狙撃銃の部が実施され、基本から応用の7マッチを競った。松田2曹(25連隊)、前川2曹(富士学校)が狙撃総合3位(15チーム中)の成績を収め、団体のマッチで300mから1000mの部で1位及び300mから600mの部で2位の成績を収めた。個人の部では松田2曹が3位の成績を収めた。小銃の部は基本から戦闘射撃の10マッチで競技が実施され25mから450mの射距離で競った。小銃総合は第8位(16チーム中)で、団体の25mから100mの部で2位の成果を収め、小銃の種目としては初のメダルを獲得した。また、個人の部で吉村3曹(52連隊)が100mから300mの部で1位(191名中)の成果を収め、個人成績総合の部で上位20名のみが参加するチャンピオンショットに内田3曹が出場し第15位の成績を収めた。機関銃の部は3マッチで競技が実施され25mから600mの射距離で実施された。機関銃の部の特徴は普段自衛隊ではあまり実施しない立ち射ちが含まれる点で、不安定な姿勢で集弾が求められた。機関銃総合で7位の成績を収めた。拳銃の部は2マッチで競技が実施され5mから25mの射距離で実施された。10秒で12発射撃(弾倉交換含む)の早撃ちの種目があるのが特徴で高い練度を要求された。拳銃の部総合は7位の成績を収めた。
 国際射撃競技会(小銃、拳銃及び機関銃の総合成績)は16コチーム中、第6位(前年度は第6位)となり目標としていたニュージーランド及びカナダには勝利したが、今年度新たに参加したANZAC(豪・ニュージーランド合同チーム)及び強豪マレーシアには後塵を拝した。しかし、日本での練成成果を遺憾無く発揮し、7個のメダルを獲得(金×2、銀×3、銅×2)、昨年度の4個から向上した。
 大会終了後、狙撃の部総合3位の松田2曹及び前川2曹は陸幕僚長より表彰され、日本代表として活躍したことに対する慰労の言葉を頂くことができた。大会への参加を通じ陸自全体の射撃練度の向上を図るとともに射撃に関する教訓及び装備品の改善の資を得ることができた。AASAM訓練に参加した隊員は5ヶ月間の長期間、日本代表の誇りを胸に訓練に集中し練度を飛躍的に向上させることができた。今後は部隊における射撃訓練の核心として活躍を祈るばかりである。

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