防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   911号 (2015年7月15日発行)
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「頑張っています」新しい職場
活躍するOBシリーズ
グループホーム花物語せたがや南 森 猪佐雄
森氏は平成26年11月北関東防衛局(東京業務隊付)を2海佐で定年退職。55歳。
 私は約32年間海上自衛隊に勤務し、北関東防衛局を最後に定年退職しました。定年後は福祉の仕事に携わりたいと希望し、海上幕僚監部援護業務課のご尽力により株式会社日本アメニティライフ協会に再就職することができました。弊社は平成8年4月に設立され、現在まで19年間で約70のグループホーム、小規模多機能型居宅介護施設、複合型サービス施設など多様な形態の施設を神奈川県を中心に開設しており、超高齢化社会に対応すべく、現在もニーズに応じた施設を次々に開設している発展著しい会社です。
 私の勤務するグループホームは、まず、管理者と施設長がおり、施設の管理と運営を行うほか、介護スタッフが約20名でシフトを組み、常時4~6名(夜間は2名)常駐しています。
 施設の運営には往診、訪問介護、薬のセッティングのため、担当医師、看護師、薬剤師、その他訪問理美容、食材や生花の配送、施設の点検整備等、様々な人達が関わっています。その中で私は、入社の際、現場の仕事がしたいと希望したため、世田谷にありますグループホーム「花物語せたがや南」に介護スタッフとして配置されました。退職前にホームヘルパー2級(現在の名称・介護職員初任者研修)を取得したことから、仕事のイメージはできており、おおむねイメージどおりの仕事内容でした。また、同僚については当社の特色であるのか、スタッフは芸術に秀でた人が非常に多く、音楽家、美術家、イラストレーター、声優等、多様な仕事をしている人がいるため、日々行われるレクリエーションは、非常に楽しく、レベルの高い充実した内容のものになっております。利用者の方の日常の生活を少しでも楽しく充実したものにしたいという会社の取組みが感じられます。そんな中で、自分には何ができるのか毎日考える日々でしたが、無理にできないことをやろうとするのではなく、全体を見渡して足りないところをやればよいのではないかという思いに至りました。今、主にやっていることは、介護の実務に加えて連日入荷される備品の管理、必要な備品等の調達等の仕事もしております。
 レクリエーションをやっているのを見ながら、いつか自分も参加して、利用者の方の生活が少しでも豊かなものにできればいいなと思ってます。再就職してからは、全体のことを考えられるようになったと思ってます。自衛隊生活では、今より若かったためか周りのことをあまり考えず、自分をアピールする傾向があったように思いますが、再就職してからは、全体のことを考えられるようになったと思っています。また今の職場は私が介護の実務が初めてであることを理解して頂き、ごく初歩的、基本的な質問に対しても、管理者、施設長、他の介護スタッフは、いやがらず、親切に教えて頂いており、大変居心地の良い職場です。しかしながら、居心地が良いからといっても向上心を忘れてはならず、また、1日でも入社が先の人は全て先輩と思い接しています。
 元の同僚から、介護、福祉は今までの仕事と全然違うのではないかとよく言われるのですが、意外と共通しているところもあるなとというのが実感です。例えば、利用者が転倒することは、その後の寝たきり生活につながる可能性が高いため、常時注意が必要であり、万一、転倒した際は「事故報告」「ヒヤリハット報告」(インシデントレポート)を書かなければならない、などです。しかし、介護、福祉の細やかなテクニックや、豊かな生活、人生を送るにはどうしたら良いかを考えたり、勉強することは沢山あります。
 これから再就職される方は、いろいろと不安もあると思いますが、3か月、半年と勤務していくとそこの職場で足りないもの、自分にできることが何か見つかると思います。もし、みつからなければ、掃除でも、机拭きでも何でもいいので出来ることから始める。そういった気持ちで皆さんも頑張ってください。

Home's English Class (防衛ホーム英語教室)
You're always welcome,OK!
ユー ア オールウェイズ ウエルカム オウケイ
いつでも歓迎するよ、いいね!
 Hi! How are you doing? 皆さん、お元気でしょうか。大型の台風が来ていますね。台風情報を聞くと、身辺の準備が頭に浮かんできます。非常呼集がかかればいつでも参加できるよう、心身ともに引き締まる思いがします。市民生活になれてくると、なかなか危機管理を考えることが疎くなってきます。日々の生活が多忙なせいもありますが、正確な情報が入ってこないということもあります。世の中には情報が満ち溢れているのですが、重要な情報はその奥に潜んでいます。長年情報業務に携わった習い性が、むくむくと頭を持ち上げてくるこの頃です。
 
 さて、今回の表現は、"You're always welcome,OK!"「いつでも歓迎するよ、いいね!」です。Alwaysは、「常に、いつでも」という意味で、例外のない気持ちを表現しています。Welcomeは、「歓迎される」という形容詞です。100%歓迎する、いつでも来てくださいという意味になります。パーティなどの別れの挨拶で、また来てください、いつでもどうぞという気持ちを表します。最後につけた、OKは、いわゆる念押しです。お世辞や決まり文句で言っているのではなく、本当に又来てください、「わかっているよね」という感じでしょうか。こういった一言が人間関係を深化させるフレーズなのです。使ってみましょう。
 
 前回、"I'm turning 40"「もうすぐ40歳です」と答えるのも気が利いていいかもしれませんと書きましたが、「私の気持ちにピッタし」と嬉しい反応がありました。真剣に齢を重ねている人にとっては、実感のもてる表現だったと思います。台風も心配です。準備を万全にして、ご活躍ください。ストレスの少ない陽気で楽しい時間を過ごしください。
それでは、皆さん。See ya!〈スワタケル〉

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