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自衛隊ニュース   902号 (2015年3月1日発行)
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鍛えし戦技を競う
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北部方面施設隊冬季戦技競技会
総合優勝4連覇!!
〈12施群〉

 1月26日、第12施設群(群長・末廣和洋1陸佐=岩見沢)は駐屯地で実施された北部方面施設隊冬季戦技競技会に参加し、今年度で4連覇となる総合優勝を獲得した。
 今回の競技会は群・隊グループで保有人員の40%が参加し、4人でおもりが乗ったそりを曳くアキオ曳行、部隊機動、一般走の平均タイムで競う要領で、総力戦ともいうべきもの。
 担任官第312施設器材中隊長・橋本1尉は綿密な練成計画を策定し、年末年始の休みも返上の上、選手要員に徹底的に練成した。今回の選手要員は、有技者は階級、役職問わず選考したため、中隊長、群本部幕僚、群本部勤務班の要員、群長車操縦手も練成に集中できるような環境を醸成するため、特別勤務をはじめ諸勤務を積極的に担う等、優勝という目的達成のため協力した。
 終了後、市内ホテルで隊友会会員、駐屯地友の会会員等が臨席するなか祝勝会を実施した。
 第12施設群は、今後も群長統率方針「百万一心」を胸に5連覇を目指し、あらゆる分野で精強化を図っていく」としている。

「あげ焼き」カツに挑戦
8個部隊対抗隊炊事競技会
〈東北方面後方支援隊〉
 東北方面後方支援隊(隊長・外屋寿郎1陸佐=仙台)は1月22日、駐屯地で隷下8個部隊の対抗による隊炊事競技会を実施した。
 チームは若手隊員の育成を考慮し3曹1人、陸士1人(不在の場合は3曹)を含む6人編成で、献立は「チキンカツカレー」、「ツナコーンサラダ」、「野菜スープ」。採点は、調理技能・衛生管理・作業指揮等を評価する調理審査、味・盛付等を評価する料理審査で実施し、特別審査員に霞目駐屯地業務隊糧食班長と栄養専門官、部外から14人の協力会の参加を得て厳正に審査した。
 今回はチキンカツの調理法として難易度の高い「あげ焼き」に挑戦し、各部隊は少ない油でいかに上手に揚げるかを試行錯誤した。また、正確な時間配分で実施できるよう作業工程表を準備したり、衛生面を考慮しアームカバーをつけて調理するなど、工夫を凝らした。
 激戦の末、第108全般支援大隊が勝利した。準優勝は第105施設直接支援大隊、第3位は第102特科直接支援隊だった。

白熱のレース展開
群冬季戦技競技会
〈1特群〉
 第1特科群(群長・有村義治1陸佐=北千歳)は、1月28日、北海道大演習場(千歳地区)で平成26年度群冬季戦技競技会を実施した。前日に雨が降ったものの、競技会当日は晴天に恵まれ、群友会(群OB)の熱い声援の下、白熱したレースが展開された。
 各隊員は、統裁官要望事項である「部隊及び個人の名誉のため全力を尽くせ」を具現すべくこれまで練成した成果を遺憾なく発揮、激走の末、大隊対抗の部で第129特科大隊が2連覇を達成、中隊対抗の部(群本部・本部管理中隊Gp)で第102特科大隊本部管理中隊が34年振りとなる第1位を、同じく(射撃中隊Gp)で第129特科大隊第1中隊が2連覇の栄冠を勝ち取った。
 各部隊は冬季戦技能力の向上、団結の強化及び士気の高揚を図るとともに、「練磨無限」を合言葉に更なる高みを目指す。
 【大隊対抗の部】▽優勝=第129特科大隊(2連覇)【中隊対抗の部】○群本部・本部管理中隊Gp▽第1位=第102特科大隊本部管理中隊(34年ぶり)○射撃中隊Gp▽ 第1位=第129特科大隊第1中隊(2連覇)【アキオ曳行の部】▽第1位=第133特科大隊本部管理中隊【本部機動】▽第1位=第133特科大隊本部【中隊対抗リレーの部】▽第1位=第129特科大隊第1中隊

師団らっぱ競技会で"エース"が健闘
〈33普連〉
 33普連(連隊長・下本昭司1陸佐=久居)は2月5日、守山駐屯地で実施された平成26年度師団らっぱ競技会に参加した。同競技会は10師団のらっぱ特技保有者の吹奏能力向上を図るとともに練成意欲の振起を図ることを目的に、トーナメント形式で一対一の吹奏により競うもの。服装及び頭髪・基本教練(吹奏姿勢含む)・音色・正確性・持続性・表現力が評価された。
 連隊はこの日に向け8人の代表者(補欠2人含む)を選考し、優勝者のみが手にできる緑青(りょくしょう)らっぱをめざし練成に励んだ。
 厳粛な空気の開会式で統裁官(師団長・保松秀次郎陸将)は「これまでの練成成果を100パーセント出し尽くせ!」「自らのらっぱのレベルを把握せよ」の2点を要望し、師団隷下13個部隊の代表50人による競演の幕が上げられた。第1回戦第1試合では連隊No1である1中隊・山田3陸曹が先陣を飾り見事大差での勝利を収めた。勢いに乗った連隊はその後も快進撃を続け5人が2回戦にコマを進めた。続く2回戦も4人が3回戦に進出。3回戦進出者14人のうち33普連が4人を占め、連隊のレベルの高さを示した。しかし、戦いは厳しさを増し3回戦では3人が惜敗。連隊はただ1人勝ち進んだ山田3陸曹に一縷の望みを残すこととなった。準々決勝の4回戦でも危なげなく勝ち進み33連隊のエースはついに準決勝の舞台に立った。準決勝では昨年2位の猛者と対戦。善戦したもののむなしく敗退。引き続き行われた3位決定戦においても気分を一新し持てる力の限り挑んだが勝利の女神は微笑まず降幕となった。
 33普連は、「4位という成果を得たことは連隊No1の称号に恥じぬものである。そして、連隊としても8位で終えた昨年の最高位を凌駕したことは一年間の弛まぬ練成が実を結び、実力を出しきった成果といえよう。明日からまた、皆が己の実力を把握し、次の競技会に向けて駐屯地に力強い音色を響かせてくれることを楽しみにしたい」としている。

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