防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   890号 (2014年9月1日発行)
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地域との絆さらに強く
地本便り

60周年記念行事
山口地本

 山口地本(本部長・宮木浩1空佐)は7月6日、山口市内のホテルで山口地本創立60周年記念式典を開催した。
 記念式典に先立ち、感謝状贈呈式が行われ、一般功労9人、募集功労4人及び2団体、援護功労2団体、予備自功労5団体の22の個人及び団体に感謝状を贈呈した。
 記念式典では外務副大臣の岸信夫衆院議員をはじめ桝屋敬悟衆院議員、江島潔参院議員、北村経夫参院議員、村岡嗣政山口県知事及び県内各市町長等多数の来賓が出席し、本部長は「さまざまな国内外環境の変化を直視した上で守るべきものは守り、変革を恐れず、地方協力本部の任務の原点である自衛隊における人的基盤整備を通じ、国民の皆様の負託に応えるため隊員一同誠心誠意任務に邁進して参る所存です」と式辞を述べた。
 記念祝賀会では主催団体を代表し、山口県隊友会会長、高橋佳嗣氏の挨拶に続き、国会議員をはじめ歴代の地本長等12人の来賓による鏡開きを行い、山口県防衛協会会長、福田浩一氏による乾杯の発声により祝宴が始まった。余興の時間には、第17普通科連隊「維新太鼓」による一糸乱れぬ太鼓演奏が披露され、演奏後には、大きな拍手がわき起こった。最後は山口県自衛隊父兄会会長、時藤秀一氏による万歳三唱で締めくくり、大盛況のうちに祝宴を終えた。


1日広報官と街頭広報
和歌山地本

 和歌山地本(本部長・青木泰憲1陸佐)は7月1日、平成26年度の募集解禁にあわせて、和歌山県内のJR和歌山駅をはじめ主要13駅の駅前で募集案内入りポケットティッシュの配布を地本全職員総出で一斉に行い、自衛官募集の街頭広報を実施した。
 この行事は各高校に通学する学生の通学時間帯に合わせて昨年度から実施している全員参加の行事。
 7月1日に向けて6月27日に地本員全員で出陣式を行うとともに30日には和歌山県那賀から発足したご当地アイドル「ナガール」を1日広報官として任命した。
 1日広報官3人は陸海空の制服に身を包み、地本職員と並んでポケットティッシュを配って自衛隊をアピール。地本員は学生等に対し「おはようございます!自衛隊をよろしくお願いします」と元気に声をかけ、学生は自衛隊の制服を着たイメージキャラクター入りのティッシュを見て「可愛いイメージキャラクターですね」と笑顔で受け取ってくれた。
 和歌山地本は「街頭広報によって、一人でも多くの方々に自衛隊の活動を目にしてもらい、自衛隊に関心を持つきっかけにしてもらえたと思う」としている。


松島基地研修
小田原市内の 中学生・高校生
神奈川地本

 神奈川地本小田原地域事務所(所長・林1陸尉)は、7月28日、小田原市青少年育成推進員協議会が実施した「東日本大震災スタディツアー」を支援した。
 このツアーには、小田原市在住の中学生及び高校生30人が参加し、26日から、東日本大震災の被災地である気仙沼市、石巻市及び東松島市でボランティア活動などを行った。最終日の28日には、航空自衛隊松島基地を訪れ、当時の自衛隊施設の被災状況や、救助活動に関するブリーフィングを受けた。また、偶然ブルーインパルスの訓練飛行を見学することができ、予期せぬサプライズに生徒達は大喜びであった。
 小田原地域事務所は、「今後も地域の方々に自衛隊の活動を広報していく」としている。


市町村の募集主管課長会議
千葉地本

 千葉地本(本部長・前田丈典1海佐)は7月7日、松戸駐屯地において千葉県市町村課主催による市町村自衛官募集主管課長会議を支援した。
 会議は、千葉地方協力本部と県内54市町村から35市町の担当の方が参加、会議冒頭の県市町村課から「適齢者情報の紙媒体での提供と懸垂幕の設置について、できる限り協力をお願いします」との挨拶があった。
また、県側担当者からの細部説明でも適齢者情報の提供については法令上問題ない旨の説明があった。その他、柏市・印西市からそれぞれが実施している自衛官募集事務委託事業について発表があり、柏市は県内初となる懸垂幕の設置について説明した。
 会議の活発な質疑応答からは、各市町村が優秀な隊員を集めることに理解があることが伺われ、又、会議も非常に有意義な内容となった。
 会議終了後の体験喫食では非常にボリュウムのある食事に参加者は驚きの声を上げていた。午後からは、需品学校で新型の浄水セット等について説明を受け、自衛隊の役割の重要性について更に関心を深め、千葉県自衛官募集業務担当者と認識を共有する意義のある1日が終了した。


タウン誌取材
福井地本

 福井地本(本部長・堀博幸1海佐)は7月8日、鯖江駐屯地広報班の支援を得て、県内で毎週約18万部を発行宅配するタウン誌「ファミール」の特集取材を支援した。
 特集は、地元の住民の方に、もっと自衛隊を知ってもらうため地本広報担当者が情報誌に働きかけ、計画した。特集内容は、鯖江駐屯地の紹介、自衛官の食事&ミリめし、自衛隊への疑問、地元出身隊員のインタビュー等、8項目からなっている。
 当日は、気温30度の真夏日の中、隊員が作業する風景等を撮影した。取材担当者は暑さをものともしない各隊員のキビキビとした動きに「暑くないんですか?」「常日頃からしっかりしているんですね」と、しきりに感心していた。
 また、自衛官の食事については、「おかずが色々あってどれもおいしい!」「栄養バランスがしっかり取れていますね」と、自衛官の原動力である食事の美味しさや量に感動していた。
 最後に福井県出身、清水一摩(しみずかずま)1陸士へのインタビューが行われた。自衛隊に入隊した動機として清水1陸士は、東日本大震災での自衛官の活躍にあこがれたことを挙げ、今後の目標については「部隊のために一日でも早く仕事を覚えて一人前になりたい」としっかりと目標を見据えて日々努力していることなどを話した。
 「ファミール」特集掲載により、地元の方々に、幅広く部隊への理解を深めていただく一助になり、自衛官募集に繋がることを期待する。


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