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自衛隊ニュース   890号 (2014年9月1日発行)
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「頑張っています」新しい職場
活躍するOBシリーズ
登別市役所総務部総務グループ 防災活動員 布谷 清信
自衛隊での永年の経験が最大限発揮できる!
布谷氏は平成24年10月、幌別駐屯地業務隊を2陸佐で定年退職。57歳

 私は、平成24年10月に陸上自衛隊を定年退職し、翌11月地元「登別市役所」に防災担当嘱託職員(防災活動員)として採用されて勤務しております。
 再就職にあたっては、「業務管理教育」及び「防災・危機管理教育」を受講し、援護担当関係部署の御尽力により再就職への調整を実施して頂きました。
 登別市役所総務部総務グループに所属し、〔防災活動員〕として、市が「防災・減災の推進」を重点施策として取り組んでいる中において、地震津波災害対策や大雨土砂災害対策などの地域防災活動に関する業務・地域住民に対する防災意識の高揚など、防災関係職務を担当しています。
 また、警備隊区担当の第71戦車連隊(北千歳駐屯地)や地元「幌別駐屯地」との連絡調整等、自衛隊に係る業務全般も担当しています。再就職間もない平成24年11月末、暴風雪により送電線鉄塔が倒壊し、市役所本庁舎をはじめ登別市内全域が最大4日間停電になり、市民生活や経済活動に多大な影響がある暴風雪災害が発生し、災害対策本部要員として情報収集や被害対応、避難所開設準備などの災害対応にあたりました。
 当時、行政の業務にはまだ慣れていなかったのですが、自衛隊勤務の経験を発揮して、市民の安全・安心の為に、最大限の努力をいたしました。この際、災害対策本部に対し適時に情報提供や意見具申をして、自衛隊の災害派遣を受け、発電機・照明器具・暖房器具等の貸与受けにより避難所の運営支援を受ける事が出来ました。
 再就職にあたっては、まず自分が希望する進むべき方向性(職種)を確定し、それに必要な知識・技能を修得する事が必要かと思います。また、援護担当者に対しては努めて早期に自分の希望職種等を伝えて、有利な援護情報を獲得する事が肝要かと思います。
 そして、何より大切なのは、再就職に向けての"体"と"心"の健康管理と"環境順応性"の涵養です。再就職先においていろいろな場面で戸惑うかと思いますが、徐々に慣れて永年にわたって培ってきた自衛隊での知識と経験を、多くの場面で発揮出来ることと思います。


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