防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   884号 (2014年6月1日発行)
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1面 2面 3面 4面 5面 6-7面(PDF) 9面 10面 12面

強靭な陸自の創造
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吹雪の砲迫、雨の狙撃
36普連
▽ハクと雪の女王
 3月8日、第36普通科連隊(連隊長・近藤力也1陸佐=伊丹)第2中隊の迫小隊はあいばの演習場において砲迫射撃を実施した。
 当日は吹雪の中の射撃で、雪の間隙を縫って射撃をするという非常に難しい射撃だった。前進観測陸曹(曽我3陸曹)の見えない中でもしっかりと着弾点を誘導し、効力射に移行し見事な成果を修めた。これにより第2中隊の検閲の評価は、概ね良好となった。
▽孤高のスナイパー
 また連隊は3月12日〜14日までの間、日本原演習場において狙撃射撃野営を行った。
 各中隊の狙撃手及び観測
手が集められ、連日雨の中、各バディは標的に向かい、静寂の中銃声だけが響き渡っていた。様々な射距離で演練し、各バディとも大幅に練度が向上し、自信に満ちた表情で日本原演習場を後にした。
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基本忘れるな
東北補給処
 東北補給処(処長 保坂収陸将補=仙台)は、4月21日から23日の間、王城寺原演習場において第一回若年隊員野外訓練を実施した。この訓練は補給処が昨年度から実施している訓練で、部隊経験の少ない若年隊員を対象に自衛官としての基本行動を訓練する。今年度は若年隊員に加え各班長に上級陸曹等を割当てるなどして補給処隊員の練度向上を図る。訓練は、20kmの行進訓練、個人用掩体構築、夜間の自衛警戒など行った。
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「不撓不屈」で訓練検閲
6施設大隊
 第6施設大隊(大隊長・西山隆2陸佐=神町)は4月26日〜27日の間、王城寺原演習場において、大隊1次野営及び第1中隊(中隊長・後藤1陸尉)の訓練検閲を実施した。
 今年度大隊として最初の中隊訓練検閲は、全般的に穏やかな春の気候ではあるが、夜間は冷え込みが強く気温の寒暖差の大きいなか戦闘団の敵警戒部隊の駆逐から第1線陣地の奪取とそれに連携する敵の逆襲対処を支援する施設中隊の行動を一連の状況下で実施。
 第1中隊は、中隊長要望事項「信念」を具現すべく不撓不屈の精神で本訓練検閲に取り組み、主として中央道、南外周道沿いに敵が設置した複数の障害処理を実施した。特に地雷原・対戦車壕・鉄条網による複合障害の処理においては、敵と接近する状況の中、破壊筒、集団装薬による障害処理を行って所命の時期までに作業を完了した。また敵の逆襲に対して、迅速な地雷の設置及び普通科中隊と共同で近接戦闘を行い、中隊全員が一丸となって信念を持ってかつ積極的に行動し、任務を完遂した。
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勝ちにこだわれ
4特科群
 第4特科群(群長・山崎誠一1陸佐=上富良野)は4月10日、平成26年度群戦技競技会を上富良野駐屯地及び同演習場で行った。
 競技会は、基礎となる部隊以下の練度向上を図り、部隊練成の基盤を確立するとともに、団結の強化及び士気の高揚に資することを目的とし、例年この時期に行なわれており、本年度は射撃指揮の部・有線通信の部・車両整備の部の三種目で競われたた。開会式において、統裁官山崎一陸佐は「勝つことにこだわれ」・「安全管理を万全にせよ」の二点を要望した。
 統裁官所見では、個人及び班・小隊以下の戦闘戦技の良否は部隊練度の基礎となるものであり、本競技会における不十分な事項は、速やかに是正し、一定の練度にあるものも演練を重ねることで更に高い練度を目指すよう述べた。
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団結、士気
12普連
 第12普通科連隊(連隊長・照沼敏1陸佐=国分)は3月13〜14日の2日間、福山演習場において、25年度連隊武装走競技会を実施した。
 この競技会の目的は、普通科連隊隊員として必要な体力、気力の向上を図るとともに。団結の強化及び士気の高揚を図るものである。
 各中隊は名誉と誇りをかけて競技会に臨んだ。小銃や個人装具を装着し、約4キロのアップダウンの激しいコースで隊員は練成の成果を発揮し、力走をみせた。
 優勝に輝いたのは、第2中隊で、見事に連覇を達成した。

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