防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   880号 (2014年4月1日発行)
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全国で入隊予定者激励会
地本便り

南国らしい熱き門出
高知地本
 高知地本(本部長・佐藤文章1陸佐)は、3月8日、高知市内のホテル(三翠園)において実施された「平成25年度高知県自衛隊入隊・入校激励会」(主催:防衛協力4団体、共催:高知県)の開催に協力した。激励会開始前の会場では、地本長および父兄会長が父兄に対し、自衛隊の教育の素晴らしさや父兄会入会の意義について熱く紹介し、高知の自衛隊の一年間の活躍をコンパクトにまとめた紹介映像も流された。いよいよ会が始まり、入隊・入隊予定者(101名)が一列で会場内に入場してくると大きな拍手が湧きあがった。そして各募集事務所長がステージの紹介位置の手前で立ち止った入隊予定者の名前を一人ずつ紹介し始めると、第14音楽隊が「威風堂々」の演奏を厳かに奏で始めた。名前を呼ばれた入隊予定者はそれぞれ思いの込もった返事をし、壇上の紹介位置に立ち、頭を下げ、流れるように家族や学校の先生等の待つ自分の席へと着いていった。
 主催者代表と共催者の挨拶の後は、来賓の中谷元衆議院議員(元防衛庁長官)をはじめ4名の県選出国会議員と第14旅団長岸川公彦陸将補の心の込もった祝辞に、入隊予定者等も真剣な眼差しで耳を傾けていた。そして、昨年入隊した陸海空の先輩隊員3名からの暖かい歓迎の言葉と、協力団体からの記念品の贈呈の後、入隊・入校予定者を代表して一般曹候補生の岡村好記さん(高知丸の内高校)が「私達は社会貢献を果たし皆様方の期待に応えられるよう、また後輩達の良き手本になれるよう日々精進してまいります」と力強く決意表明した。
 会食が始まると高知県出身隊員でロンドンオリンピック出場(近代五種)を果たした山中詩乃3陸曹の激励ビデオレター(民放が無償で編集)や、第14音楽隊による激励演奏が披露され、おめでたい雰囲気に会場全体が包まれ、酒宴ではないにもかかわらず、約400名の参加者が会場内のいたるところで、あちらこちらへと立ち歩き激励やお礼、記念撮影等で大いに賑わいをみせた。
 約2時間程の激励会ではあったが、入隊・入校予定者及び父兄の不安は、大きく払拭できた様子で、成功裏に終わることができた。激励会に引き続き父兄に対し行った父兄会による入会説明会では、昨年を大きく上回る入会者が得られた。
 高知地本は、「入隊・入校者及び同家族並びに部隊・学校等との連携を密にし、入隊・入校者の今後の活躍を見守っていきたい」としている。

入隊の喜び実感
兵庫地本
 兵庫地本(本部長・下醉尾芳孝1陸佐)伊丹地域事務所及び柏原地域事務所は3月1日、「平成25年度入隊予定者合同激励会」を支援した。激励会は、伊丹地域事務所及び柏原地域事務所の管轄である伊丹・宝塚・三田・篠山・丹波の5市合同で自衛隊への入隊・入校予定者を激励するための会で伊丹市において開催された。
 多数の来賓を迎え、33名の入隊・入校予定者並びにその父兄は、はじめに入隊者を激励する会(協賛11個団体で結成)会長 山本泰通氏の挨拶を受け、宝塚(主催市)・伊丹(開催市)両市長、国会議員4名、兵庫県自衛隊父兄会会長、千僧駐屯地司令の賞賛激励の祝辞があった。また、昨年入隊した中部方面通信群・岡本1陸士の心温まる励ましの言葉を受けた。
 そして、入隊予定者代表の大羽君が「本日、自分たちにかかる期待の重さを痛感するとともに、いよいよ自衛隊に入隊するという実感が沸き、皆様の期待にこたえるべく是非とも頑張りたい」と決意の言葉を述べた。
 激励会はその後、記念品の贈呈、記念撮影、最後に地元中学校吹奏楽部による激励演奏で締めくくられた。入隊者の思い出に残る会となった。
 激励会に参加した入隊予定者は、「すばらしい会でした。自衛隊に入隊できる喜びを感じた」等と語った。
 兵庫地本としては、「今後も協力団体と連携し広報活動を実施して、良好な隊員獲得に繋げたい」としている。

県内で先駆けて開催
大分地本
 大分地本(本部長・黒丸逸朗1陸佐)は、2月24日、県内に先駆けて日田市役所で開催された、同市自衛隊協力会及び同父兄会主催による自衛隊入隊予定者激励会を支援した。
 同市自衛隊協力会会長である原田啓介日田市長は、「自衛隊には災害派遣等で大変お世話になっており、今後も協力関係を維持したい。皆さんは国民の生命・財産等を守るためにしっかり頑張って下さい」と入隊予定者を激励。また、黒丸本部長は、自身の体験に基づき決して甘くない現状を伝えるとともに、高い志を持ち自分に厳しく国防の任に当たっていくよう入隊予定者を激励した。併せて父兄等に対しては、子息から時には泣き言を伝えられる事もあるかもしれないが、本人の将来を見据え見守っていただくよう理解を求めた。
 入隊予定者を代表して石井龍太郎君(陸自一般曹候補生)は、「自衛隊はずっと憧れていた仕事なので、入隊後は国の防衛や災害派遣、国際貢献のために精一杯頑張ります」と、力強く決意を述べた。

先輩隊員のようになりたい
広島地本
 広島地本(本部長・佐々木孝博1海佐)は3月9日。広島国際会議場フェニックスホールで実施された、広島県防衛協会、広島県隊友会、広島県自衛隊父兄会の主催する「平成25年度自衛隊入隊・入校激励会及び激励コンサート」の運営に協力した。第1部激励会式典は、広島県防衛協会会長の挨拶から始まり、引き続き入隊・入校予定者が来場者に紹介された。来賓祝辞では岸田文雄外務大臣が「健康に留意し、立派な社会人として責任を果たすとともに、素晴らしい人生を堂々と歩んでください」と入隊・入校予定者を激励した。その後、小野寺五典防衛大臣、自衛隊の歌姫、海自東京音楽隊の三宅由佳莉3海曹、広島東洋カープ、サンフレッチェ広島の選手から届いた激励メッセージが放映された。最後に入隊・入校予定者を代表し池畠陸朗君と二ノ宮遥香さんが「1日も早く一人前の自衛官、社会人として国民の役に立てるよう努力します」と力強く決意表明した。
 第2部では、海自呉音楽隊による激励コンサートが開かれ、「出航のファンファーレ」など心のこもった7曲の演奏で入隊・入校予定者の門出を祝福するとともに聴衆を魅了した。
 今回の入隊・入校激励会には、家族をはじめ約900名が来場し入隊・入校予定者の前途を祝した。終了後、入隊・入校予定者からは「すごく励みになりました。入隊後、頑張ろうと思いました」「先輩方の話を聞け不安が取り除けました。先輩隊員のようになりたい」などの声が聞かれた。

知事の激励を収録
岩手地本
 岩手地本(竹丸道雄事務官)は、2月7日、岩手県庁で達増拓也県知事による入隊(校)予定者に向けた激励メッセージのビデオ収録を行った。知事は、「自衛隊の活動は多様化しており、東日本大震災、昨年の大雨災害では、人命救助などで多大な尽力をいただいている。また、音楽演奏会や各地域の行事への積極的な参加等も通じ住民と交流を深め、正に『郷土の部隊』として県民から厚い信頼が寄せられている。皆さんには、一日も早く自衛官として活躍されることを期待します」と述べた。(要約)
 収録後は地本HPの「岩手ぴこ」のファンでもある達増知事へ岩手ぴこ作者の佐藤事務官から似顔絵をプレゼントされ大変喜ばれた。また地本発明品、手動原稿プロジェクターマシーン「かんぺ君」が「凄い画期的」とお褒めの言葉も頂いた。
 岩手地本は、この激励メッセージを2月中旬から3月中旬にかけ、県内各地区で行われる入隊予定者激励会で放映した。

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