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自衛隊ニュース   875号 (2014年1月15日発行)
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受験環境は万全
説明会・試験 全国で実施
40個地本から1900名以上来校
陸自高等工科学校で説明会
 陸上自衛隊高等工科学校(学校長・菊池哲也陸将補)は、11月30日及び12月1日、地方協力本部が実施する高等工科学校の説明会を支援した。この説明会は、埼玉・東京・神奈川の3個地方協力本部のみに行っていた学校説明会を、3年前から全国の地方協力本部に支援対象を広げ、受験希望者及び保護者等に対して、学校の現況を把握してもらい、受験に対する不安の解消と受験意欲を向上させる目的で、生徒募集が始まるこの時期に実施している。
 少子化の影響で、受験者数の減少がささやかれるなか、各地方協力本部の苦労が実り、40個地本から受験希望者797名・家族868名・広報官等261名の計1926名が来校し、昨年に比し約500名増となった。
 参加者は、2013年2月末に竣工した講堂で学校の概要について説明を受けた。そして、1・3年生の案内により広報資料室、総合教室舎内の化学室・調理室・CAI教場等、生活隊舎内にある居室・自習室を見学した。また、食堂では、列に並んで食事を受け取り、普段生徒が食事をしている状況を実際に体験した。見学の最後には、生徒を交えた質疑応答・懇談を実施したが、積極的に質問が飛び交い、和やかな雰囲気の中、参加者は満足した様子であった。質疑応答に参加した生徒からは、「チャンスは皆さんにあります。しっかり勉強をして是非合格してもらいたい」と受験希望者にエールが送られた。
 参加した受験希望者は「イメージと違って、厳しいだけじゃない学校だとわかりました。合格できるように頑張ります」保護者からは「生徒さん達がしっかりしているので驚きました。1年生は、恥じらいながら、自分が生活で困っていることを正直に話してくれました。上級生は、理路整然と立派な説明をしてくれました。息子がやっていけるかという不安はありますが、こちらならお任せできると思います」と明るい表情で口々に有意義な見学であった事を語った。
 高等工科学校は、「今後も、受験希望者の受験意欲向上に努めるとともに、合格発表後の入校予定者の不安を少しでも解消し、安心して入校出来るよう各地方協力本部との連携を深めていく」としている。

自衛官候補生採用試験
美幌・釧路・帯広で
帯広地本

 帯広地方協力本部(本部長・山下和敏1陸佐)は、12月7〜8日、美幌・釧路・帯広の各駐屯地において、今年、最後の自衛官候補生(男子)の採用試験を実施した。
 各試験会場には受験者16名が来春の入隊を目指し、筆記試験、口述試験等に真剣な面持ちで挑んでいた。
 面接では、受験生が「自衛官になり頑張りたいです」等と将来の抱負を真剣に語っていた。
 帯広地本は、「一人でも多くの受験者が自衛官候補生として採用されることを期待するとともに、引き続き各種試験に向けて更なる募集広報に努めていく」としている。

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奄美大島でも実施
鹿児島地本
 鹿児島地方協力本部(本部長・内野誠1海佐)は平成25年度自衛官候補生(男子)第2次募集採用試験を、12月13日・14日に奄美大島で、12月14日・15日に国分駐屯地で実施し、県内各地の高校、大学生、社会人のほか、東京の大学生、大阪の社会人等合わせて63名が挑んだ。
 各試験場とも、緊張感に包まれる中、受験生は合格を目指し筆記試験、適性検査、作文及び身体検査に終始真剣に取り組んでいた。
受験生からは、「この試験に是非合格して、自衛官として人の役に立ちたいと思います」などの声が聞かれた。
 12月20日に実施された合格者に対しての採用候補者名簿記載通知について、鹿児島地本は、「採用候補者名簿記載通知後は、採用枠の状況に応じて適宜採用予定通知を行うとともに、採用候補者及び採用予定者との緊密な連絡により円滑な採用業務を行い、確実な入隊に繋げる」としている。

防医大・防大説明会
兵庫地本
 兵庫地方協力本部(本部長・服部正1陸佐)加古川地域事務所は白陵高校の依頼を受け、12月4日に「防衛医科大学校医学科学生と防衛大学校2次試験説明会」を実施した。同校卒業者は防医大・防大に進学し部隊等で活躍している自衛官が多く、先輩に続けと11名の2次試験受験希望者が説明会に集まった。
 地域事務所長(樋口3陸佐)は、試験全般の物心両面の準備事項、特に口述試験の心構え等を懇切丁寧に説明した。「口述試験は受験者が唯一PRできる場所。試験官はやる気のある人を探しています。遠慮してはいけません。こんな人材が欲しい!と思って頂ける最高の自分でぶつかりましょう。受験は試験を受けると書きますが、私の辞書には試験に受かるための行為とあります。まな板の鯉ではなくアクティブに」とアドバイス。受験者は「自信が持てました。全力で自分をPRします!」と熱く語っていた。
 兵庫地本は「今後も受験者への細やかな配慮に努めていきたい」としている。

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