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自衛隊ニュース   2013年12月1日号
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日米の絆 互いに実感を語る
新任のケネディ駐日米大使が防衛省表敬し小野寺大臣と会談
「横田基地で米軍と自衛隊がいかに緊密に
仕事をしているか目の当たりに」
 11月21日夕刻、新任のキャロライン・ケネディ駐日米国特命全権大使が防衛省を表敬し小野寺五典防衛大臣と会談した。西正典事務次官、岩崎茂統合幕僚長、アンジェレラ在日米軍司令官も陪席した。
 小野寺大臣は、東日本大震災における米軍のトモダチ作戦に触れ、大臣の故郷・気仙沼の大島で、救出活動を終え大島を離れる米海兵隊を子供たちが見送る場面を撮影した写真パネルを手に「今、フィリピンにおいて自衛隊と米海兵隊が協力をして災害支援活動をしています。米軍の存在、日米の協力はアジアにとって大変重要な公共財だと思います」などと述べた。
 同日午前、横田基地を視察したケネディ大使は「米軍と自衛隊がいかに緊密に仕事をしているかを目の当たりにした。嬉しく思います。更に関係を強化したい」と述べ、日米同盟が戦略的なパートナーシップとして機能していることを実感していた。
 ケネディ大使は東北の大震災被災地を訪問する予定を控え、「東北の被災者の方々が多くの苦しみを体験したことを知っていますし、いかに素晴らしい立ち直りの力を発揮したかも聞き及んでいます。この訪問を心待ちにしています」と述べた。

先発隊が出国
UNMISS 5次要員交代
活動地域の拡大に対応
 2011年から派遣されているUNMISS(南スーダン派遣施設隊)。第5次要員先発隊が、11月22日中部国際空港から定期便で出国した。隊長・井川賢一1等陸佐率いる約100名は今回からの活動地域拡大に対応。そのため派遣人員及び装備も増加される。主力1波180名は11月30日、主力2波約12名は12月18日に伊丹空港から出国する予定。増加される装備品等は、航空及び船舶ですでに輸送されている。

北鎮師団『南へ!』
平成25年度協同転地演習
陸自第2師団
 第2師団(師団長・友部陸将)は、10月23日から平成25年度協同転地演習に参加した。訓練実施部隊は第三戦闘団(第3普通科連隊/名寄)を主力とした。北海道から九州に移動し、大矢野原演習場(熊本県)・日出台演習場(大分県)において島嶼侵攻対処を想定した訓練を展開した。
 協同転地演習は、長距離機動に必要な統制・調整能力の向上を図るとともに転地先における訓練を通じ、各種事態に対する即応性を向上させることが目的。民間の輸送手段を含む陸・海・空の各種移動手段を併用して、師団司令部、第3戦闘団(第3普通科連隊、戦車中隊、特科大隊、後方支援連隊の一部、高射特科小隊、施設中隊、通信大隊の一部)、第2偵察隊から人員約900名、車両約350両が小樽港と苫小牧港からそれぞれ出発し機動を開始した。
 また、航空自衛隊C—1による空中機動及びJR貨物を利用したWAPC等の輸送(旭川〜大分)も直線にして約1,400kmの長距離を前進。11月1日に大矢野原演習場入りし、11月2日から8日まで中隊検閲も含めた防御訓練を実施した。
 部隊は、その後、日出台演習場に移動し西部方面隊が実施する「鎮西25」演習に第8師団(司令部/北熊本)の対抗部隊として参加。敵空挺部隊として攻撃を実施し、17日状況を終了して訓練の成功に寄与した。
 11月19日からの復路でも陸路機動・海上機動・空中機動により各駐屯地へ帰隊。本訓練の参加により、国内における部隊展開能力等、即応性の向上を達成した。

雪月花
 今年のプロ野球日本シリーズほど熱心にテレビを見たことはない。視聴率も圧倒的だった。田中投手が敗戦投手になったものの第6戦の28%を筆頭に7試合とも20%越えでベスト10入りだった。王者巨人に挑戦する球団創設9年目の楽天。結果はあの通りだったが、マー君の怪腕が王者にどの位通用するのか、雑草魂を発揮できるか、星野監督の采配にも感心は集まっていた。楽天の選手たちはシーズン中でも被災地を激励に回ったり少年たちに野球を教える、監督をはじめ選手たちは現金で1億円近いものを見舞っている。被災者に少しでも勇気と希望を与えたいという楽天の精神的バックボーン、楽天のファンでなくても心をゆすられる。これは天下の御旗になる、恐らく野球ファンのおおくは楽天を応援したのではないだろうか。巨人の選手には気の毒だったが日本人の判官びいきもある。巨人の大御所渡邉恒雄会長も赤穂浪士に対する吉良上野介にはなりたくないと言っていたほどだ。シリーズが終わっても仙台の友人とは電話で戦いを反芻する。3・11の裏の11・3で優勝が決まったのも見えない力が働いたのだとか、地元ではまことしやかに取り上げられていると友人は教えてくれた。

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