防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2013年11月15日号
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防衛大臣から褒章状
空自入間
 11月1日、航空自衛隊入間基地警備犬23頭に対し、日頃の働きを称え防衛大臣から褒章状とメダル・ドッグフード等副賞が大臣代理の伊藤茂樹広報課長から贈られた。
 航空自衛隊は警備犬を昭和36年から導入しており、夜間の基地内重点拠点の警戒やパトロールを行っている。11月3日に行われた「入間航空祭」でも大人気のコーナーだった「警備犬による爆発物捜索や不審物捜索、襲撃訓練」も行われおり、警備犬の存在意義を更に高めようと努力している。特に入間基地の歩哨犬管理班は、全国に配備する警備犬の教育等をしており、警備犬の総本山となっている。警備犬は、約3年ですべての訓練を終え、5才から9才ぐらいまでの間は歩哨犬として第1線に立つ。老齢等で引退しても、航空自衛隊で最後まで養育し一生を終える。
 近代化・システム化されている自衛隊。その中で見る警備犬と訓練士の信頼関係の強さや警備犬の任務を見ていると、単なる11月1日ワンワンワンの犬の日だという理由だけで防衛大臣から褒章状を貰ったわけではないと思わされる。

ペトリオットPAC-3
待機移行等訓練
航空自衛隊・市ヶ谷基地
 11月5日早朝、航空自衛隊は平成25年度自衛隊統合演習に伴うPAC—3待機移行等訓練を市ヶ谷基地で行った。
 これは、弾道ミサイル等対処のためPAC—3部隊の待機移行及び通信回線の構築を演練し任務遂行能力向上のために行われたもの。参加部隊は第1高射群第1高射隊で小山豊1空尉以下15名。使用装備品等は発射機(LS)、無線中継装置(CRG)、アンテナマストグループ(AMG)、有蓋指揮車(CPT)、小型業務車、小型人員輸送車、燃料タンク車。
 訓練に際し第1高射群は、「いかなる事態においても国民の生命・財産を守るべく、弾道ミサイル等対処に即応するため、平素から適切に訓練を実施している」と述べている。

11/16、17に開催
開校記念祭のテーマは「SUCCEED」
防大

 横須賀市走水にある防衛大学校で11月16日(土)17日(日)の2日間、恒例の開校記念祭が開催される。今までの伝統を「継承」し、昇華させ今年の開校記念祭を来校者、学生両方が満足するものとし、「成功」させたいという意味を込め、今回のテーマを「SUCCEED」(日本語訳:継承する、成功する)と決定した。
 開校記念祭といえば訓練展示、観閲式、棒倒しが三大行事として有名。日々の訓練の成果を紹介するため陸上要員の訓練を主に展示。緊迫感あふれる本番さながらの訓練が目の前で繰り広げられる。記念式典・観閲式は、学生隊学生長の指揮の下、厳粛かつ華やかに行われる。一糸乱れぬ動作や観閲行進は必見。
 伝統行事である棒倒しは、4つの大隊が繊密な作戦を立て、勝利、誇り、名誉をかけて競い合う。あまりの激しさに圧倒されるが、統制された動きにも注目。また17日の観閲式においては、陸・海・空各自衛隊の航空機による祝賀飛行も予定されている。

主要催事▽16日=訓練展示▽17日=観閲式、棒倒し
催し物▽16日=特別記念行事、応援団・少林寺拳法・空手・合気道・居合道演武、優秀演劇公開、音楽部発表など▽17日=パラシュート降下、儀仗隊ドリル展示、グランドフィナーレなど▽2日間共通=文化祭、学生隊ステージ、各大隊及び留学生模擬店、開校記念祭ツアー、防大生アピールコーナー、パンフレット・記念品販売、防大特別展示、茶道部、詩吟、古典ギター演奏、写真部展示、吹奏楽部演奏、紅太鼓演奏、研究室公開、入試説明会など
※天候等により、内容が変更になる場合があります。
問い合わせ▽ 防衛大学校総課広報 TEL 046—841—3810 内線2019▽ホームページhttp://www.nda.
ac.jp/ed/Festival/2013/
会場・アクセス▽防衛大学校(横須賀市走水1—10—20)
JR横須賀駅もしくは京急馬堀海岸駅より、京急バス 「防衛大学校」行きにて終点で下車。
その他▽※駐車場、駐輪場はご用意しておりません。公共交通機関にてお越しください。 
※ペットを連れての入場はお断りします。(ケージ等による入場もお断りします。)


雪月花
 中国からの女子留学生と話す機会があった。20歳くらいだろうか、漢字の話になった。「ばら」という字を書いてみてと頼むと一画一画丁寧に書いてくれた、さらに「ゆううつ」と「かまど」を頼むとこれもさっさと書いてくれた。薔薇とか憂鬱、竈など筆者はまず漢字では書かない1字書くのに1分はかかる、漢字の本場中国のパワー恐るべしと思っていたら中国でも漢字の書けない若者が増えているというニュースがあった。パソコンや携帯機器の急速な普及で手書きの機会が減ったことが背景にあるという(読売)。これは日本でもそっくり同じだ、読むことはできるが書くのが難しくなっている。特に筆者など物書きを生業(なりわい)にしている者もパソコンという文明の恩恵に浴してはいるが字は汚くなるし忘れることも多くなった。字数を数えて辞書を引きながら枡目を埋めていた頃を時々懐かしく思う。そして外来語の氾濫も煩わしい。「放送で外来語が乱用され分かりにくくて精神的苦痛を受けた」としてNHKに慰謝料を求める訴訟も起きた。訴訟の趣旨とは違うが賛同する気持ちにはなる。防災の時期になると必ず出てくるのが、ハザードマップ、メガクエイク。なぜ防災予測地図、大地震ではいけないのか、緊急の時は日本語の方が安心も出来る。1字1字に意味のある古来からの文字、日本でも中国でも大切にしなければなるまい。

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