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自衛隊ニュース   2013年10月1日号
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防衛省政策方針の周知徹底図る
自衛隊高級幹部会同

 防衛省の政策方針の周知徹底と当面する重要課題の意見交換を目的に、第48回自衛隊高級幹部会同が、自衛隊最高指揮官の安倍晋三首相を迎え9月12日に防衛省で行われた。小野寺五典防衛大臣、左藤章・佐藤正久両政務官、折木良一防衛大臣補佐官、西正典事務次官をはじめ各幕僚長、部隊・機関の長(将官)ら約180名が出席。内閣総理大臣訓示、防衛大臣訓示、事務次官説示、統合幕僚長挨拶、作家・浅田次郎氏の講演、防衛研究所・統合幕僚監部の各発表が行われた。安倍首相は高級幹部を前に訓示の中で「現実とかけ離れた建前論に終始し、そのしわ寄せを現場の自衛隊員に押し付けるようなことはあってはならない」とし、そのために、国家安全保障会議の創設・国家安全保障戦略の策定・防衛大綱を見直し南西地域の防衛体制の強化を含めた自衛隊の対応能力の向上に取り組む、など、「現実を直視した我が国の安全保障政策の立て直しを進めている」と述べ、フランスの哲学者アランの「悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである」を引用して、意志の力で安全保障政策の立て直しを「必ずや実行していく」とし、「諸君にも、強い意志を持って、日々それぞれの持ち場において、自衛隊の果たすべき役割を全うして欲しい」と要望した。次いで小野寺大臣は訓示で「共に取り組むべき三つの点」として「現下の厳しい環境に対応した防衛態勢の強化」、「日米同盟の更なる強化」、「国際的な安全保障環境の安定化のための積極的な取組」を挙げた。また、孫子の『謀攻篇』から引用し、国家を補佐する将軍の役割の重大さを説いて「国家の補佐役としての使命の重みを片時も忘れることなく、自衛隊25万人の陣頭にあって常に率先垂範し、益々任務に精励されることを期待する」と要望した。


滑走路被害復旧訓練
航空自衛隊
2時間41分で終了
基準時間を大きく上回る
空自北部航空施設隊を中心に213人が参加
陸自矢臼別演習場で
「北空の被害復旧能力が高く精強な部隊であることを確認した」

 航空自衛隊の基地滑走路が爆撃による被害を受けた際、その被害を素早くそして的確に復旧する訓練を、実際の爆弾を使用して実施する「実爆を伴う滑走路被害復旧訓練」が9月9日、北海道の陸上自衛隊矢臼別演習場で行われた。訓練には空自北部航空施設隊を中心とする213人が参加、訓練統裁官は北空司令官の森本哲生空将が務めた。
 訓練は3空団のF2戦闘機2機が演習場内の飛行場(模擬滑走路)に上空から進入、模擬対地攻撃を実施。それに合わせて事前に地上に設置した爆弾が爆破された。
 爆破後に資料収集隊が安全を確認して爆破現場に進出、直径4m深さ2mの爆破弾痕2か所の被害を確認して直ちに滑走路復旧を開始した。まず、弾痕場所までの滑走路上に残る小弾痕の復旧し、その後2カ所の弾痕を復旧。その後被害復旧マットを設置して滑走路としての機能を回復させた。被害復旧は基準時間を大きく上回る2時間41分で終了し、日頃の厳しい訓練の成果を十分に発揮することができた。
 訓練の様子を陸自や防衛局、報道関係者ら約140人が研修、爆破被害や復旧訓練の様子を見学したり、復旧用資材・器材の展示説明を受けた。
 訓練終了後、統裁官の森本司令官は「北空の被害復旧能力が高く、精強な部隊であることを確認した。本訓練で得た知識、経験をそれぞれの部隊で練成訓練に活用し、更なる被害復旧能力向上の資とせよ」とコメントした。


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