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自衛隊ニュース   2013年9月1日号
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創設の歴史を再認識
陸上自衛隊が63周年記念行事
ルーツをたずねる大切さ
 8月6日、陸上幕僚監部会議室で陸上自衛隊創隊63周年の記念行事が行われた。これは、「創設の大切さを再認識して陸自の歴史や、その歴史を築き上げてきた諸先輩方に敬意を表し、陸上自衛隊創設を祝うことを目的として」(君塚栄治陸上幕僚長)、警察予備隊創隊の8月10日前後に一昨年から毎年実施されているもので、君塚陸幕長、番匠幸一郎陸上幕僚副長、陸幕の各部長等、各部等課長等をはじめ多数が参加。開式の辞に引き続き防衛研究所・中島信吾氏(戦史研究センター安全保障政策史研究室主任研究官)による講演「陸上自衛隊は如何にして誕生したか〜自衛隊創隊当時を振り返って〜」が行われ、参加者は、陸自の前身である警察予備隊、保安隊を含め、創世記の歴史を再認識した。
 講演に続き、君塚陸幕長が隊員を前に訓示を行い、「ルーツをたどること」の意義などを説いた。陸幕長になる過程において、宮崎県の平和記念公園にある陸軍発祥の地を訪れた経験や、沖縄赴任時に先の大戦で戦火に散った人々に想いを馳せた末に、陸幕長になって「深い歴史の中で日本を守る『もののふ』の歴史を、精神的にも意義的にも取り入れていくことが重要なのではないか」という思いに至ったという。そして訓示の終わりに、「歴史を紐解いて、これから今、自分たちが立つ位置において、それぞれ責任を果たしていくということを、この記念すべき日に毎年思い出して先に進んでいくことが重要ではないかと思っている」などと自身の信条を述べていた。

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