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自衛隊ニュース   2013年7月1日号
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オスプレイ発着艦「ひゅうが」「しもきた」
海上自衛隊艦艇初
海外初の統合共同訓練
米軍「Dawn Blitz 13」に参加

 自衛隊は5月29日から6月26日まで米国カリフォルニア州において、島嶼侵攻対処に係る自衛隊の統合運用要領及び米軍との共同対処要領を演練しその能力の維持向上を図る目的で、米海軍・米海兵隊と水陸両用戦の実動訓練を行った。従来は米軍単独開催の「ドーン・ブリッツ13」にカナダ、ニュージーランドと共に初参加したもので、米側は第3艦隊、第1海兵機動展開部隊が参加。自衛隊は第2護衛隊群(佐世保)司令・湯浅秀樹海将補を訓練統制官として、人員約1000名(統幕約20名、陸自約250名、海自約730名、空自5名)、陸自の輸送ヘリ・攻撃ヘリ、車両40両以上、海自の護衛艦、輸送艦、揚陸艇、艦載哨戒ヘリなどの装備品が参加、海外初の統合共同訓練となった。また、6月14日には米海兵隊輸送機MV—22オスプレイによる初の自衛隊艦艇への発着艦訓練が行われた。

 5月29日から6月9日は米海兵隊基地キャンプ・ペンデルトン及びレッドビーチで陸自西部方面隊隷下の西部方面普通科連隊(西普連)などが参加し水陸両用戦遂行能力向上に係る各種機能別訓練を行った。6月10日からはC・ペンデルトン及びペンデルトン沖合120kmの米海軍サンクレメンテ島訓練場で海上機動→上陸→展開→地域の確保までの一連の動作について総合訓練を実施。陸海空要員、西普連の小型・中型・大型トラック、高機動車、戦闘強襲偵察用舟艇CRRC、陸自西部方面航空隊の輸送ヘリCH—47JA、攻撃ヘリAH—64D、海自のヘリ搭載護衛艦「ひゅうが」、イージスシステム搭載のミサイル護衛艦「あたご」、エアクッション揚陸艇LCAC搭載の輸送艦「しもきた」、艦載機の哨戒ヘリSH—60Kなどが参加した。
 この間、サンディエゴ港に停泊中の海自艦艇内で陸海空自衛官の艦内訓練(10日)、「ひゅうが」、「しもきた」へのMV—22オスプレイ発着艦訓練(14日)、サンクレメンテ島上陸訓練(17日)、サンクレメンテ島実射訓練(20日)、キャンプ・ペンデルトン上陸訓練(24日)などの一部がメディア公開された。海上自衛隊艦艇初となったオスプレイ発着艦訓練では人道支援、災害救援を想定し格納庫搬入・患者搬出・物品搭載などが行われた。上陸訓練ではCH—47JAによる西普連1コ中隊主力のヘリボーン、西普連車両部隊搭載のLCACによるビーチング・陸揚、西普連レンジャー小隊のCRRC潜入、実射訓練では迫撃砲、AH—64D、「あたご」による実射訓練などが行われた。
 17日には統合幕僚副長・磯部晃一陸将、第1海兵遠征軍・トゥーラン中将、第3海兵遠征打撃軍・ヒューバ少将による共同インタビューが行われ、当日のサンクレメンテ島上陸訓練について、「へリボーンあるいはLCACでの上陸という観点で所望の成果を得つつあり、満足している」(磯部陸将)、「4ヵ月前のアイアンフィストでは米軍の船、米軍の航空機を使用して演習を実施したが、今度は海上自衛隊の船、航空機、陸上自衛隊の航空機を運用して米軍とともに問題なく遂行できた。自衛隊の能力の高さに感心している。将来自衛隊の能力がどのような速度で高まっていくのかも想像できる」(トゥーラン中将)などと述べた。


空飛ぶ防衛秘密
AWACSを公開
警戒航空隊
航空自衛隊

 航空自衛隊は6月18日、静岡県浜松基地の警戒航空隊(司令・津田昌隆1空佐)で早期警戒管制機(AWACS)を報道陣に公開した。
 警戒航空隊は、隊司令の下、隷下部隊は三沢基地と浜松基地に所在。E—2Cを運用する飛行警戒監視隊及び整備を担当する第1整備群が三沢基地に、また、E—767を運用する飛行警戒管制隊及び整備を担当する第2整備群が浜松基地に配置されている。
 E—767は機体の後方に直径約9mのレーダーアンテナがあるため風の影響を考慮し垂直尾翼は民航機より長く高さ約16m。レーダーアンテナの強力な電波を機内に入れないために窓はない。4点式のシートベルトが身体にフィットするせいか、天候に恵まれたせいか、乗り心地はとても飛行中とは思えない程快適だった。地上レーダーは水平線の下は解らないが、E—767やE—2Cならば遠方からでも領空侵犯機等を早期に発見する事ができる。津田司令は「常に緊張感を持って、南西地域を始めとするわが国周辺における警戒監視任務を行って参りました。隊員の士気も高く、引き続き、粛々と任務に邁進していく所存です」と語った。


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