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自衛隊ニュース   2013年4月15日号
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防衛省入省式
「最後の砦の一員として」
総合職34名、一般職159名、専門職34名が一堂に

 防衛省の入省式が4月1日、省内の講堂で行われた。総合職、一般職および専門職の新規採用者全員を一堂に集めた合同での入省式は今回が初めて。
 今年度入省したのは計227名で女性は68名。総合職は34名、このうち事務職は12名(女性2名)、技術職は22名(同3名)。一般職は大卒89名(同12名)、高卒70名(同29名)。専門職(語学)が34名(同22名)。
 小野寺五典防衛大臣は訓示の中で「安全保障環境が一層厳しさを増す中、防衛省・自衛隊には高い志と気概をもった優秀な職員が増々必要となっている。この期待を担って任務を遂行するのは今、まさにここにいる諸君である」と激励した。
 入省者全員の名前を読み上げたあと辞令交付、入省者の服務の宣誓(いずれも代表者は岩丸栄樹さん=総合職・事務官、大臣官房文書課に配属)と続き、西正典事務次官は説示で「幅広い視野と豊かな発想力を養い、自分と異なる多様な考え方に謙虚に耳を傾けた上で判断を下すことのできる職員になってもらいたい」と述べた。
 式の終了後、取材に応じた藤田和也さん(総合職・事務官、防衛政策課に配属)は「厳しい安全保障環境の中だからこそ、この国を守る最後の砦の一員としての使命感と責任感を強く持ち、また誇りをもって日々の業務に取り組みたい」と話した。
 また、三上貴穂さん(専門職・事務官、国際政策課に配属)は「防衛省・自衛隊の果たすべき任務や役割が増々、大きくなっているので、陰ながら支えられるような人材に一日も早くなれるよう今後、努める」と話した。
 上野耕平さん(総合職・技官、日米防衛協力課に配属)は「学生の頃から日本周辺の安全保障環境が厳しいと感じていた。その中に飛び込んでいってエンジニアとして、これから日本、世界の平和に貢献できることに強い使命感と責任を感じる。この初心を忘れずにこれからの職務を全うして、日本のために力を尽くしたい」と話した。


"天空海闊"金澤事務次官を盛大に見送り

 金澤博範防衛事務次官の離任行事が3月29日、防衛省講堂や儀仗広場などで行われた。金澤次官はメモリアルゾーン内にある自衛隊殉職者慰霊碑に献花した後、午後4時過ぎから講堂で防衛省・自衛隊の高級幹部、職員多数を前に離任式に臨んだ。
 離任の挨拶の中で金澤次官は「我が国を取り巻く安全保障環境は格段に厳しくなった。太い幹から小さな枝まで目くばり心くばりをして、我が国の防衛政策が確たるものとなるよう取り組むことをお願いする」と述べた。
 職員を代表して西正典防衛政策局長(現・事務次官)が送別の辞を述べ、在任中の功績を称えた後「金澤次官は天空海闊、いつも笑顔を絶やされることのない、懐の深い方でした。防衛省・自衛隊が風通しのよい組織でありえたのも、まさに次官のお人柄があったことによるものです」と感謝の言葉とともに別れを惜しんだ。
 儀仗広場で栄誉礼を受け巡閲した後、金澤次官は沿道に立ち並ぶ大勢の職員の見送りを受けながら正門へと移動。拍手の中、女性職員から花束を贈られ、防衛省を後にした。


トルコ国防大臣が厚木基地訪問
友好親善さらに深める

 海自の航空集団(司令官・重岡康弘海将=厚木)と第4航空群(司令・森田義和海将補)は3月5日、ユルマズ・トルコ国防大臣、クルチ駐日トルコ大使の訪問を受けた。
 ユルマズ国防大臣は小野寺五典防衛大臣との会談のために訪日。哨戒機に関心を持っていることから、2泊3日という短い日本滞在期間の中で内局、海幕および部隊との調整により訪問が実現した。
 ユルマズ国防大臣は成田空港に到着すると、そのまま厚木航空基地に直行。空団司令部で重岡司令官との懇談の後、航空集団の組織、任務、活動などの現状説明に熱心に耳を傾け、予定時間を超える活発な質疑応答が行われた。
 その後、第4航空群のP—3Cを見学したあと、小野寺大臣との会談のため都内に向かった。約2時間という短い時間だったが、日本とトルコの友好親善と相互理解を大いに深めた訪問だった。


大震災から2年、巨大重複地震を想定
県警、海保、消防とスクラム
31普連など津波対策合同訓練

 東日本大震災発災から丸2年の3月11日、神奈川県葉山町の大浜海岸と小磯の鼻(葉山御用邸裏)で平成24年度「津波対策合同訓練」が行われ神奈川県警、海上保安庁、消防、陸上自衛隊など約150名が参加した。
 陸自からは第31普通科連隊(連隊長・根本博之1陸佐=武山)の第5中隊長蛭田靖弘3陸佐以下同連隊、通信学校(久里浜)、第1飛行隊(立川)が参加。漂着家屋からの救出救助訓練、航空機を使用した患者搬送訓練などを行い、関係機関との連携要領や対処要領について確認した。
 訓練は「東京湾と相模湾を震源とする2つの大規模地震が同時に起こり、沿岸部で最大7mの津波が発生した」という想定で実施。県警危機管理対策課員が同乗した県警ヘリにより海岸部の被災状況の調査が行われた後、その情報をもとに各機関による救出救助訓練が開始された。
 海上では津波により漂流し岩場に取り残された要救助者を海上保安庁特殊救難隊が救出する訓練を行ったほか、海岸部では漂着した車両と家屋内に残された要救助者を救助する訓練を県警、消防、自衛隊で実施。その後、緊急搬送が必要な重傷者を仮救護所からUH—1の降着地点まで搬送する訓練を行った。
 多くの地域住民と各関係機関職員が見守る中、訓練は行われ、終了時には東日本大震災の犠牲者に対し黙祷が捧げられた。


戦略的メッセージ込める
「東アジア戦略概観」

 防衛研究所(高見澤將林所長)は3月29日、「東アジア戦略概観2013」を公表した。17回目の刊行で初めてカラー化。また構成上の新たな試みとして各章のポイント、概要について最初に要約章を設けた。
 今回のトピック章(第1、2章)はインドとオーストラリアについて。編集長の地域研究部・片原栄一部長によると、▼日本の安全保障協力のパートナーの地理的な拡大を内外にアピールしたい▼日本とインドおよびオーストラリアの関係を一般読者に対して広く訴えたい、理解を深めたい▼2国関係を超えた日米豪、日米印という3国間、さらには多国間の安全保障協力の枠組みについて、リベラルな国際秩序を維持、強化する上でテコになるだろうという意味で記述し、ある種の戦略的メッセージを込めた—という3つの狙いがあるという。
 主な論点は「主要国の指導者交代と新たな課題」「緊迫化するアジア情勢(北朝鮮の核・ミサイル問題の深刻化、中国の軍事力近代化と海洋活動の活発化)」「米国のリバランス戦略と域内諸国の対応」の3点。
 話題性があり、あまり議論されていないが重要なポイント—中韓の安保協力、中国の宇宙計画、米国の海兵隊の作戦構想—などについては「解説コラム」を設けている。


雪月花

 この世には幸せな人と不幸せな人がいる、この分かれる原因は何なのか。物事に感謝できるか否かである。人間には潜在意識があり、この潜在意識こそが幸・不幸に大きな影響を及ぼす、この潜在意識は「ありがとうございます」と素直に感謝する人が好きなのだ。不平不満、激しい怒り、憎悪などは潜在意識を傷つけ、傷ついた潜在意識は結果として心身の不調として現れてくる—。いささか長い引用になったが、瀬戸内寂聴さんでもなく相田みつおさんでもない、これは陸自東部方面の渡部悦和総監の著書からである。渡部総監は21年の2師団長就任の時からホームページに「師団長の独り言」を書いていた。さらに23年からは東方総監として「総監の独り言」を続けた。自衛隊内外からのアクセスも多く熱心なファンもついていたようだ。これらをこの春「進化無限」と題して発刊した。「進化無限」。当然4文字熟語辞典に載っているだろうと引いてみたが見当たらない。渡部さんの造語らしい、2師団長のとき「進化し続ける第2師団」のスローガンを作ったということだから。もうひとつ冒頭に引用した感謝する心から「感謝無敵」という4文字熟語もつくった。試しに「ありがとうございます」を何百回も何千回も繰り返してみると幸せな気分になれるということだ。市販をしていなくて残念だが「進化無限」には今まで気がつかなかった感動がいっぱいつまっている。(所谷)


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