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自衛隊ニュース   2013年2月1日号
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「即応態勢の確実な維持」要望
小野寺防衛大臣が海自初度視察

 小野寺五典防衛大臣は1月21日、海上自衛隊初度視察のため横須賀基地を訪れた。午前9時過ぎ、防衛省からヘリコプターで逸見岸壁に到着した小野寺大臣は、自衛艦隊司令部で現状報告を受けた後、護衛艦「きりしま」の艦内を懇談や会食などを含め約2時間かけて視察した。
 視察後は隊員約450名を前に訓示に立ち「我が国周辺の安全保障環境は一層厳しさを増している。諸君の行う警戒監視などの任務は極めて重要」とした後、「私は東日本大震災で被災した宮城県の出身だが、諸君をはじめ多くの隊員が、我が身より被災者を優先し、黙々と救援活動に取り組む姿に勇気づけられた。諸君の献身的な活動に改めて敬意を表する」と述べ、最後に「即応態勢を確実に維持し、一層任務に精励することを切に望む」と要望した。


カンボジアで人材育成
江渡副大臣が派遣隊員ら5名を激励

 カンボジアで人材育成を行う陸自施設科隊員ら5名が1月16日、江渡聡徳副大臣に出国前あいさつを行った。カンボジア軍のPKO分野での能力向上のため、陸自研究本部・永井克征2陸佐、陸自施設学校の高橋祐1陸尉、西田廣徳2陸曹、高田春彦3陸曹の4名と、防衛省国際政策課能力構築支援室・寺内こずえ事務官の計5名が、道路構築など施設分野に係わる人材育成で同国を支援する。
 なかでも永井克征2陸佐(写真左から2番目)は平成4年に第1次カンボジア派遣施設大隊で派遣されて以来2度目。江渡聡徳副大臣は隊員への激励のなかで永井2陸佐に対し「前回の派遣のときに産まれたお子さんが成人になられて、感無量だと思う」と話した。
 今回は1月24日から3月20まで、首都プノンペンから車で約1時間の距離にある同国のPKOセンターであるNPMEC(国家平和維持・地雷処理爆発性残存物除去センター)の訓練施設で、15名程度を対象に支援を実施。NPO「日本地雷処理を支援する会」の6名が自衛隊の派遣要員をサポートする。


地域の平和と安定のために関係を強化へ
陸自主催シニア・レベル・セミナー
日米同盟を基軸として

 北朝鮮によるミサイル発射および翌日の中国の領空侵犯の直後、昨年12月14、15日に市ヶ谷で陸自主催、第23回シニア・レベル・セミナー(SLS)が行われた。この会合は陸自、米太平洋陸軍、米太平洋海兵隊のトップが一堂に会して行うもので、アジア太平洋地域の平和と安定に向け、忌憚ない意見交換を行った。
 今回のSLSの主要テーマは「米国がアジア・太平洋地域へリバランスする中、陸自・米陸軍および米海兵隊が取り組むべき役割は何か」。アジア太平洋地域、とくに北東アジア情勢が厳しさを増す中、米国のアジア・太平洋地域重視の方向性を受け、米陸軍種と陸自の今後の協力が焦点となった。
 米側からは、将来的に米太平洋陸軍は任務に応じ細分化した「地域密着型」の部隊配置を行うこと、米太平洋海兵隊は日付変更線以西に計2万2000人の兵力を配置することについて、それぞれ説明があった。
 また陸自とアラスカ駐留の米陸軍部隊の交流を今後検討すること、今年3月の中央即応集団(CRF)の座間移転を機に隷下部隊と在日米陸軍の部隊が一緒に訓練を行うことなどで合意、関係を強化する。時期、規模については目下、調整中とのこと。
 このほかアジア太平洋地域の安定のために日米同盟を基軸とし日米韓、日米豪の3ヵ国協力を強化していくことの重要性について認識を共有した。 


雪月花

 元横綱大鵬死去のニュースは各紙とも1面トップの扱いだった。戦前、双葉山が70連勝ならず安芸の海に破れた時にも日本中が大騒ぎだったという話を祖父に聞いたことを思い出した。大鵬さんには本紙もインタビューを行ったことがある。昭和54年11月15日号だった、2年前に脳梗塞で倒れリハビリ中にも拘わらず快く対応していただいた。「横綱になった秘訣をよく聞かれるがそんなものはない、しいて言えば三つある。一つは素直であること、先輩や親方の言葉に反論するより素直についていった。二つは実行したこと、頭や心でわかっても実行し体で覚えなければ何にもならない。三つは辛抱したこと、相撲にかぎらず何事も中途半端でやめると何も残らない」さらに大鵬さん、私の部屋には35人の力士がいる。なかには他の同世代の若者は休日に青春を謳歌しているのに俺たちは…と不満を持つ者もいるかもしれない。しかし青春とは遊ぶことではない、一生懸命全力をつくすことではないか。それがいざというとき大事なものを乗り越えられる将来の基礎をつくるのだ。もし給料や身分が安定しているから自衛隊に行きたいという人がいたら悲しいことだ。「日本を守るため」というしっかりした目標をもっているのなら、国のためにもなるしまず自分自身のためになる。72歳、昭和の偉人がまた一人退場した。


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