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自衛隊ニュース   2013年1月1日号
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多国間協力を促進
空自幹校が14ヵ国招きセミナー開催

 空自幹部学校(学校長・吉田浩介空将)は11月5日から14日の間、多国間セミナー(第12回指揮幕僚課程学生多国間セミナーと、第17回国際航空防衛教育セミナー)を開催した。
 アジア太平洋地域諸国等の空軍の中級幹部による安全保障などに関する意見交換等を通じて、国際的視野を拡大し、参加国間の相互理解の深化、信頼醸成、教育訓練の向上に役立てることが目的。
 今回のセミナーには14ヵ国の空軍から14名と、幹部学校から指揮幕僚課程の学生や教官など約70名、航空支援集団と技術研究本部から4名が参加。航空支援集団司令官・<INLINE NAME="画像枠" COPY=OFF>中雅之空将が「自衛隊の人道支援、災害救援への関与と国際協力—東日本大震災の教訓について—」と題して、大震災対処の際に統幕運用部長として全自衛隊の作戦指揮をした経験をもとに基調講演を行い、セミナーのオープニングを飾った。
 指揮幕僚課程学生多国間セミナーでは、とくに多国間協力を主題として「各国空軍の現状、課題と今後の方向性」について日本を含む15ヵ国がプレゼンテーション。続いて各国混合の6グループに分かれ「アジア太平洋諸国等空軍の多国間協力、現状と課題および今後の方向性」について活発な討議と発表を行った。
 2日間にわたって行われた国際航空防衛教育セミナーでは「大規模災害における空軍の諸活動と課題—支援国、被支援国双方の視点から—」をテーマに各国が発表、2グループに分かれた討論を行った。参加国在京武官も聴講するなど、参加各国の相互理解と情報共有の貴重な機会となった。
 皇居や浅草寺での散策、江戸東京博物館の見学といった文化研修も行い、空自幹校は「今回のセミナーを通じて深まった相互理解と構築された人的ネットワークを活用し、参加者が各国空軍のそれぞれの役職において、様々な分野での多国間協力の促進に寄与することが期待される」としている。


緊密に連携して任務を遂行
漁船から患者を空輸
百里救難隊が銚子沖で

 航空救難団百里救難隊(隊長・田中信隆2空佐)は11月29日、千葉県銚子沖約330kmの海上で操業中の漁船「第1裕誠丸」で緊急搬送の必要な患者が発生したことを受け緊急患者空輸を行った。
 29日午前10時20分頃、第三管区海上保安本部から第7航空団を通じ、銚子沖で操業中の漁船における患者空輸情報(39歳の男性で虫垂炎の疑い)を入手。その後、同海保本部から7空団司令への災害派遣要請に伴い派遣を実施した。
 同日13時頃、U—125A救難捜索機(機長の大前健3空佐ら4名)が百里基地から離陸して天候偵察と漁船の特定を実施。12時半頃、UH—60J救難ヘリ(機長の伊藤学3空佐ら5名)が7空団の医官と救急救命士を同乗させ同基地を離陸。先行したU—125Aの誘導で14時頃「第1裕誠丸」の上空に到達した。
 漁船はうねりの影響で大きく揺れ動いていたが、クルーは緊密に連携して救難員を船上へ降ろし、無事に患者を収容した。その後、千葉県鴨川市の亀田病院ヘリスポットに搬送、病院関係者に引き継いだ。
 百里救難隊は「うねりが高い環境下での災害派遣となったが、適切な判断と緊密な連携により安全かつ確実に任務を遂行することができた」としている。


本多さん2回目の採用
空自浜松広報館のカレンダー用写真

 空自浜松広報館は12月9日、2013年航空自衛隊浜松広報館カレンダー用写真コンテストの表彰式を行った。
 午前11時、広報館ロビーで大勢の来館者を前にして、コンテストで最優秀に選ばれた本多広和さん(愛知県在住39歳)に、浜松基地司令・荒木正嗣空将補が表彰状と記念品(※カレンダー完成品をパネルに入れたものと富士山を背景に同基地の航空機T—4が飛翔する写真パネル)を贈呈した。
 荒木基地司令は、航空自衛隊の広報のための作品づくりに尽力した本多さんを称えるとともに、集まった多くの来館者に対して、「今後、よりいっそう信頼される自衛隊となるよう努めていく」旨の挨拶を行った。
 本多さんは「自分の作品が浜松広報館のカレンダー写真として採用されて、たいへん嬉しく思います」と感想を話した。
 その後は荒木基地司令、本多さん、広報館長の3人で記念撮影を行い式典終了の予定だったが、カレンダーを配布する場所に来場者が殺到する状況を見て、基地司令、本多さんが広報館スタッフに混ざって、来館者にカレンダー配布を行うと、来場者はこぞってカレンダーを受け取り、この日用意したカレンダーはあっという間に配布が終了。
 空自浜松広報館のカレンダーは、広報館の開館日がわかるオリジナルで、地元の観光協会への配布のほか、浜松駅の浜松市観光インフォメーションセンターでも配布をしている。カレンダー用写真は3年前から毎年公募しており、本多さんの作品は第1回と今回の第3回で計2回の採用となった。


米軍も参加し盛大に
横須賀地区三自衛隊准曹が記念日祝賀会

 第5回「横須賀地区三自衛隊准曹自衛隊記念日祝賀会」が11月23日、横須賀セントラルホテルで行われた。式典には陸海空自と米海軍の准曹が参加。統合幕僚監部の最先任下士官・小畑准陸尉をはじめ多数の来賓を迎え、過去最高の161名の隊員が参加し盛大に執り行われた。
 代表幹事の武山駐屯地曹友会会長・松井英樹陸曹長は挨拶で「東日本大震災以降、陸海空自衛隊そして米軍との団結と絆は、我々はもとより国民からも注目されている。この団結、絆をこの横須賀から発信していきたい」と述べた。
 余興では久里浜太鼓、陸・海のラッパ演奏が行われ、会場は大いに盛り上がりをみせた。


テーマは「入札談合の防止」
陸自九州補処が「地方コンプライアンス講習会」を開催

 陸自九州補給処(処長・藤井貞文陸将補)は11月28日、防衛監察本部(梶木壽防衛監察監)と共催で第14回「地方コンプライアンス講習会」を開催した。
 この講習会は21年度から各機関と共催で行っているもので14回目となる。藤井処長をはじめ同補給処の職員約380名が参加。「入札談合の防止に向けて」をテーマに、公正取引委員会九州事務所経済取引指導官の樽見安敏氏の講演を聴いた。
 開会にあたり、藤井処長は入札談合に係る陸自の最近の状況を踏まえ、職員に対しこの講習会の意義を強調した。
 樽見氏は独占禁止法と入札談合等関与行為防止法(官製談合防止法)を解説しながら、調達担当職員特有の2つの立場として「入札談合の"監視役"」と「官製談合にする潜在的リスク」を説明。
 入札談合の"監視役"の観点から「調達活動における入札談合の排除は国全体の要請であるため、現場にいる調達担当職員が入札談合を『やらせない』『見逃さない』ように常に監視の目を光らせることが必要」と強調し、入札談合のもたらす弊害、探知・対処方法など事例を交えて具体的に解説した。
 官製談合の潜在的リスクの観点からは、すべての調達担当職員が「加担者」となりうる立場にあることを指摘するとともに「正しい知識を持つことが、自分の組織を守る」ことを力説した。
 また、過去の談合事案例として「天の声型」「OB製談合型」「関与型」「幇助型」と類型的に示すとともに、調達担当職員に対する刑事罰の事例なども説明し、官製談合の根絶を訴えた。
 閉会にあたり、齊藤敏夫副監察監は講師の樽見氏と共催の九州補給処に対する謝意および今後のコンプライアンスへの取組に対する期待などを含め挨拶して、講習会を締めくくった。


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