防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2012年9月1日号
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地域との交流を促進 地本便り
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天神祭、京橋駅で広報活動
大阪

 大阪地本(本部長・山岡健男陸将補)は、7月24〜26日、日本3大祭の一つ大阪天満宮「天神祭」と、大阪の主要ターミナル駅である京橋駅で広報イベントを開催した。これらのイベントは、大阪地本が今夏、募集目標達成に向けて掲げたスローガン「OSAKA PCO HOT SUMMER 2012〜すべてのTIME( Time, Information,Movement, Event)を募集へ!」の一環で開催し、地本中央地区隊(隊長・荒巻3陸佐)が担当した。
 天神祭会場では、中央地区隊梅田募集案内所(所長・佐武陸曹長)が第36普通科連隊の支援を受け募集ブースを出展した。天神祭での出展は約10年前から地本協力者の厚意により実施しているものであが、当日は募集案内のほか、軽装甲機動車、砕氷艦しらせが採取した南極の氷などを展示した。展示場には浴衣姿の女性客や若者が多数訪れ、広報官らは募集種目や志願票の受付け時期などの問い合わせに対応した。一方、京橋駅会場では京橋募集案内所(所長・辻本陸曹長)が、迷彩服に身を包み、ちらし配布(5000枚)、自衛隊車両及び写真パネルの展示を実施した。初日、行きかう人々は不意にやって来た自衛隊に驚きを隠せなかったが、翌日以降は広報官に親近感を覚え始めたのか、立ち止まり会話する姿も多くなり、「守る側の人になりたい」と、入隊を希望する学生も現れた。
 大阪地本は、「スローガンを旗印に認知向上と募集目標達成を目指し熱い夏を邁進していく」としている。

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若者に生の声を届ける
企業合同説明会に参加
奈良

 奈良地本(本部長・齋藤裕事務官)は、7月27日、奈良市「奈良文化会館」で奈良県経営者協会等が主催する企業合同説明会へ参加した。
 この説明会は来年3月卒業予定の大学生及び一般の求職者などを対象としており、県内44の企業等がブースを設けた。当日は、募集班長(稲荘1等陸尉)以下3名でブースを訪れた学生等に対し、パンフレットや募集要項を手に一般曹候補生、自衛官候補生の説明を実施した。
 この日の来場者は約370名、奈良地本のブースを訪れた学生等は初めて直に聞く自衛官の声に熱心に耳を傾けていた。「一般企業への就職を考えており、奈良県内に所在部隊がなく、馴染みのなかった自衛隊だが説明を聞いて興味がわいた」と志願に前向きな声も聞かれた。
 奈良地本は、今回のように、県内学生等が多数来場する説明会を有効に活用し、適質な自衛隊志願者獲得に努力して行きたい」としている。

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県で初めて陸海空の装備品集結
「ふれあいフェスティバル」に参加
兵庫

 兵庫地本(本部長・服部正1陸佐)は7月14日から16日、自衛隊広報を実施した。本広報イベントは、16日海の日に姫路港で行われた「ふれあいフェスティバル」に合わせて兵庫では初めて陸・海・空の装備品を結集させ、自衛隊の広報を行ったものであり、当日は真夏の青空の下、約7000名の方が会場を訪れた。陸の装備品は、姫路駐屯地から指揮通信車、短SAM及びオートバイ、海は、護衛艦「はるゆき」、空は、第4高射群所属のペトリオットPAC—3と3自衛隊が集結し、会場を沸かせることとなった。また、当日は、各種報道機関も取材に訪れ、朝日、神戸新聞、地元テレビ局のサンテレビ、ラジオ局のKiss—FMで報道され、自衛隊を広く周知することができた。
 当地本では、15日に109名の募集対象者等を招待し、海軍カレーをメインとした昼食会をはじめ、護衛艦内で海自を主体としたブリーフィングを行った。参加した学生からは「艦内の生活はどのようなものですか?」「地震や津波がきたらどのように対処するのですか?」等、積極的に質問をする姿が見受けられた。16日の海の日イベント当日は、猛暑にもかかわらず約7000名の来場者が訪れ、広報支援に来た海上自衛隊呉地方総監部の移動広報班と協力し、子供を対象としたミニ制服の試着や募集対象者を獲得するためのアンケートを積極的に行った。また、航空自衛隊のペトリオットPAC—3の展示では、「このペトリオットはミサイル対処で沖縄に行ったのですか?」「陸の迷彩服とは色・形が違うが?」等、様々な質問が飛び交うとともに、発射機が動いている様子を興味深く見学していた。
 兵庫地本は、「イベント会場では、多くの来場者に陸海空自の統合による広報作戦を見せることができた。ここ兵庫の地では、航空自衛隊の基地がなく、特に、航空自衛隊の実物・実態を見せることは難しいが、陸・海・空自衛隊の将来を担う若者と彼らを育て教育するご両親を対象として、創意工夫を凝らし積極的な広報活動をしていきたい」としている。

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「きりしま」「さざなみ」2艦同時広報
装甲車、ペトリオットミサイル展示も
函館

 函館地本(本部長・小林磨1海佐)は、8月4、5の両日、函館港町埠頭で海上自衛隊護衛艦「きりしま」、「さざなみ」の艦艇広報を実施した。会場となった函館港町埠頭では、装甲車・ペトリオットミサイルの展示、募集広報パンフレットの配布、ミニ制服試着撮影会、道南自衛隊父兄会によるグッズ販売を行い、夏休み期間中ということもあり多くの来場者で大盛況だった。
 4日の一般公開は、受付開始前から行列が出来る程の人気で、乗艦者は「2艦同時に見る機会はなかなかないので、とても見応えがありました」と、艦内の見学を満喫していた様子であった。また、募集対象者に対し特別公開と体験喫食を実施し、「泳げないけれど、海上自衛隊の仕事にも興味が湧きました。海軍カレー、とても美味しかったです!」と舌鼓を打っていた。
 5日の体験航海は、午前・午後の2回両艦同時に実施した。自衛官志望の学生が1日艦長に任命され、「貴重な体験で、楽しかったです」と顔をほころばせていた。また、体験航海の入港時刻に合わせて、海上自衛隊大湊音楽隊のミニコンサートを実施し、艦を降りた多くの人に、演歌やアニメソングなど多彩なジャンルの演奏が耳を楽しませた。ミニ制服試着で広報ブースを訪れた父兄からは、「将来、高等工科学生を受けさせようと思っている」、「航空学生を受験させたい」といった声も聞かれた。

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「ひゅうが」初入港
静岡

 静岡地本(本部長・武本茂1陸佐)は、8月4、5日の2日間、静岡市清水区で行われた「清水みなと祭り」で海上自衛隊の支援を受け広報活動を行った。
 同祭では、海上自衛隊第1護衛隊護衛艦「ひゅうが」による一般公開、第11護衛隊護衛艦「やまゆき」による体験航海が行われた。「やまゆき」では、地元出身学生の佐野綾女さんと藤井史佳さんが1日艦長に任命され華を添えた。また、初入港となった「ひゅうが」を一目見ようと、親子連れや県内外から訪れた大勢の来場者で終始賑わいを見せていた。地域の祭りを活用した広報活動は、自衛隊を知ってもらう絶好の機会となった。静岡地本は「今後もこのような広報活動を幅広く展開し、より多くの方々に自衛隊への関心と理解の拡充を図る方針である」としている。

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学生が格闘で汗を流す
神奈川

 神奈川地本(本部長・杉山義和一海佐)厚木募集事務所(所長・小谷温子2海尉)は7月30日、久里浜駐屯地で駐屯地広報の協力のもとKTC中央高等学院厚木キャンパスの生徒及び教員に対し「総合的な学習の時間」を支援した。
 猛暑の中、体育館で上級格闘指導官・佐々木曹長による格闘訓練の体験が行われ、護身術の体験では、後ろから首を絞められた場合の対処法や、体を上から押えられた場合の対処法などについて生徒から多くの質問が飛び交っていた。生徒からは「いつか役に立つ時が来るかもしれないのでとても勉強になりました」という感想があった。
 その後、昭和12年建設の隊舎で広報用DVDを鑑賞した。格闘訓練体験で疲れているにもかかわらず真剣に静聴していた。「全国に駐屯地はいくつあるのですか?」などの質問に広報室長吉田3佐がわかりやすく答えていた。広報係川口1曹から「自衛隊のイメージは?」と尋ねられると学生は「強くてかっこいい」と答えたが「みんなとそれほど変わりませんよ」と謙遜を込め広報係が語ると学生たちは皆少し嬉しそうにし、親近感を持った様子だった。
 厚木募集案内所は、「今後も積極的に総合的な学習の時間を支援し、募集及び防衛基盤の育成に努めるとともに、支援を通じて生徒に夢と感動を与えることができるよう任務達成に邁進していく」としている。

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防大生が帰郷広報
成長した姿を披露
鳥取

 8月6日、この春に鳥取地本倉吉地域事務所(所長 徳永浩2陸尉)から防衛大学校に入校した竺長亮学生が帰郷広報として、母校である鳥取県立倉吉東高校(牧尚志校長)を訪問した。
 所長と担当広報官とともに制服姿で母校を訪れた竺長学生は、校長・教頭、進路指導担当教諭に学校での日常生活や講義の内容等について報告した。また、校長から細かな質問を受け、答えていたが、「時間に追われる毎日だが、だからこそ1分1秒の重みを知ることができている」とも話し、有意義な学生生活をアピールしていた。校長は、「成長した姿を見せに来てくれて本当に嬉しい。これからも頑張ってほしい」と目を細め、竺長学生を激励した。
 その後、在学時の担任教諭とも会い、「立派になった」と声をかけられた竺長学生は照れくさそうな様子だったが、在校生からは制服姿に注目が集まり、大きな広報成果が得られた。


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