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自衛隊ニュース   2012年9月1日号
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自衛隊に興味津々な女性層と交流
予定時間オーバー、同性同士で親睦を深める
信太山

 信太山駐屯地(司令・古庄信二1陸佐)は8月3日、同駐屯地近傍に在住する女性を対象とした交流会を実施した。当日は部隊見学、防衛講話、女性自衛官との意見交換、体験喫食を行った。7月上旬から自治体広報誌などで応募を募り16歳から年配まで幅広い世代の16名が集まった。希望して来ていた人ばかりのためか色々なものに興味を持ち、質問攻めにあう女性隊員の表情は戸惑いつつ嬉しそうにも見えた。体験喫食ではどの方もその量に驚いていたが、「美味しくて食べ過ぎてしまいました」との声も。
 交流会のメインである意見交流会には4名の女性自衛官が駆けつけてくれた。質問の内容は主に、「職場での女性の仕事に制限はあるのか」、「災害派遣には女性も参加しているのか」などで、参加者は男性的な自衛隊をイメージしていたため女性の職域の広さに興味を持っていた。中には自分の娘が自衛隊を希望している母親もおり、自衛隊の中での女性のための体制が整っているかなどの質問もあった。交流会に参加した女性自衛官は、「一般の方々の考えが聞けて、とても有意義な時間でした」と、こちらも楽しんだ様子だった。終わりの時間が近づいてもなかなか話が終わらず、予定時間を過ぎてしまったが、帰り際に「楽しかった。ぜひまたこの様な会を開いて欲しい」と嬉しい言葉をもらい、交流会は終了した。


激戦制し日本一に
創始80周年記念日本拳法部都道府県大会
32普連

 第32普通科連隊(連隊長・芝伸彦1陸佐=大宮)は7月16日、墨田区総合体育館で行われた、創始80周年記念第11回日本拳法部都道府県大会に埼玉県Aチームとして参加した。
 大会は、北は北海道から南は広島までの代表22チームが参加し1個チーム5人による団体戦で行われた。予選リーグでは対するチームをすべて5—0と圧倒し決勝リーグへと駒を進めた。強豪チームが集結する決勝リーグでは準々決勝は千葉A(第1空挺団)を3—2で退けると続く準決勝では先鋒の佐藤敦3陸曹、次鋒今村健陸士長が勝利をおさめライバル東京A(第1普通科連隊)を2—1で制した。東京B(学連OB選抜)との決勝戦では先鋒から副将まで2—2の五分とし、大将戦での勝負と思われたが勝敗がつかず代表戦へと持ち越された。代表戦では予選から5戦全勝している今村健士長が参戦し、まず今村士長が先制すると相手選手も負けじと一本取り返し、手に汗握る大接戦となったが、チームの応援を背に、残り40秒で見事な投げからの面膝で2本目を取り、優勝の栄冠を勝ち取った。
 今大会6連勝(全勝)し、最優秀選手に選ばれた今村士長は、「新監督の下、チーム一丸となって攻撃的な試合をすることができました」と語った。


防衛省初、佐藤智美事務官が佐藤栄作賞を受賞
災害救助犬の観点から見た国連の支援が論文のテーマ

 第28回「佐藤栄作賞」(主催=佐藤栄作記念国連大学協賛財団)論文の受賞者に佐藤智美事務官が選ばれた。
 佐藤栄作賞は、故・佐藤栄作元総理大臣が1974年に受賞したノーベル平和賞賞金を基に設立された「佐藤栄作記念国連大学協賛財団」事業の一環として行われている国際コンテスト。同賞は1980年に創設され1990年以降、毎年開催されている。今回のテーマは「巨大な自然災害が発生し、甚大な災害が起こる懸念が続いている。災害を未然に防ぎ、速やかに復旧復興することが必要である。国連が果たす役割はあるか。何が出来るか」というもの。
 佐藤事務官は国内外の応募論文(48編)の中から防衛省初の受賞者(佳作)に選ばれた。受賞論文「大規模災害において国際連合は真に必要な支援を提供できるのか?—阪神・淡路大震災と東日本大震災を事例とした国際搜索救助チームと災害搜索犬の有効性に関する観点から—」は今後、佐藤栄作財団のHP(http://unu.edu/esmf/Ronbun-J.html)に掲載される予定。
第28回「佐藤栄作賞」▽最優秀賞=国際基督教大ロータリーインターナショナルワールドピースフェロー、マーク・フラニガン氏▽佳作=防衛省防衛事務官、佐藤智美氏、慶応大生、沢田寛人氏。


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