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自衛隊ニュース   2012年9月1日号
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警察予備隊、保安隊以来半世紀超の歴史に思い馳せる
陸上自衛隊
創隊62周年記念行事

 8月10日、防衛省で陸上自衛隊創設62周年の記念行事が行われた。終戦から5年後の昭和25年8月10日、陸自の前身である警察予備隊が江東区の越中島駐屯地で発足している。
 記念行事には、陸幕長・君塚栄治陸将、陸幕副長・番匠幸一郎陸将をはじめ幹部約60人が出席。スライドを用い、当時の世界情勢を解説しながら警察予備隊、保安隊を経て陸自が設立された歴史的経緯を改めて振り返るなどして、62回目の8月10日に想いを馳せた。
 出席者は、先人の築いてきた半世紀以上の歴史の上に現在の陸自の組織が存在することを再認識し、未来へとその系譜を受け継ぐ決意を新たにした。


40年振りの市中パレード
盛大に美幌駐屯地創立61周年記念行事

 美幌駐屯地(司令・池田重則1陸佐)は7月13、14の両日、創立60周年+1周年記念行事を美幌町内及駐屯地で実施した。13日には美幌町内で40年振りの市中パレード、14日は駐屯地で観閲式典などを盛大に行った。
 市中パレードは町道1号の約500mで軽装甲機動車、203ミリ自走榴弾砲など127両のほか第5飛行隊(帯広)のヘリ2機と隊友会美幌支部の会員20名が参加し堂々の行進を披露。沿道は町民約3500人で埋め尽くされ、迫力ある車両行進に大きな歓声と拍手が沸き上がった。また、第5音楽隊(帯広)のミニコンサート、パネル展示、駐屯地曹友会や美幌自衛隊女性協力会(大谷啓子会長)によるちびっ子コーナーも催された。
 翌14日の記念式典には美幌地方自衛隊協力会長(土谷耕治美幌町長)、衆参国会議員、多くの来賓が出席するとともにこの日も約3500人の町民が来隊した。池田司令は式辞で「郷土部隊として存続しつつ全隊員一丸となって今日の多様な役割に即応して任務に真摯に完遂するとともに明日の厳しい任務に備えることができる強靭な隊員と精強な部隊の創造に積極的に取り組み、地域の皆様により一層信頼され地域とより深い協力関係で結ばれた駐屯地を目指す」と述べた。


来館者30万人達成!!
市ヶ谷記念館
感激、自衛隊志望の16歳

 8月23日、市ヶ谷記念館が来館者30万人を達成した。市ヶ谷記念館は、かつて市ヶ谷地区に所在した庁舎や極東国際軍事裁判の法廷となった大講堂などを移設・復元したもので、平成12年から始まった市ヶ谷地区の見学イベント「市ヶ谷台ツアー」(毎週月〜金開催)において多くの参加者に親しまれてきた。
 記念の来館30万人目は、当日の市ヶ谷台ツアー午後の部にお父さんとともに広島県から上京し参加した16歳の高校生。祖父はかつて航空自衛隊員で、幼い頃から自衛隊に親しみを持っていたという。現在高校2年生で志望は海上自衛隊。神風政務官から花束、記念品を贈呈され、感激の面持ちで記念セレモニーに参加していた。


間近で拝見し緊張
皇太子殿下来大津に伴うと列
大津

 大津駐屯地(司令・古河克樹1陸佐)は7月24日、第48回献血運動推進全国大会に伴い滋賀県大津市を訪問されていた皇太子殿下を奉迎・送迎するため、中部方面混成副団長・押川省三1陸佐をと列部隊長として、駐屯地所在隊員約50名でと列を行った。当日は気温も上昇し大変暑い中であったが、間近で拝見する殿下のお姿に皆緊張した面持ちでと列を行った。


雪月花

 若い最近のお母さんやお父さんが自分の赤ちゃんに付ける名前にはびっくりするものが並んでいる。年配者には読めない判じ物もあるようだ「愛猫」「天使」「輝宙」キテイ、ミカエル、ピカチュウと読むのだそうだ、キラキラネームと言うらしい。親が子供に名前をつけるときには夢と希望を託しさらにわが子の健康長寿を祈ったはずだ。これらすべてが奇をてらってるとは言えないが子どもが大きくなったときのことも考えているのだろうか?ちょっと気になる、ぬいぐるみやペットの名前とは違うのだから。10年後20年後には違和感がなくなっているかもしれないが当面の入学式や入社式でまともに呼んでもらえるかも心配になる、低学年でのいじめの原因にもならないか。名前はたしかにその時その時代を象徴している。「征雄」さんとか「勝子」さんと聞けば戦意高揚の時代に生まれたことが想像できる。筆者の名前も「尚武」だが日本が軍事的に行け行けの時の誕生で年代も簡単に割り出される。小学校の時、受け持ちの先生に平和時の今では馴染まないと言われたこともあった。落語にご存知「寿限無」がある。生まれた子どもが元気で長命になるようにと付けた長〜い名前が引き起こす珍名・珍事が面白いのだ。名乗るだけで3分はかかるのでここに書かないが、これも子どもを思う親の心なのである。


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