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自衛隊ニュース   2012年4月1日号
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東日本大震災
米軍ボランティアに君塚陸幕長から感謝状

 東日本大震災で米軍は、ピーク時で2万人、艦船20隻、航空機140機を投入した「トモダチ作戦」を展開し、救援・捜索や瓦礫除去、物資輸送などの活動を支援した。撤収後も在日米軍の隊員とその家族などは、被災者に対して寄付活動や義援金、援助物資の送付などのボランティア活動を多数行い、このたび、これらの活動に対して君塚栄治陸幕長から感謝状が贈られた。
 3月6、7の両日、君塚陸幕長と在日米陸軍司令官のマイケル・ハリソン少将が東北方面隊を共同で部隊訪問。この際、渡邊隆東北方総監と高橋勝夫東北方幕僚長が陪席する中、ハリソン少将に対し感謝状が贈られた。また、震災から1年目の3月11日には、防衛省で江口直也監理部長、森山尚直防衛部長が陪席する中、在日米海兵隊司令官のケネス・グラック中将に感謝状が手渡された。
 感謝状には大きく「感謝を込めて」と書かれ、在日米陸軍と海兵隊の隊員やその家族、コミュニティが行った温かいボランティア活動に対する謝意が示されている。


原子力災害対処の元自衛官に感謝状
高知地本

 東日本大震災に伴う福島第1原発事故で、原子力災害対処に貢献したとして3月12日、元自衛官で医師の田村泰治さん(42)に陸上幕僚長からの感謝状が贈られた。
 田村さんは昨年3月に退官予定だったが、震災の発生に伴いこれを延期して災害派遣活動に従事した。原発被爆対処における陸上幕僚監部の専門幕僚として、放射線災害に対する助言・指導等を献身的に行い、対処計画の作成と実施に大きく貢献した。また、現地で中央即応集団が開始した放射線災害対応についても計画立案と現場指導に当たり、「自衛隊医官として国民の負託に十分に応える責務を完遂した」として、このたびの受賞となった。
 贈呈式は現在勤めている高知大学医学部附属病院で行われ、高知地本部長の杉本嘉章1陸佐が賞状と副賞を手渡した。また、贈呈式の前には原発事故に対する活動報告を行い、経験談や教訓を聴講者に伝えた。


雪月花

 人は一生の3分の一の時間を物さがしに費やしているそうだ、筆者は見事にこれにあてはまる。出勤の時から物探しは始まる。さっき使ったのに眼鏡が見つからない、携帯、定期入れは毎朝探す、靴下が片方ないこともある。何十年も一緒の家人はあきれてとりあってくれない。会社に行けば昨日整理していたはずの書類がない。電話番号をメモしたものがない。仕事に入るまでに体力と神経の消耗は進んでいる。こんな時すばらしいニュースが入ってきた。日立製作所が物探しロボットを公開したのである。このロボットが部屋にあるはずのいろいろな品物を探し出すのだ。部屋の天上に設置したカメラが品物を感知し、無線でロボットに置き場所を伝える、ロボットがそこまで案内してくれる。残念ながら書類の中に埋もれたメモまでは見つけてはくれない、これが出来れば百点満点なのだが。忘れない秘訣はどんなことでも行動を意識することとよく言われる、ついつい無意識に物を置いてしまうので記憶が残らないのだ。そして整理整頓らしい、整理の達人という本がベストセラーになり片づけ屋さんなる職業も現れて結構繁盛しているようだ、みなさん悩みは同じらしいのでちょっと安心している。住宅を見つけるのも車を見つけるのも仕事を見つけるのも、そして良き伴侶を見つけるのも物探しと考えれば人生の100パーセントが物探しともいえよう。


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