防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2012年3月15日号
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「トモダチ作戦」に感謝
米海兵隊員100名招き返礼会
湯布院

 陸自湯布院駐屯地(司令・田原義信1陸佐)は2月26日、協力団体の強い要望で、在沖縄米海兵隊の隊員の東日本大震災時の活動に対する「トモダチ作戦返礼会」を行った。
 日出生台演習場で1月末から第9回の米海兵隊移転射撃を行っている隊員を対象として、海兵隊約100名、協力団体約100名、自衛官約50名が参加。第1訓練場で203ミリ榴弾砲とMLRSでアーチを作り海兵隊の隊員を出迎えた後、西部方面特科隊音楽部の演奏に合わせて会場へ案内した。
 岩男裕二郎後援会長は挨拶で「トモダチ作戦を展開し、私たちの同胞を助けていただいたことに感謝の気持ちを表したくこの交流会を開催しました」と話し、第12海兵連隊第3大隊長・ミアガニー中佐は「私たち両国は、いかなる危機にも対応できるようこれからも密接に活動していくでしょう」と話した。
 さらに西部方面総監・宮下寿広陸将から「トモダチ作戦に参加してくれた米海兵隊のすべての隊員に敬意と感謝を表すとともに、諸君らが今後とも変わらない日米同盟関係を現場において担っていることを誇りに思う」とのメッセージが届いた。
 海兵隊の隊員はアトラクションとして催された樽割り、餅つき、神楽に参加し、日本の文化に触れるとともに地元住民と親睦を深めた。
 最後に米海兵隊のスマイス最先任上級曹長が「このような伝統的な行事で温かい歓迎、おもてなしをしていただき本当にありがとうございます」とお礼を述べ、盛会のうちに終了した。


東ティモールから五輪代表2名来校
体育学校で研修

 ロンドン五輪マラソン東ティモール代表2名が2月28日、自衛隊体育学校(学校長・畑中誠陸将補=朝霞)を訪れた。
 体校ならではの組織化されたシステムによる選手養成を研修することが目的で、同国ラモス・ホルタ大統領自ら陣頭指揮に立つ「スポーツによる国際交流」として実現した。
 荒地、酷暑といった東ティモールの厳しい環境でも持続して行えるトレーニング方法のアドバイスを主眼に、体校は受け入れを準備。当日はスポーツ科学科・阿部昌弘3陸佐がランニングフォームなどを分析、同・瀧澤華奈2陸曹は競技者に適した食事について指導した。また競歩コーチの佐久間日出貴1陸曹はトレーニング前後のケア要領、陸上班監督の平田和光2陸尉はトレーニングメニューなどについて指導にあたった。
 平田2尉は来校したアウグスト・ラモス選手とフベンティナ・ナポリオン選手について「上半身のフォームを修正し、適切なトレーニングを積めれば5ヶ月後のロンドン五輪で好成績を期待できる」と話した。


寄せ書き
だいぶ腹立つ宝物
第6施設群(豊川) 陸曹長 吉里亮徳

 私は妻と子供2人の4名で生活している。
 結婚して15年、上の娘は10歳、下の息子は4歳になる。家族には本当に感謝している。
 妻は家事、育児など頑張っているし、娘と息子は歳が6つ離れているせいもあり、姉が弟を可愛がり「面倒見の良いお姉ちゃん」である。息子は今年、幼稚園入園前だが、お母さんにべったりだけど、おしゃべりな男の子である。子供2人は最近のテレビコマーシャルの言葉通り「だいぶ腹立つ宝物」である。
 こんな家族だが私の心の支えである。他の多くの家族を持つ方々と同様、疲れて帰宅しても妻と子供の笑い声が聞こえてきたら疲れも吹き飛ぶし、守っていこうと思う。
 そんな家族のために今年こそは旅行に行こうと思う。思えば子供が生まれてから自分と妻の実家以外の外泊はしていない。旅行という形で感謝の気持ちを表すために今年こそは実現したい。何にせよ妻よ、子よ、これからもよろしく。


NAHAマラソン
都城駐屯地業務隊 2陸曹 竹下早穂里

 昨年12月、NAHAマラソンに夫婦で参加しました。当日午前9時半の気温は20度、青空が広がりマラソンを走るには暑いくらいで、さらに参加者2万4000人の熱気で満ちあふれていました。
 NAHAマラソンの魅力は、景色はもちろんのこと、沿道の応援が途切れることがなく、沖縄の方の温かい心が伝わってきて本当に感動します。言葉では伝えきれないので、皆さんもぜひ参加してみてください。きっと気分も高まり完走できるはずです。私もその魅力にはまってしまい、参加は今回で9回目となりました。
 沖縄の皆さんの応援のおかげで2人とも完走することができました。夢はホノルルマラソン参加です。走れる限り走り続けたいと思います。


今年度で退官の父
中村江里(中村和裕即応予備2陸曹長女)
(旭川地本投稿)

 私の父は制度発足当初から即応予備自衛官として訓練に出頭しておりましたが、今年度で退官となります。年間30日の招集訓練に父は仕事の合間をぬって、なるべく土日・祝日を利用して出頭してきました。自身の仕事と招集訓練出頭の両立は、休みなしに10日間連続で働き続けないといけないこともありますので、容易なものではなかったと思います。
 「年齢も50歳を過ぎ、また普段の仕事が営業職のため車での移動ばかりということもあり、肉体的に辛い訓練もあるが、運動不足解消になり体力を維持できる」と言っています。
 訓練招集命令書を開封するときが一番緊張するようです。いつも訓練が近くなると、前日や時には前々日から支度をしています。
 招集訓練にやりがいを感じているのは勿論のこと「日本に貢献をする」という同じ志を持った仲間達と、訓練や仕事について会話をして、多角的な視点から物事を捉えられるようになることが楽しみなのではないかと思っています。
 私は自衛隊のヘリコプターに搭乗させていただく機会があり、その際、自衛官の皆様の訓練風景をDVDで拝見しましたが、想像を絶するものでした。高い志とやりがいを持たなければ、続けることができないのではないかと思いました。
 父は即応予備自衛官としての自衛隊生活で「仲間と協力して物事をやり遂げる重要性」「時間厳守」など、たくさんのことが培われたと常日頃言っています。今度は予備自衛官に志願し更に国防のために頑張ると言っているので、引き続き応援していきたいと思います。


母校の運動会参加
国分駐屯地業務隊 2陸曹 中村克盛

 昨年、50歳の節目を記念して母校の小学校の運動会に参加しました。出身地の阿久根市では、この行事は昭和28年から始まり現在まで継承されて地域の風物詩となっています。これは全国的に類例を見ない珍しい行事です。
 50歳記念のリレー競技に、同級生63人が一緒に参加。小学校の運動場は当時、広いと思っていましたが今回、こんなに狭い…と感じながら走りました。1人1周または2周しましたが、むかしを思い出し「50歳なんだ」と改めて感じる日となりました。
 応援も地域の方言で盛り上がり、この行事を地元の人は毎年楽しみにしていることを実感し、また伝統ある運動会を受け継いで大事に育てていくことが大切と痛感しました。


オリンピックへカウントダウン
ロンドン五輪期待の星
五輪アジア予選ボクシング代表
体育学校勢が5階級中4階級に出場
〈シリーズ26〉

 オリンピック代表をかけた戦いは中盤にさしかかっている。まず1月28〜29日に大阪府関西大学ボクシング道場で行われたアジア選手権兼オリンピック予選(4月4〜13日)代表選手選考会で、自衛隊体育学校から出場した須佐勝明3陸尉(フライ級)、清水聡3陸尉(バンタム級)、川内将嗣3陸尉(ライトウエルター級)の3人が代表に選考され、来年度入校予定の成松大介選手(ライト級、東京農大)を加えると、アジア予選に日本が参加する5階級のうち4階級を体校勢で狙いに行くことになる。これは快挙であると同時に、成績によっては体育学校の選手強化が疑われる。ある意味で体育学校にとっては試練と言えるかもしれない。
 2月4日に開催された柔道グランドスラム・パリ大会で女子70kg級に出場した國原頼子3陸尉は3位銅メダルを獲得したものの、準決勝でオリンピック出場を巡りライバルと目される田知本遥選手(東海大学)にやぶれ、その田知本が決勝でデコス(仏)を下し優勝、國原の優位が崩れた。巻き返しを図るべく2月19日にグランプリ・デュッセルドルフ大会に出場。現在日本人3番手とみられている上野巴恵選手(三井住友海上)と2回戦で対戦、実力差を見せて撃破したが、準決勝で軍人のオリンピックと呼ばれる2010年ミリタリーゲーム優勝者のポルテラ(ブラジル)と対戦し、裏なげを食らって一本負け。またしても3位銅メダルに終わる。厳しい状況になったとはいえ、2年連続世界選手権銅メダル獲得の実績を含め、北京以降の女子70kg級を牽引してきたのは間違いなく國原であり、最終選考の場となる5月の体重別選抜選手権に万全を期してもらいたい。
 また、兵庫県六甲アイランドで行われた第95回日本陸上競技選手権大会男子・女子20km競歩に、山崎勇喜2陸曹が出場し1時間23分37秒、7位の成績に終わったが、山崎が抱いていた歩形の不安は取り除かれた。
 山崎は昨年10月の日本選手権50km競歩高畠大会で、オリンピック派遣標準記録を達成したが、2回の歩形違反(ベント・ニー、膝の曲がり)の警告を受け、不安を持っていた。今回20kmのスピードレースでありながらベント・ニーの警告は受けず、ロス・オブ・コンタクト(脚の非接地)の注意を受けただけで、高畠で持った不安をぬぐい去ることができた。山崎はアテネ、北京と2度のオリンピックに出場し2010年以降、怪我で競技を離れていたが、今回の20kmのレースで、高速レースにも十分対応できることをアピールした。4月15日に石川県で行われる日本選手権50km競歩では、自信を持ってオリンピック出場権獲得に向け挑むことになる。(体校渉外広報室・佐野伸寿3陸佐)


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