地震を前提に
　陸自松山駐屯地(司令・興梠隆博1陸佐)は2月27日、小野演習場付近の林野火災を想定した近傍災害派遣での消火訓練を松山市南消防署、東温市消防署と共同で行った。
　自衛隊と消防署間の情報共有と連携要領について演練することを目的に、地元の市消防団小野分団を加えた4機関約110人(うち陸自隊員47名、車両9両)が参加した。
　「震度5強の地震があり林野火災が発生、家屋倒壊などで要救助者がいる」との想定で、陸自オートバイと市消防団赤バイ隊の情報収集、火災現場での放水訓練、延焼防止訓練などを行った。
　倒壊した家屋からの救助活動訓練では、陸自と消防が共同で救助者を担架搬送、陸自ヘリで空中搬送を行った。また陸自隊員がチェンソーを使用した伐採作業による延焼防止を担任するなど、お互いの消火活動の連携を確認し合った。
　「地域防災に貢献する陸上自衛隊員の姿」として地元報道機関などがこの訓練を広く報道した。

　第32普通科連隊(連隊長・芝伸彦1陸佐=大宮)は2月16、17の両日、駐屯地で埼玉県警察と共同実動訓練を行った。事案発生現場での自衛隊と警察との連携要領について練成することが目的で、平成19、22年に続いて3回目となる。
　今回は、まず基礎訓練として緊急輸送、リペリング、検問などを実施。続いて総合訓練として「関東地区に潜入した武装工作員が警察検問を強行突破する事案が発生。内閣総理大臣が陸上自衛隊に治安出動を下令した」との想定で、検問から工作員鎮圧までをブラインド方式で演練した。
　訓練では緊迫した空気の中、自衛隊と警察、相互に派遣した連絡員が不審者情報や互いの態勢を把握し、共同調整所からの指示に基づき逐次生起する状況に対処。最後は検問を突破して庁舎3階に立てこもった武装工作員を、屋上に降下したヘリボン部隊が急襲、制圧して終了した。
　32普連は「今回の訓練は、過去に実施した展示的な訓練から一歩踏み込んだ。その結果、共同対処に関する今後取り組むべき課題を具体的に把握することができた。何より警察との信頼関係が一段階レベルアップしたことを実感した」としている。

　第44普通科連隊(連隊長・森脇良尚1陸佐=福島)は1月28、29の両日、福島市の山間部で市の山岳遭難対策協議会が主催する冬山合同救助訓練に第1中隊長・熊坂久1陸尉以下26名が参加した。県警察、市山岳救助隊とともに捜索から救助、搬送までの一連の連携動作を演練し、技術の向上を図った。ロープワークや万能運搬具を使用した搬送要領などを山岳救助隊から学んだ後、実際の冬山で「登山者1人が崖下に転落した」との想定で訓練を実施。山間部をスキー機動で捜索、遭難者を固定したロープとソリを使って救助・搬送要領を演練した。また30台のスノーモービルで機動部隊を編成し捜索訓練を行った。
　44普連は「今回は悪天候のため、第6飛行隊のヘリと県警ヘリによるホイスト訓練は行わなかったが、参加した隊員は、いざという時のために関係機関との連携の重要性を再認識した」としている。

　Hi! How are you doing?　皆さん、いかがお過ごしでしょうか。もう春もそこまで来ていますね。新年度へ向けての準備に忙しいことと思います。私も職場で卒業式や新年度への移行で忙しく過ごしています。希望とやる気に燃え、ウキウキする季節ですね。3月の初旬に、予備自衛官招集訓練で5日間、久里浜駐屯地で厳しい訓練を受けてきました。迷彩服、迷彩帽、半長靴を着用すると現役時代の感覚がよみがえってきました。充実した訓練で、新たに国防意識が高揚しました。基幹要員の皆さんありがとうございました。

　さて、今回の表現は"Flowers are springing up all over the garden"「庭中に花が咲いている」です。springは、名詞で「春とかバネ(ベッドなどのスプリング)」で良く使われますが、今回はbe springing upで「植物が芽を出す、急成長する」という意味になります。まさに土の中からぱっと咲き出たような語感があります。all overは、「いたるところに、そこらじゅうに」です。庭に咲いている花を見たらこのフレーズを言ってみてください。春のひと時を思い切り堪能したいですね。桜の開花も楽しみですね。

　年度末に向けて加速度的に多忙になると思います。仕事も私生活も思い切り楽しみたいですね。新年度へ向けての心の準備もしっかりとしながら、充実した生活をお楽しみください。
　ストレスが少ない陽気で明るい生活を楽しみましょう。それでは、皆さん。See ya!