防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2012年2月15日号
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モーターショーに出展
ブース大盛況
大阪地本
イベントで積極的に広報
7万6000人が来場、自衛官とふれあう

 大阪地本(本部長・中野成典陸将補)は第36普通科連隊の支援を得て、1月20日から23日の間、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開催された「第7回大阪モーターショー」に前回(平成21年)に続き出展した。会場内「はたらくクルマゾーン」の大阪地本ブースは、会期中7万6000人という多くの来場者で賑わい、自衛官とのふれあいの場として熱気に包まれた。

 展示場所には、軽装甲機動車と高機動車を配置するとともに、その背景を大阪地本が今年度作成した赤・青・緑の3色の募集ポスターで華やかに埋め尽くし、OD色の車両とカラフルなポスターとのコントラストが、来場者の目を釘付けにした。
 高機動車に乗車した来場者からは「自衛隊の車に乗ったのは初めて」「とても興奮する」など喜びの声が多数聞かれたほか、戦闘服姿の36普連の隊員にも多くの来場者が集まった。展示車両や自衛隊の仕事に関する話に花が咲き、自衛官の魅力を十二分にアピールしていた。また、ポスターについても「素敵なデザイン」「いい意味で自衛隊らしくない」など好評で、その場でQRコードから大阪地本のHPにアクセスする人もおり、大盛況のうちに4日間の展示を終えた。
 大阪地本では、「府民の自衛隊に対する注目度の高さを自覚し、今後も大阪府下での各種イベントに積極的に参加し、府民に自衛官及び自衛隊の活動を広報していく」としている。


桜島噴火想定訓練に参加
鹿児島地本

 鹿児島地本(本部長・福永賢太郎1海佐)は1月12日、鹿児島県・鹿児島市が主催する桜島火山爆発総合防災訓練に参加した。この訓練は、大正大噴火(1914年)があった1月12日に、毎年桜島の大噴火を想定した防災訓練が実施されており、今回で42回目。
 桜島の大爆発と地震及び津波を想定して、住民避難誘導訓練をメインに、海上からの船舶による住民救助、画像伝送訓練及び各種訓練展示等が行われた。住民・県警・消防などを合わせて145機関約4500人が参加。自衛隊からは、陸自第12普通科連隊及び第8飛行隊、海自第1航空群及び空自第5航空団が参加した。
 桜島在住の住民は訓練開始とともに、ヘルメットをかぶって避難壕に集合、避難時に人の助けが必要な方もおり、住民と消防団が真剣に訓練に取り組んでいる姿が印象的だった。また、今年度の訓練には昨年の東日本大震災の教訓を踏まえ、津波避難訓練も実施され、住民は想定上揺れが収まったという前提ではあったが、緊張の面持ちで高台等に避難していた。
 自衛隊は、F—4戦闘機及び救難ヘリによる被害状況調査、軽装甲機動車による孤立住民の捜索・輸送及び炊飯支援訓練を実施した。
 鹿児島地本では、「今後も積極的に自治体等が主催する防災訓練等に参加するとともに、鹿児島県(危機管理局)及び関係部隊との連携強化を更に図っていく」としている。


吉田本部長が講話
小学生に活動紹介
新潟地本

 新潟地本(本部長・吉田賢一郎1陸佐)は12月13日、新潟市立鳥屋野小学校(甲斐年史校長)で本部長による初めての講話を実施した。
 鳥屋野小学校は少子化時代と言われる中、全校生徒810人が在籍する県内でも有数のマンモス校。当日は、体育館に甲斐校長を始め、教頭、教諭のほか、4、5、6年生合計420人が集まり、「日本人は優しく逞しかった」と小学生にも分かりやすく、東日本大震災での自衛隊の活動について講話した。
 初冬を迎え冷え込みが増す体育館で、生徒は、真剣な眼差しで本部長の講話に耳を傾けた。 講話後の質問応答では生徒から活発な質問が相次いだ。「どうして自衛隊に入ったのですか?」など、"想定外"の質問もあり、吉田本部長は照れながらも分かりやすく答えていた。最後に、児童代表からお礼の挨拶を受け、お返しに全生徒に自衛隊オリジナルシールをプレゼントして会場を後にした。
 新潟地本では、「防衛基盤の育成(底辺の拡大)に資するため今回初めて小学校で講話を実施した。今後も自衛隊を身近に感じて貰うため小学校での講話を増やし、将来職業選択の切っ掛けにしてもらうようにしていきたい」と話している。


20分間のフライト楽しむ
ヘリ体験搭乗
50人が空の散歩へ

 高知地本(本部長・杉本嘉章1陸佐)はこのほど、空自土佐清水分屯基地で空自春日ヘリコプター空輸隊の支援を受け、CH—47Jによる体験搭乗を実施した。今回は、県西部地区に在住する募集対象者及び募集・援護の協力者等を中心に50名が搭乗した。
 当日は朝から太陽が顔をのぞかせる爽やかなフライト日和となった。参加者は受付及び安全教育を済ませると、早速エンジンを始動するまでの間、CH—47Jの近くまで行って機体を見たり、機体をバックに記念写真を撮ったりして搭乗への期待を膨らませた。
 機内へ案内されていよいよフライトが始まると、高く舞い上がったヘリはジョン万次郎で有名な土佐清水上空を中心に回る足摺岬コース、四万十川コース及び宿毛コースの3コースを飛ぶサービスぶり。搭乗者達は、初めて上空から見降ろす自分たちが住む町並に感動して盛んにシャッターを切るなど、約20分間という短いフライトだったが、一時の空の旅を満喫していた。
 フライトを終えた参加者は、降りてきてからも興奮が冷めきらないのか、離陸するヘリの写真を撮ったり帰路につくヘリをずっと眺めたりと搭乗の余韻を楽しみながら基地を後にした。


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