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自衛隊ニュース   2012年1月1日号
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部隊指揮官とTV会談
海賊対処
一川大臣、神風政務官がねぎらう

 一川保夫防衛大臣と神風英男政務官は12月15日、アフリカ東部のソマリア沖・アデン湾で活動している派遣海賊対処行動部隊指揮官とのテレビ会談を防衛省で行った。会談には中江公人事務次官、統陸海空の各幕僚長らが同席し、スクリーンに映された第10次水上部隊指揮官の水間貴勝1海佐、第8次航空部隊の飯塚一三1海佐の2名から現地状況などの報告を受けた。
 冒頭で一川大臣は、「日本から遠く離れた地で、大変厳しい環境の中、頑張っているその姿というのは防衛大臣にとっても大変心強く、誇りに思っている」とねぎらいの言葉をかけ、続いて活動状況について尋ねた。水上部隊を指揮する水間1佐は、「9次隊から任務を引き継ぎ、1ヶ月以上が経過したが、乗員もみな元気で順調に経過している。これまでの派遣部隊で培った護衛任務のノウハウを活かすとともに、2隻の護衛艦と搭載ヘリコプターの能力を最大限に発揮し、護衛任務に当たっている」と報告。P—3C哨戒機で警戒監視活動を行う航空部隊指揮官の飯塚1佐は、6月に運営を開始した活動拠点について「これまでは仕事の場と生活の場が遠く離れており、移動に大変な時間と労力をかけていた。活動拠点を開所したことにより効率的な部隊運用が本当に可能になった」と述べた。
 神風政務官からも現地での活動や今後の意気込みについて質問があった後、最後に一川大臣から「どうか体調にも十分気をつけて、任務を立派に完遂させていただきたい」と期待の言葉がかけられ会談を終えた。海賊対処活動は2009年から開始され、水上部隊の護衛回数は309回(合計護衛船舶数約2200隻)、航空部隊の任務飛行は590回に上っている。(12月15日現在)


東松島から「ありがとう」
小学生が部隊見学
大和駐屯地

 第6戦車大隊長(大隊長・諏訪国重1陸佐=大和)は11月22日、宮城県東松島市大曲小学校の3学年生徒と教諭含む66名の部隊見学を実施した。今回の部隊見学には、東日本大震災の災害派遣で小学校の校舎や体育館を復旧した第6戦車大隊にお礼の寄せ書きを届けたいという子供たちの希望もあり、実現した。
 はじめに駐屯地会議室で広報班による駐屯地と戦車部隊の概要説明があり、続いて第6戦車大隊第2中隊による軽装甲機動車や96式装輪装甲車などの装備品展示、人気の戦車体験搭乗が行われた。この日はとても寒く朝から雪雲だったが、体験搭乗の時間には温かい陽気となり、小春日和の中、はじめに子供達から「ありがとうございました」の大きな声とともに「ありがとう」と書かれた大きな寄せ書きが隊員に贈られた。
 この後一番のお楽しみの戦車の体験搭乗で戦車を目の当たりにした子供達は派遣の時には見たことも無い笑顔で目を輝かせ、戦車の大きな姿やエンジン音に驚きを隠せない様子であった。


震災対応の自衛隊に全国から
感謝のメッセージ贈呈
被災地の女の子から手づくりメダルも
 「自衛隊への感謝のメッセージ」贈呈式(フジサンケイグループ主催)が12月12日、グランドヒル市ヶ谷で行われ、東日本大震災で災害派遣活動を行ってきた自衛隊に対し、全国から集まった感謝のメッセージが防衛省に贈られた。
 一川大臣、渡辺周副大臣、折木良一統幕長、君塚栄治陸幕長、杉本正彦海幕長、岩崎茂空幕長らが出席。宮城県気仙沼市の小学3年生・佐藤亜紀さんが代表して「自衛隊の皆さん、ありがとう」と感謝し一川大臣以下、副大臣、各幕僚長の首に手づくりのメダルをかけた。
 ちなみに集まったメッセージは8〜86歳までの一般の人から130通以上にのぼったという。

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